「アメリカ」カテゴリーアーカイブ

画期的な広告アイデア in アメリカ

via Advertising Lab

アメリカ中西部の各州で税金の啓蒙活動税務サービス企業の宣伝に採用された広告手法というのが紹介されていた。

これまで使われていたスローガン入りチョコレートバー(そんなもの配ってたのか)に比べて、ずっと有用で、しかもより長い間人々が広告を手元に残してくれる、すばらしい手法だ。

その手法とはなんと、「携帯サイズのテッシュペーパーに広告を入れて配る」
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[追記] コメントで指摘をうけたように、説明文の勘違いがあったので修正しました。

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え、なんだって?

これは日本人にとっては別の意味で驚きの話。Wikipediaには、「日本の東京でよく見られるゲリラマーケティングの一手法」というエントリもある。

この話が面白いのは、誰かにとって日常的なことでも、遠くの他人にとってはすごい驚きかもしれないというところだろう。

どこか遠い異国にも、まだ日本に上陸していないすごいアイデアがあるのかもしれない。だから、テレビでも雑誌でもネットでも、自分の身の回りとは違う情報を知るといううことが楽しいし、場合によっては役にも立つということなんだな、と思った。

ニューヨーク各所の交通カメラ

ニューヨーク交通局による、ニューヨーク市各所の交通監視カメラの画像が提供されている、高度旅行情報システム(Advanced Traveler Information System)

ニューヨーク観光の中心であろうマンハッタン島はこちら。下のリストか、右の地図をクリックして出るメニューからカメラを選ぶと、場所によってストリーミングか静止画の切り替えで、今カメラに映っている光景が見られる。

manhattan-cam.png

上のイメージは、Broadway @ 46 Streetのカメラの表示の様子を切り取ったもの。

これを見て、半年前のアップルストアでの監視カメラを使ったプロポーズを思い出した(これもニューヨークだ)。そのときの動画もまだ見ることができる(全体の半分を過ぎたあたり)。

ニューヨークに友達が居たら、カメラに映るところに立ってもらう、とかもできるかもしれないね。

禁書週間とGoogle Books

今週はアメリカの「禁書週間」らしい。それで、Google Books「禁書にしろと訴えのあった偉大な小説を読もう」というキャンペーンをやっている。

キャンペーンページでは、20世紀のトップ100に選ばれているが、過去にいろんな国で禁書になったり、禁書にしろと訴えられたりした小説が紹介されている。もちろんGoogle Booksへのリンクがあってオンラインでも読める。

「人が読むのも不快」っていうのが禁書にしたい人たちの理由なんだろうけど。なんだか「禁書」と言われるとかえって興味がわいたりするのもあるわけで、図書館の棚からなんとか隠させることに成功しても、オンラインで無くなったりはしないよなあ。

いずれGoogle自身がGoogleに都合の悪い本を隠しにかかる危険も、Google八分や中国での例を見てれば無いとは言えないけど。

友あり遠方より来たる

サンフランシスコの友人が、母親と従妹をつれて来日、ということで東京案内してきた。

本人の下調べから明治神宮、表参道、竹下通りと、あと近くでいいとこないかと言われたので都庁の展望室に連れて行った。時差ボケがひどいのと、電車+徒歩の移動がきつかったようで、早々とダウンとなりホテルに戻っていった。

外国人に日本を案内すると、こっちが当然と思っているところ(切符の自動販売機が一万円札に対してもお釣りをくれることとか)で驚くので飽きないなあ。自分もイギリスやアメリカに移ったときは同じようにわからないことばかりだったのだけれど。

言葉を知ることと習慣を知ることはまったく一緒ではなくて、自販機や自動改札の使い方だとか、レストランでの会計のしかたとか、エレベータやエスカレータのルールとか、そういったことを知ってると、言葉があまりうまくなくても異国でそこそこやっていける。まあ言葉をうまく喋れるなら、わからない時に聞いて行動することですぐに覚えられることではあるけども。現地会話集より旅行ガイドがまず重宝するのもそういうことだよね。

あとは、コンビニで買ったプラスチックボトル入りの緑茶が甘くないことに文句を垂れていたのがおかしかったか。アメリカに行くと水以外は全部甘いものな。

アナログをデジタルにつなげる – 手紙から電子メールへの変換サービス

Remote Control Mail は、紙の手紙をメールで受け取ることができるという有料サービスだ。サービスは限定的にはじまったばかり。

手紙

指定の住所に届いた自分宛の手紙について、まず封筒表側をスキャンしてネット経由で閲覧可能にしてくれる。その表書きを見た利用者は、それぞれの封筒について、さらに以下の処理をさせることができる。

  • 自宅や会社へ転送
  • 開いて、中身をスキャンして PDF 化、メールで転送(ただし、これは2006年開始予定)
  • シュレッダーにかけて捨てる

コストは、$2.5(220円)/月の基本料金と、上記の「させること」の内容や件数に応じた従量課金の組み合わせだ。

紙の手紙を主に使う人と、eメールを主に使う人の橋渡し的なサービスになる可能性があるのではないかと思う。

技術者として、新しい技術、新しいサービスばかり見てしまうことがあるが、実際のサービスの対象ユーザを考えた場合、今あるサービスからの段階的な移行をどうするかについて考えることも重要で、またそういうところにこそビジネスの芽があるのかもしれない、と感じた。日本でもほしいサービス(もし既にあったら教えてほしい)。

アルファブロガーを英語でなんと言うか?

