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ネットの事件

写真共有サービスPhotobucket、ホットリンクでの画像掲載に突然年$399 課金を開始

Flickr や 500 Pixel などと並び、英語圏での写真共有サービスの大手の一つであるフォトバケット(Photobucket)が、そのサービスを非常にわかりにくい形で突然改変、ユーザー達によれば改悪、し、騒ぎにな […]

Flickr500 Pixel などと並び、英語圏での写真共有サービスの大手の一つであるフォトバケット(Photobucket)が、そのサービスを非常にわかりにくい形で突然改変、ユーザー達によれば改悪、し、騒ぎになっているようです。

変更内容はというと、Photobucket のサイト以外からアップロード済の画像ファイルを参照して表示させる、いわゆる「ホットリンク画像」での表示が、別料金を払わないと行えなくなる、というもの。

AmazonやeBay、Etsy などの販売ページの商品画像に Photobucket を使っていた出品者がかなりいるため、それらサイトでの商品画像ページがこんなことになっています。

商品画像のところに出ているのはこれ。

「アカウントを第三者ホスティング対応に更新してください。」 リンク先では、Plus 500プラン、なるプランへ変更すると、画像が他サイトでも表示され、広告も隠される、と案内されています。

このPlus 500プランの料金が年$399(4万3890円) ということ。容量2Gの無料プランの解除が年$99(1万890円) なので、Plus 500 というのはトータルで約$500(5万5000円) というところから来ているのでしょうか。

6月26日に公式ブログで、6月20日から利用規約を更新したという数行のメッセージが出ていたようですが、これが今回のサービス仕様変更に関するものだったのだとか。わかりませんよねこれ。

切手収集愛好家のフォーラムで先月末にこの問題について声が上がったのが最初の一つのようです。そこから各ニュースサイトに取り上げられ、自分の商品ページがひどいことになってると気づいた Photobucket ユーザーがさらに不満の声をあげる、という状況。

登録ユーザー数1億人、掲載画像数150億枚、というサービス規模は、Flickr ほどではないにしても、日本から利用しているユーザーもいるでしょう。ホットリンクで画像を外部サイトに掲載しているところは、まだこのトラブルに気づいていない場合もあるかなと思います。

ネット上での写真の共有は、Facebook や Instagram など後発のソーシャルサービスに大きく喰われていると思われます。その中で既存の容量アップ年$99(1万890円)、ではやっていけなくなったのかもしれません。しかし、隠すようにサービス内容を変更し、代わりに表示された画像で支払いを迫る、というこの動きを「身代金目的の脅迫だ」と感じたユーザーも多く、目先は大量の商品画像を差し替えることもできず$399(4万3890円) 支払う業者がたくさんいたとしても、長期的には他サイトへの流出は避けられないように思います。

via PitaPixel

「写真共有サービスPhotobucket、ホットリンクでの画像掲載に突然年$399 課金を開始」への5件の返信

「AmazonやeBay、Etsy などの販売ページの商品画像に Photobucket を使っていた出品者がかなりいる」というのを知らなかった。日本でもそういう用途で使っている業者とかあるんだろうか。 / “写真共有サービスP…” https://t.co/7OltrxmKN8

写真共有サービスPHOTOBUCKET、ホットリンクでの画像掲載に突然年$399 課金を開始 https://t.co/7OkY6yThOY サービスを普及させてから一気にコスト回収ってのは、やり方次第では忌み嫌われるんだよね。これも残念な事例。

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