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Eyecam – 擬人化webカメラは見ている

これはキモい

批評的(critical)デザインプロトタイプとして作成された Eyecam は、センサー機器のありうる未来を探求するという目的で作られた自作デバイスだそうです。

Eyecam は人間の目の形を模しており、見たり、まばたきしたり、周囲を見回したり、あなたのことを監視したりすることができます。動画で動いてるところも見られますよ。

動画の後半にあるように、カメラを通してみている人の目の動きを真似させることもできます。

Arduino Nano で制御された6軸のモーターが眼球や眉毛を動かし、Raspberry Pi Zero 経由で普通のwebcam のようにPCに接続できます。ソフトウェアも GitHub で公開されており、やる気があればあなたのオリジナル Eyecam も作れますね。

フェイスブックCEOマーク・ザッカーバーグ氏がノートパソコンのカメラを封印していたように、パソコンやスマートフォンについているカメラはちょっとしたセキュリティの不備でインターネットに対して自分の目の前の世界を映し出してしまう恐ろしいデバイスでもあります。

カメラ本体もますます小型化し、どこにカメラがあるのか一見してわからないことも増えています。Eyecam は、そんなカメラが身の回りに存在すること、カメラに移したものを遠くのどこかの人間が見ているかもしれないこと、を思い出させようとしますね。

via The Verge

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RoboTrombo – トロンボーンを吹くロボット

トロンボーンを演奏するロボットです。

「演奏してる」と言うにはだいぶ苦しい音ですが、この楽器は機械で鳴らすにはいかにも難易度が高そうですよね。

圧縮空気を、音程を変えるスライドの前後と、マウスピースからの吹き込みの2か所で使い、それを Arduino から制御することで何らかの音を出しています。

こちらは解説動画

プロジェクトまとめページには、PDFでまとめられた作成手順も残されていて、ここまでの成果を使って、さらに人間に近いトロンボーンロボットへの挑戦に参加することもできそうです。

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ジャガイモでDOOMを動かす

ジャガイモに亜鉛・銅板を挿すと電位差が生じて電流を取り出せる。小学生の夏休みの自由研究のような話ですね。

一方、カーナビ上や妊娠検査キット(これは液晶の置き換えなどかなり手が入っていたそう)など、どこででもDOOMを動かすことに結び付けるDOOM勢が世界には存在しており、このジャガイモ発電でもってDOOMを動かそうと一週間も奮闘をした方の動画がありました。

DOOM を動かすのにいくつのジャガイモが必要か? (How Many Potatoes Does It Take To Run DOOM?)がその動画。

今回 ZOOM を動かすために選ばれたデバイスは、Raspberry Pi Zero 。必要な電流は 100-120 mA、電圧は 3.3V

ジャガイモ一個から取り出せる電流が 1mA 弱だったそう。

ジャガイモの大きさで電流が変わるわけではないので、次はこうなります。これで計った結果から、770切れのジャガイモで 100 mA、4.5V が取り出せそう、と予想。

生のジャガイモでやるのかと思っていましたが、茹でたジャガイモの方が取り出せる電流が多いんですね。茹でて切って繋げて、茹でて切って繋げて、友人と奥さんに手伝ってもらって2日目から3日目はひたすらこの作業だったそう。

しかし… Raspberry Pi は起動せず。

ここで一旦実験失敗として、会社へ出社。車庫の中のジャガイモは異臭を放ち、魚のような臭いが充満していたと。帰宅してもう一度試してみるも、やはり起動せず。

5日目、電流がどれだけあれば Raspberry Pi が起動するのかもわからず、実験失敗を認め、ジャガイモの片づけというたいへんな作業だけが残った状態。

6日目、今取れている電流で DOOM を動かせそうなものとして、関数電卓 TI-84 があると気づき、これをつなげてみると、

動画作者は終わりに「やる価値は全くないので、自分でこれを再現しようとはしないこと。私もまったく報われた気がしません」と結んでいます。

via Geekologie