「なんというかも何も、それ英語じゃないか」、と言われそうだが、alpha blogger という言い方はそれほど普及してないみたい(Google 調べ)。

日本語のアルファブロガーに相当する言葉は、A-List bloggerというらしい。こっちのほうが検索では 100 倍ほど多く出てくる。Wikipedia に載ってるから、というのは根拠にしちゃいかんのかもしれないが。

日本で、影響力の大きなブロガー、のことをアルファブロガーと言うようになった経緯は、検索結果からすると

ニューズウィークの記事Ad Innovator日本のアルファブロガーを探せ2004

という流れのようだ。ただし、このニューズウィークの記事中でも、”Alpha Bloggers” という表記と、”A-Listers”という表記の両方が使われている。「アルファブロガー、彼らが自分達を指して言うところの、A-Listers」、なんて部分もあるので、自称するときも “A-Listers” が使われることが多いのかもしれない。

いや、だからどう、というわけじゃないんだけど、英語で英語圏の人と話すとき、alpha bloggers で通じるんだろうか、それとも A-Listers / A-List bloggers のほうがまだ通じるんだろうか、という素朴な疑問。職場に今話題のアルファブロガー本が落ちてたのでちょっと読ませてもらいつつ思ったわけ。

A-Listers Bloggers をあらためて日本語に訳すとしたら、「A級ブロガー」? 「Aランクブロガー」とか。

# 「Aランクブロガー」の主題歌はぜひ子門真人に、って判らんよねそんなネタ

証拠を見せる – スパム対策のこんな方法

SPAM STOCK TRACKER という、面白い試みをしているサイトを紹介する。

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スパムメールのなかに、特定の企業の株を購入することを薦めるスパム、たとえば、「今、○○株式会社の株が買いどき!」みたいなスパムメールがあると思う。受け取ったことがある人も多いだろう。

この joshua cyr さん、ほんとうにスパマーが言うとおりに株価は上がるのだろうか、ということをサイトで追跡することにした。これがこの SPAM STOCK TRACKER だ。

ここで彼が追跡した結果によれば、スパムで「この株が上がります」と言ってきた銘柄のほとんどが、実際には下がっているということがわかる。

右上に表示される合計を見れば、もしスパムの言うとおりに買ってたら資産は半減していたとわかる。

下の個別銘柄の表を見れば、ほとんどの株がスパムを受け取ったときよりも値下がりしてることがわかる。

普通なら、「必ず上がる株を知ってる人が、それを赤の他人に教える理由がない」と思うので、こんなスパムいくら送ってきても無駄だろうと思うのだが、世の中にはスパムで宣伝された製品を買う人もいるそうなので、スパムで「株が上がるよ」と言われて信じちゃう人もいないとは言い切れない。

万一あなたの近くにそんな騙されやすい人がいたら、こういうサイトを見せるのが一番伝わりやすいだろう。

日本語の場合だと、Yahoo! ファイナンスの掲示板や 2ちゃんなるなどが、こういった株式関係のスパム的な書き込みが蔓延しているところだろうか(株にあまり詳しくないので、他にもっと大きな掲示板があるかもしれないが)。こういったところに対しても同じ実験をしてみると、面白いだろう。おそらく Joshua さんの実験と同じような結果になると思う。

株価の場合、もともと数値化されているものだから、ネットや Blogsphere での評判との比較を取ることはたやすい。株価以外でも、評判(reputation)システムにおける、「やらせ」的な推薦などを別の数値や調査結果などとつきあわせることで、インチキを暴くような仕組みを考えられるかもしれない。

そうやって、スパムで薦められた株/商品/サービスなどが、普通の株/商品/サービスなどよりも悪いということが定量化されていくと、スパムも減っていかないかなあ、などと期待するのだった。

