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Yahoo! が Upcoming を買収

Flickr に続いて、イベントカレンダーの Upcoming が Yahoo! に買収された。

Upcoming は、セミナーや勉強会などのイベントの情報を共有できるサービス。

類似サービスとしては、 Eventful (旧 evdb) などがある。

Flickr もそうだが、Yahoo! は、コンテンツが自然に集まる、コンテンツを大量に持っているサービスを買い集めているという気がする。一旦集めたコンテンツはさらにサイトの便利さを増し、集まった人がさらにサービスを役立つものとする、というスパイラルが起こっているサービスだし、Yahoo! の力で、サーバ側のスケーラビリティやより一般のユーザへのリーチを伸ばしてあげている感じで、効果が高いのではと思う。

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Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(3)

一晩経ったが(といっても向こうはまだ同じ日か) Ning ベータ開発者にはなれてない。ベータ開発者の権利は、First come, first served (早い者勝ち)で割り振られているようだが、負荷を見ながら少しずつ発行している模様。

昨日に続いて Ning FAQ を読んでみるとしよう。

ソーシャルアプリとは何ですか?

コードとコンテンツからなる、人々が出会い、共同し、交流できるようにするためのウェブアプリケーションです。ソーシャルアプリは、一覧、レビュー、レーティング、推薦、掲示板、写真共有、ソーシャルブックマーク、ウィッシュリスト、イベント、出会い/マッチング、地図、などの機能を取り込むことができます。

ソーシャルアプリは単純にも複雑にも作れます。あなたと友人の間でだけ使うものもできるし、あるユニークな観点から世界中をつなぐようなものも作れます。楽しませるアプリも、単純なユーティリティも。単体で動くようにも、Web Service を使って Amazon, eBay, Yahoo, Google などから情報を流し込むことも。

Ning では、ソーシャルアプリはあなたが作ることも、私達(スタッフ)が作ることもあります。それらは無料の Playground で動き、簡単なことはより簡単に、複雑なことも可能にします。

Ning という場を表すのに多用されている “Playground” という言葉がコンセプトキーのようだ。”sphere of unrestricted pleasurable activity” (制限されない愉快な活動のための領域)になることを Ning は目指しているとのこと。

いろいろなサービスが持っている部品を、部品単位で切り出して、組み合わせてウェブアプリが作れるようになっているとしたら、細かな部品の動きまでは開発できないような人でも、アイデア次第、組み合わせ次第でまったく新しいものを作り出せる可能性がありそうだ。

いままで見たところでは、「はてな」のようなネットサービスの会社がユーザーにフレームワークを開放し、その上で動くアプリをコピーしたり開発したりできるようにしたサービス、という感じかな。

で、それをアルファ公開とか無しにいきなり完成に近い状態まで作って公開したところがすごいが、これは Marc Andreessen ら出資者の財力と、「これがいける」という信念によるものなのかな。

Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(4) ビジネスモデルは?
に続く

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Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(2)

(1) の続き

では、新ソーシャルアプリを作るにはどうしたらいいか、というと、Beta Developer にならなければいけないらしい。この Beta Developer には、申し込み時にチェックをつけるか、Edit Account のページから申請できる。ただいま申請はペンディング中ということで、残念ながらどうやって独自のソーシャルアプリを作るのかはまだわからなかった。

そこで、現在見えているアプリを見ていこう。アカウントが無くても参照はできるようだ。

anytown listings(個人広告)
bay area hiking trails(ベイエリアハイキング情報)
beaglester(ペット情報共有)
blinddogster(盲導犬情報共有 – beaglester のクローンらしい)
bookmarks(ソーシャルブックマーク)
bookshelf(ブックレビュー)
boston city walks(ボストン市散歩コースレビュー)
bubrub(Yubnub のようなコマンドラインサービス)
bulldogster(ブルドッグ情報共有)
choose your beer(ビール対決サービス)
code snippets(コード片置き場)
confess!(告白サイト)
dating(出会いサイト)
developer discussion(Ning 開発者掲示板)
discussion board(別の掲示板)
geotagger(オンライン地図生成)
how much do i rock?(人物写真評価サービス)
niki(Wiki)
ning app ideas(Ning アプリアイデア集 FAQ)
ning developer documentation(Ning 開発者ドキュメント。 Wiki?)
ning developer faq(Ning 開発者 FAQ)
ning external developer resource(Ning 開発者ドキュメント-外部)
ning faq(Ning FAQ)
ning jobs(Ning の求人ページ)
ning pets(Ning ペット情報共有)
ning press(新聞 – Wiki?)
palo alto restaurants(パロアルトのレストランレビュー)
photo sharing(写真共有)
quotes(今日の格言サイト)
rate my teachers(教師格付けサービス)
restaurant reviews(レストランレビュー)
restaurant reviews tutorial(レストランレビューのチュートリアル)
restaurant reviews with maps(地図連動レストランレビュー)
roshambo(じゃんけんゲーム)
rvu(メタレビューサイト)
storyteller(お話共同作成サイト)
superhero dating(スーパーヒーロー専用出会いサイト)
this or that(どっちがマシ? ゲーム)
wishlist(ウィッシュリスト)

うーむ。要するに、今 Web2.0 アプリといわれているサービスが持っているパーツを一通り用意して(って、それだけでもたいへんだろうとは思うが)、それらをユーザが組み合わせられるようなウェブベースの管理アプリを用意した、Web2.0 作成サービス、ってことでいいのかな?

まだ開発者画面を見られてないので断言はできないが、スクリーンショットからは、PHP でガリガリコードを書けるホスティングサービスの側面も伺える。(Python と Ruby でも書けるようにする予定、だそうだ)

これは、EUC な Web2.0 の決定版、と言えるものになれるサービスなのかも。よくわからんが(と逃げておこう)

Netscape の作者による新 Web2.0 サービス Ning(3) に続く