2009年06月04日
Diggが広告に投票できるようDigg Adsでマネタイズを模索
巨大ソーシャルニュースサイトのDiggが、新しい広告プログラムの開始を宣言した。
Diggのトップページやカテゴリページには、ユーザがdigg(投票)した今一番熱いニュース記事が並んでいるが、この中に広告だとははっきりわかるものの、他のニュースと同じようなフォーマットで、広告主の広告も出すということだ。
上のサンプルだと、上から4つめがEAのゲームの広告になっている。
通常のニュースと同じように、digg(投票)したりbury(逆投票)したりコメントしたりできて、投票が多ければ広告主の支払額も安くなるシステムだという。つまり、面白いと思わせる広告を作ろうというインセンティブが働くわけだ。
これから先、数ヶ月の試験期間を設けてユーザからのフィードバックを集めるということらしい。
ユーザが見続けている内容の中に広告を自然に、しかし広告とわかるように挟もう、という考え方は、今の民放テレビを思わせる。広告だとはっきりわかるようになっている限り、ありかなと個人的には思うが、熱心なdiggユーザ達がどう思うかは別だろう。今のところ賛否両論というところ。
Googleアドワーズの場合は、ユーザに検索で探しているものがあり、それに関係した広告を出すのだから、広告であっても自然な検索結果より役に立つものも出てくることも多々あるだろうと思う。しかし、カテゴリーや前後のニュースとマッチさせるにしても、ユーザがどれぐらいこのDigg Ads広告からジャンプして物を買ったりするかは疑問だ。
しかし、Diggより大きくて影響のあるソーシャルサイトもそうそう無いので、これぐらいユーザがいるところでうまくいかないとしたらより小さいところではもっと難しいだろう。ソーシャルサイト、CGMサイトのマネタイズ手法として通用するのか注目したい。