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映画「ブラック・フライデー」予告編 – 感謝祭ショッピングの狂乱

アメリカでは今日が感謝祭で、明日の金曜日はブラック・フライデー(Black Friday)と呼ばれる、一大ショッピング・セールの日ですね。

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日本にいると特に何もないですが、アメリカ人は今日明日からクリスマス向けの買い物を始めるそうです。日本からアメリカ向けに英語で物を売ってるオンライン通販の中の人たちなんかは、一年で一番の書き入れ時なんでしょうね。

金曜は早朝から多くのお見せが大安売りを行い、それを目当てにたくさんのアメリカ人が開店前から並ぶということで、その殺伐とした買い物の状況を映画の予告編風にしたてあげた人がいました。

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ショピングセンターはたいへんな混乱に見舞われるんですねー(信じないように)

お得を求めて日の出前から並ぶ人がいるのは本当のようですが…

ブラックフライデーのチラシを集めて公開する BFAds.netというサイトもあり、既に、何らかの理由でセールの前に漏れた特売情報なども多数集まってきて公開されています。

インターネット向けの「サイバー・マンデー」

近年は、ブラックフライデーの3日後の月曜日をサイバー・マンデー(Cyber Monday)と呼び、こちらはネットショッピングの売り上げがドーンと上がる日になりつつあるということ。

via Cheezburger

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自転車泥棒に盗ませるGPSつき「餌バイク」が配備中 – サンフランシスコ

「おとり捜査」とか「司法取引」とか、アメリカの犯罪捜査って文化の違いを感じますね。アメリカでは自転車泥棒へのおとり捜査が各地で始まっているそうです。

ニューヨークタイムズによると、サンフランシスコ市では、急増する自転車人口にあわせて、自転車泥棒を捕まえるためのオトリ捜査を展開しているのだとか。

自転車泥棒を防ぐサンフランシスコ警察署の公式ツイッターアカウント@SFPDBikeTheft では、盗まれた自転車の写真を掲示しての情報提供呼びかけをしてる市民のツイートをリツイートしたり、

より確実なロックの掛け方や道具紹介などの啓蒙活動などもしていますが、

同時に、監視カメラに映った自転車泥棒の写真とかを公開したりもしていて、

これも日本じゃやらないだろうなあと。

「この自転車、オトリ自転車かもよ?」というステッカーも配っているようです。オトリ捜査をやっていることを潜在的な犯人に知らせるのも、盗難件数を減らすためのよい方法でしょうね。

https://twitter.com/JOJOinthe310/status/464485343580790784

担当の警察官がニューヨークタイムズに取材されている動画はこちら。オトリ自転車を持ち去ろうとした犯人をその場で取り押さえる様子が映っています。(1:25頃)

これらのオトリ自転車などの費用には、市から$75000(825万円) の予算が与えられているそうです。サンフランシスコ市が最初に始めたわけではなく、アメリカの複数の市や大学でこういった捜査が実施されているのだとか。2008年から取り組んでいるウィスコンシン大学では、オトリ捜査とソーシャルメディアの組み合わせで、自転車窃盗の被害報告が40%減少したという数字もあります。

いずれの場合にしても、GPSとソーシャルメディアという二つの技術が、安くなってり誰でも使えたりするようになったことが、このオトリ捜査を生み出したのは間違いないようです。

どこの国でも自転車泥棒はダメですが、アメリカで気軽にそのへんの自転車を盗んで乗り回すと、即見つかって逮捕されたりするかもしれないですね。日本でオトリ捜査はやらないと思いますが、安く・小さくなったGPSをモノにつけることで、これまで思いもしなかったことができる、というのは他にもいろいろ出てきそうです。

via San Francisco is baiting thieves with GPS-ready bikes | The Verge

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海外webサービス企業のエンジニア男女比を可視化したチャート

ソフトウェア技術者に女性が少ないのは海外でも同じようです。エンジニアの人数やその男女の内訳が公開されているIT企業のデータを集めて、グラフにしてみせているのがこちらのページ

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グーグルやフェイスブックといった大企業はデータが無いのか載っておらず、今のところ一番大きいところでモジラ財団(女性43人:男性457人)が載っています。

あと大きなところでは、最近日本進出したYelp(17:189)、最近スター女性エンジニアが性差別を告発して退職したGitHub(10:150)、日本でも人気のDropbox(9:134)やFoursquare(6:79)など著名企業のエンジニア男女比がわかります。

全体の平均は18%ということなので、アメリカのITスタートアップのエンジニア部門では5,6人に一人は女性ということのようですね。

もちろん、平均から大きく離れた企業も見つかります。小さなスタートアップでは、女性エンジニアの方が多かったり、女性エンジニアしかいない企業(Kabinet, Spitfire Athlete, Tog+Porter)というのもありますね。どれも全社で2人、とか1人という規模ですが。

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逆に、それなりに大きな規模なのにエンジニアが男性ばかりという企業もあります。37signals(0:20)、StackExchange(0:20)、前出のGitHubやDropBoxも男性比率が高いところです。Etsy(19:130)なんかはユーザーにものづくりの得意な女性が多いと思うのですが、エンジニア部門は特に女性が多いわけでも無いんですね。

女性が少ないから差別、と簡単に言えるわけでもないでしょうが、無意識のうちに女性を落としたり、女性エンジニアを検討から外した結果比率が悪いところもあるのかもしれません。

元データはtriketoraさんがGitHubで収集・更新しているものを使っているようです。Wiki的なデータの集め方というか。上でアメリカのIT企業、と書きましたが、pull requestを出せば日本の会社の情報でも載せられると思います。

via Hacker News