カテゴリー
データ可視化

世界のメガシティの膨張を見せるサイト The Age of Megacities

The Age of Megacitiesは、世界の巨大都市圏のうち10箇所の今昔を地図上で見せてくれるというサイトです。

10メガシティのトップは人口3780万人の東京。1929年, 1954年, 1972年そして現在の、都市圏のサイズを切り替えて表示することができます。

greater-tokyo-1929

1929年に上のような範囲だった「都市」が、現在はオレンジに

greater-tokyo-now

他に出ているのは、上海、メキシコシティ、サンパウロ、ラゴス、ロサンゼルス、パリ、ロンドン、ヨハネスブルグ、シカゴ。

過去の人口データは、Atlas of Urban Expansion: Geographic Information System (GIS) Data for Cities のものを使っているそうです。日本からは東京、福岡、明石の三つの都市のデータがここには揃っているようです。

via Megacities – Evolution of 10 of the largest cities in the world between 1900 and 2014 | Ufunk.net

カテゴリー
データ可視化

Pianogram – 鍵盤のどの音階がどれぐらい弾かれるかを可視化

Pianogram は、ある曲がピアノ上で弾かれる際に、どの鍵がどれぐらい使われるかというのを可視化するサービスです。

pianogram-la-campanella

上はリストのラ・カンパネラを処理したもの。

「エリーゼのために」や、可視化の結果がわかりやすいショパンの「黒鍵のエチュード」や「チョップスティックス」など10曲を選んで、解析結果が表示できるようになっています。

また、MIDI形式のファイルをアップロードすれば同じように解析してくれます。拡張子.MID のピアノ曲のファイルを上げてみたところ、それらしい結果が出力されました。

via Flowing Data

カテゴリー
データ可視化

あなたがチェスの駒だったとして、生き残るには何になればいいか?

質問サイト Quora での、「平均的なチェスの対局での、個々のコマの生き残る確率は?」(What are the chances of survival of individual chess pieces in average games?)という質問に対するOlivere Brennanさんの素晴らしい回答。

chess-survival-rate

マスターレベル(レーティング2200以上)の棋譜220万局を集計して作られたのが上の図。チェスの初期配置図のコマのある場所に、そのコマが最後まで生き残る確率が書かれています。

480px-AAA_SVG_Chessboard_and_chess_pieces_03.svg

キングは半分ぐらいの生存率かと思ったら、詰んだ時点で終わりで100%生存という風に見るのですね。

一兵士として死ぬ確率が高いのは、中央あたりのポーンや、ナイトやビショップということです。女王も半分の確率で居なくなってしまいます。

王様の次に生き残りやすいのは、キング側の端の、h列のポーンが70%を超える高い生存率です(なお、今回の確率は、プロモーションした場合も生存、として集計しているそうです)。

王様だと必ず生き残るので、王様になれるなら王様になるのも一つの手ですが、戦後に敗戦の責任を負って生きるのもたいへんでしょう。一兵士(ポーン)になって戦場から離れた端っこの方にいるのも、生き残るための一つの方策と言えるかもしれません。

# あくまでチェスの話ですよ

220万局を集計したC#のコードはGithubで公開されています

将棋だったら誰も死なずに投降して裏切るだけですし、取られた時点で最初にどこにあった駒かわからなくなってしまうので同じような統計は取れなさそうですね。