オープンソース電話セールス撃退システム

The Telecrapper 2000 (広告ポップアップが出るのでそちらは押さずに閉じるのがいいだろう)([更新 2019 リンク切れのためリンクを外しました。元のURLは http://www.pagerealm.com/tc2k/ ]) は、電話セールス業界に反撃を喰らわすべく開発されたオープンソースシステム。< アメリカにいたとき、家の固定電話には一日5件はダイレクトセールスの電話がかかってきていた。僕の場合、固定電話は DSL 用でしかなかったのですべて留守電にまかせっぱなしだったのだが、それでもかなり迷惑だった。いちおう、Do-not-call-list という「うちはセールス電話一切お断り」という政府の仕組みがあって、そこに登録したらセールス電話はかかってこないことになっているはずなんだが、あまり効果はなかった。

この TC2K は、セールス電話に対して適当な合いの手を打ち続けるシステム。その動作は以下のようになっている。

  1. 発信者番号(Caller ID)を取れるようにして、このシステムを電話につなげておく
  2. 電話セールスをかけてくる番号リストを設定
  3. リストにある番号からかかってきたら、ワンコールでこのシステムが電話を受け取る
  4. 音声が途切れるまで(相手が話し終わるまで)待って、何か適当な返事を返す
  5. あとはひたすら、相手の話した後にあらかじめ用意しておいた応答を再生し続ける

このサイトでは、実際にこのシステムを使って電話セールスと「遊ぶ」様子がいくつか音声ファイルとして公開されている。一つはフラッシュにもなっていて、これがかなり笑える。

電話セールス撃退の実例フラッシュ (988Kbytes。 音が出ます) ([更新 2019 リンク切れ。元URLは http://www.custom3dgraphics.com/flash/hiphurts.html])

電話セールスレディと TC2K の会話はこんな感じ。

TC2K: もしもし?
セールス: こんにちは。○○さんはいらっしゃいますか
TC2K: すいません? 誰ですって?
セールス: ○○さんとお話したいんです。
TC2K: なるほど。やっとわかりました。まずはメモを取らせてください。
あなたは非常に礼儀正しい物腰で電話をされる方だ、と。
セールス: ありがとうございます。
TC2K: もし電話をかけてくる人がみんなあなたのようであれば、
電話を取るのはたいへん楽しくなるだろう。
セールス: どういたしまして。そうあるように努力いたします。
TC2K: ああ、すいません話の腰を折ってしまい。どうぞ続けてください。
セールス: ○○さんとお話がしたいのです。
TC2K: 尻が痛い
セールス: は? なんですって? あなたは○○さんなのですか?
TC2K: もうしわけない。じつはここ数日というもの物覚えが悪くなっていて、
こんなことを認めるのもお恥ずかしいのだが。
どうしてあなたに電話をしているのかすら思い出せないんだ。。。
セールス: いえ、電話したのは私のほうで。。。
TC2K: ちょっとしたヒントをもらえるかな? もしかしたら「20の質問」がいいかもしれない。
では最初の質問、、、、

このあと、延々と相手にどうでもいいような質問を続けていく。最後には好きな色を聞く質問で相手を引きずり回す。最後までおかしく聞けることと思う。

こうやって、毎回毎回のセールス電話にコストをかけさせることができれば、電話セールスも少しは収まる。。。。かなぁ?

なお、このシステム、公開されているライブラリやツールに、Perl のスクリプトと自作音声カプラでできているようだ。モデムを使ってソフトウェアだけで動かすバージョンも検討中ということらしい。

[追記] Asteriskでこの「営業電話たらいまわし」をするスクリプトがいくつも公開されているのを見つけた。これとかこれ

アメリカの技術者が読む無料雑誌

3年半、アメリカの子会社で働いていたわけだが、会社のポストには毎日のように雑誌が送られてきていた。

カンファレンスで名刺を渡したり、オンラインニュースレター(日本でいうメールマガジン)の購読をしたりすると、そのうちに「無料の雑誌を購読しませんか?」という案内がメールでやって来る。ウェブサイトでちょっとしたアンケートに答えると、毎日山のように無料雑誌が郵送されてくることになる。

帰国直前まで僕に届いていたのは eWeek, InformationWeek, InfoWorld, SD Times, Optimize, Software Development, Dr. Dobb’s Journal, Java Developers’ Journal, C/C++ Users Journal, Java Pro, VAR Business など。月刊のものも週刊のものもある。書店では有料で売られているものも。

その他に、Dell, HP などが PC やプロジェクター、液晶 TV などのカタログを、Office Depo などが文房具のカタログを、毎週のように送ってきていた。

開発ツール製品やミドルウェアの販売元からすれば、これらの雑誌に紹介されたり、広告を出したりするのは非常に大きな影響を与えるだろう。

ほとんどの雑誌は、北米以外の住所にはこの無料誌を送ってくれない(送料負担すれば送ってくれるのも多いが)。ただ、最近は PDF などのオンライン版が入手できるのも多いため、アメリカの技術者達と同じ読み物を読んでみたい人は、それらのサイトからオンライン版の購読申し込みをするのもいいのでは。