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米Yahoo!の株価/為替APIが停止

アメリカの株価や各通貨の交換レートが取得できる、米Yahoo! の finance API が、エラーを返すようになっていました。どうやら 2017-10-31 からこの状態になっているようです。

止まったのは REST API と、CSV によるダウンロードの両方。こういうエラーメッセージが帰ってきます。

このサービスは利用規約に違反して使われていたことにわたしたちは気づきました。そのため、サービスは終了しました。今後の市況や株価データのリサーチには finance.yahoo.com をお使いください

It has come to our attention that this service is being used in violation of the Yahoo Terms of Service. As such, the service is being discontinued. For all future markets and equities data research, please refer to finance.yahoo.com.

株価や為替のデータが無料で参照できる API として、オープンソースのツールなどもこの API を多く使っていたため、遮断から後で動かなくなったサイトや、困っているエンドユーザーが多いようです。Github で CSV ダウンロードのURLを検索すると、2万件以上ヒットしました。

ニュースサイトでも、「Yahoo のAPIが返事しないので…」というエラーを出してるところがありました。こんな感じで、API を使って表示しているサイトでエラーやデータ無しの状況が広がっていそうです。

米Yahoo のユーザーサポートページでは、APIの復活を望むコメントが寄せられ、それへの投票が呼びかけられています。

リアルタイム性の高い株価データは、高価な元データをYahoo! が購入し、それを無料で10年以上も配っていたわけで、メディアとしてAOLと統合された Yahoo! には維持が難しかったのかもしれません。

予告なしに突然止まったことに憤る人も多いですが、ビジネスとして仕方が無かったのかもしれません。

代替

reddit や Hacker News でいくつか替わりに使えそうな、無料あるいは無料枠のあるサービスやAPIが紹介されています。

株価に関しては、

為替に関しては、

などの名前が上がっています。呼び出し回数の上限があったり、数分前のデータだったりと、無料なだけにいろいろ制約があるかもしれません。まあ、それほど重要な使い方をしているなら、有料のAPIを購読しなさいということですね。

# 本当に取れるかは確認してません

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イギリス中の自転車事故などを地図上で一望できるwebサービス

Bikedata は、イギリスにおける自転車に関するデータを地図上にプロットした、インタラクティブな情報地図です。

この画面では、道路のどの場所で自転車事故が発生したことがあるか、が、ピンクのマーカーで示されています。

通勤やツーリングの計画を立てる時に、事故が頻発するところを知って避ける、といった使い方もできるでしょうね。スマートフォンアプリなどで、事故の多い場所に近づいたら注意をうながす、みたいなものを作ったりもできるかもしれません。

サイトでは、事故の他にも、交通量、自転車の盗難、駐輪場、サイクルレーンの写真、など、様々な自転車に関するデータを表示することができます。

さらに、このサイトのソースはGPLv3 で公開されています。

元データは国によるもの

イギリス政府のデータ公開サイトに、道路の安全データ(Rode Safety Data)というのがあり、ここではSTATS19 という書類で報告された2005年から2014年までの事故のデータが公開されているようです。

100Mぐらいあるデータを見てみたら、こんな感じで緯度経度や日時、事故の状況を表すフラグを持つレコードが大量にあるCSVファイルでした。

こういったデータが公にされているのはいいですね。このデータを API 化して自転車事故について Cyclestreets.net が提供し、それを Google Maps APIなどを使って可視化したのが今回のサービス、ということになります。

via Maps Mania

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「個人デイトレーダーの8割は赤字」 取引情報共有サイトのデータを解析した人の話

eToro というヨーロッパの株取引サービスは、「ソーシャル・トレーディング」サービスです。ユーザーが取引情報を公開・共有できるようになっていて、さらに他のユーザーの取引を「コピーする」ことができるそうです。うまい成績を上げている人の取引をコピーすることで自分も儲けられる(かもしれない)、というのがウリなんでしょうね。

多くのユーザーの取引の結果が公開されていることから、ブログCuriousGnuの中の人は、「では平均的なユーザーはデイトレードで儲かっているんだろうか?」と思い、データを集めてその平均を調べました。eToroでデータを公開していたユーザーは83300人。それをヒストグラムにしたものが以下です。

etoro-shared-trading-average-histogram

横軸の0のところがプラスマイナス0、トントンですね。この時のデータでは、79.5%のユーザーがマイナスとなり、中央値の人で36.3%のお金を失っていたということです。

これでデイトレードのリスクが高い、と言うにはいろいろと突っ込みどころもあります。たとえば以下のようなもの。

  • eToroのユーザー (デイトレードの下手なユーザーが集まるサイトだったかも)
  • 自分の取引を公開共有するようなユーザー (上手いユーザーは共有しないのかも)
  • ある過去12か月間のデータ (たまたまデイトレードの人に不利な環境の続いた12か月だったかも)
  • 3回以上取引した人をデイトレーダーとしている (デイトレーダーの定義に必ずしもあわない)

株の売買をどんどんやってほしいサービス側はこんなデータを出さないでしょうから、見える範囲のデータでできることを調べるとすればこれぐらいが限度なのかもしれません。

via Hacker News