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[動画] 二人の子供の片方にだけオヤツをあげる実験

「カメラマンが遅れてるから待っててね。その間おやつを食べててもいいよ。5分で戻ってくるから、3つ数えたらカバーを取って食べてね」と言われて部屋に残された二人の子供。

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しかし、言われた通りに3つ数えてから空けてみたら、どちらか一方にしかサンドイッチは入ってないんです。

sharing-experiment-2

それを見た二人の子供の反応は?

スイートな結末ですね。

Action Against Hunger(飢えに対する行動)という名の寄付活動のプロモーションとして公開されたこの動画、最後に「世界は全員が食べられるだけの食糧を作っているのに、毎年350万人の子供が飢えで亡くなっています」と、協力を呼びかけて終わります。

うまくいったヤツだけ集めて編集したんじゃないの、みたいなことを言うのは僕が心が汚れた大人だからかもしれません。

“The Sharing Experiment”(シェアの実験)とは名乗っていますが、科学的な手続きでの実験とはとても言えないでしょうね。子供達はこの団体の中の人の子供かもしれないし、親が地球の裏側の飢えた子供を助けたいというような家の子だからできるのかもしれません。また、本当に飢えた体験があればこんな余裕のある行動は取れないはずで、団体の中の人は現地で実際にそんな飢えた子供が食べ物を取り合う様子を見たことだってあるのではとも。

なので、この動画が子供の見せる人間の生まれつきの本性である、みたいな話をそのまま信じることはできないのですが、みんながシェアする余裕を持てるだけの社会になっていけばいいな、と感じました。

via UpWorthy

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reddit が仕掛けた「例のボタン」

英語圏の巨大掲示板 reddit がエイプリルフールに始めたお遊びが、2週間経った今でもユーザーを巻き込み続けて、今では70万人を越える参加者となっています。

/r/thebutton というサブレディット(reddit でのカテゴリー・板)に設置されたボタン、ページを開くと60.00秒からカウントダウンが始まります。

the-button-reddit_001

redditユーザー一人につき1回しか押せないというこのボタン、世界の誰かがクリックすると60秒にリセットされてしまいます。ゲームのルールは、「自分が押した時点での残り時間が、自分の得点となる」、これだけです。

/r/thebutton 内のディスカッションでコメントを書き込むと、自分のスコアに応じてハンドル名の横に色のついた丸が表示されます。

the-button-grade

たったこれだけの事なんですが、42-51秒でのクリックで貰える青いマーク、32-41秒の緑マーク、そして31秒を切ったら貰える黄色マーク、を巡って大勢の掲示板ユーザーがボタンを押すタイミングを計っているようです。

カウンターを見ていると50秒とか、進んでも40秒とかでリセットされてしまうようで、黄色マークを取るためにはかなり長時間張り付いたり、人が少なめの時間帯に張り付いたりする必要がありそうです。

最近ボタンを押したユーザーの時間と獲得した色を記録するサイト(ソースコード)、なんていうのも作られていて、黄色を取るのも結構たいへんなのがわかります。

これまでに確認されているのは黄色までのようですが、おそらく20秒台、10秒台に成功すればオレンジや赤が貰えるのではないか、ということ。

4/1以前にredditにアカウントを作ったユーザーしか、このボタンは押せないということなので、redditを使ったことがなければ今からの参加はできないのですが、ちょっと前には2ちゃんねるの一部掲示板からredditへの移民騒動もありましたし、日本語ユーザーでもアカウントを持ってる人は増えているかと思います。

2週間もの間、数秒から数十秒で必ず次のユーザーがボタンを押してしまい途切れることがない、というのは reddit のような超巨大サービスだからこそできる仕掛けですね。ボタンを押したら時間が記録されるという「だけ」のお遊びなのですが、これだけ人がいると簡単な仕組みでもゲームとして成立し、競ったり語ったりが盛り上がってしまう、ということですね。

カウンターが0秒まで行ってしまったら何が起こるかも、まったく公表されていないのですが、いずれはやってくるユーザーも尽きて、あるいは飽きて、0に届く時が来るでしょう。ひょっとしたら起こるイベントはこれからredditの中の人が作ったりするのかもしれませんが。

via Vox

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マイクロソフトの忍者猫ステッカーが突然のブレイク

マイクロソフト忍者猫 red bubble 版

米マイクロソフトの社内外で昨年末からチョコチョコ目撃され、公式ショップで売り出されていた変なステッカーが、よくわからない人気であっという間に売り切れてしまったという話です。

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Won't lose this snowboard helmet in a crowd!

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このステッカーに出てくる「火を吐くユニコーンに乗った猫」の初出は、イラスト(アート)共有サイトDeviantArtのユーザーSharpWriterさんによるこの図だそうです。


Welcome to the Internet, Please Follow me by SharpWriter on DeviantArt

このイラストでも、猫に忍者の要素は特に入ってないように思うのですが、なぜかその後 Ninja Cat と呼ばれるようになっています。

https://twitter.com/yaronzeev/status/575855410571149313

このニンジャ・キャトがマイクソロフトの旗を持っているステッカー、マイクロソフトのオンラインショップでも販売されていたようなのですが、売り切れらしくて跡地のURLに行っても何も出てきません。

@MichaelGillet さんが、このMS忍者猫を使ったデスクトップ用壁紙を作成、ツイッターで公開しています。

Chris_Kez さんによるWindows Phone壁紙はこちら

公式のステッカーが売り切れているので、勝手に類似品を作って売りだしたところもあったのですが、

こちらは今は販売ページが消滅しています。

突然のブレイクは、ちょっとMSらしくないセンスと、いろんなプロジェクトのオープン化や、最近ちょっとグーグルやアップルの台頭に押されてマイクロソフトを敵視する人が減ってきているからかもしれません。

こんなに話題なんだからステッカーぐらいすぐ増産すればいいのに、という気もしますが。

via Business Insider, Windows Central and The Verge