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StatusBase – gitで記録するウェブサイト状態モニターツール

StatusBase (status-base/statusbase-nuxt) は、ウェブサイトの運用状況を記録して表示するためのツールです。

StatusBase GitHubリポジトリ

AWSとかTwitter APIとか、サービスの提供状態を時系列でまとめて出しているページが、サービス本体とは別のところに(=本体が落ちても巻き込まれないように)公開されていますよね。ああいうページをセルフホストで作るためのものです。

Vue + Nuxt.js で作られ、オープンソースで公開されている StatusBase は、モニターした対象サイトの up/down を git のコミットで記録していきます。GitHub Actions で定期実行させ、Nuxt で紹介されている多種のホスティングサービスに結果を送るように設定すれば、それだけで一定時間おきに指定したサイトの状態をコミットして、直近の履歴を表示してくれました。

適当なwebサイトの死活状況をStatusBase on Vercelで作ってみたもの

サイトのダウンに関してレポートを載せたい場合は、これも markdown のドキュメントを置くだけ。

サイトがダウンした時はeメールで通知もしてくれるのですが、これも GitHub issues を使って実現しています。

作者の @zernonia さんによれば、監視部分のスクリプトの GitHub Actions による定期実行は時刻の正確性に欠けるということです。個人のホビーサイトではそれほど気にならないとは思いますし、無料枠でここまで簡単に動かせてしまうのが申し訳ないぐらいですね。

via twitter

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3D Order Book – 仮想通貨の売買状況をブラウザで高速表示

3D Order Bookは、Bitcoin などの仮想通貨のリアルタイムでの取引状況をグラフにして見るwebサイトです。ただし、そのグラフは立体で表現されています。

上のスクリーンショットだと、左手の緑が買気配、右手の赤が売り気配の株数。売買が成立した時は谷底に黄色い球が見えますね。

スターウォーズの有名シーンのような X-Wing モードでは、時系列が逆で過去から現在へ向かって移動するように描画がされます。

Bitcoin 市場の動きを3D化した中を FPSのように動き回る

また、FPSモードで3Dグラフの中を自由に動き回ることもできます。なかなか思い通りに動けませんが。

ソースコードはGitHubで公開されているので、仮想通貨でなくても他の株式市場のデータなどを突っ込むことができるでしょう。

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Map of Reddit – レディット掲示板の勢力を可視化したインタラクティブ地図

英語圏中心の巨大無料掲示板サービス Reddit の分野ごと(subreddit)を、ジャンルやカテゴリの類似、人気などを表すように一枚の地図にまとめたのが Map of Reddit です。

都市と国か、あるいは星と星系か。

拡大して都市(星?)をクリックすると、そのサブ掲示板の説明や新着書き込みが左側に表示されます。

近しい他のサブ掲示板との関係性なども辿れるため、気づいていなかった有用な掲示板の発見につながるかもしれません。

左上には検索ボックスもあり、英単語から関連するサブ掲示板を見つけることもできます。

地図全体の下の方には離れて別の大陸がありますね。こちらは国名も出てないしなんだろうと思ってクリックしたら、18歳以上かを尋ねられました。18歳未満禁止の subreddits はこちらの大陸にまとめられているようです。

大きめの都市(星?)でメンバー数が数百万から数千万。無数にある小さなドットにも数百人とかの参加者がいて、それぞれの議論が行われている。普段検索から迷い込んでも一つの掲示板の一つのスレッドでしかありませんが、こうやって全体像を見せられるとその大きさ、幅広さがわかりますね。

JavaScript/Vue.js 製のソースコードも公開されています。このwebサービス用のサブ掲示板 MofR もあり、カテゴリ分類の間違いや機能追加の要望などを受け付けているようです。

via Hacker News