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Nntpit – reddit 掲示板をNNTPで読むゲートウェイ

巨大掲示板 reddit を往年のネットニュースのプロトコル NNTP で読むためのゲートウェイだそうです。

1990年代まで隆盛を誇ったネットニュース。バケツリレー式で掲示板の書き込みを伝播させる分散型掲示板、日本では fj というトップグループの下で日本語の掲示板が多数存在し、学者や学者の卵や企業の研究員らが所属あり実名ありで議論を繰り広げていました。

ネットニュースのプロトコルである NNTP を今でも使ってる掲示板がどれぐらい残っているのかわかりませんが、NNTP クライアントが手になじんでる人は、昔から親しんだUIで掲示板を読むのが楽なのかもしれません。

nntpit の作者は、ネットニュースのクライアントの一つである slrnで、reddit を読むためにこのゲートウェイを作ったようです。

# 今のところ、nntpit の動作確認は slrn だけで行われているということ。

まだ読み込みだけに対応しており、投稿はできないということ。Netnews clientでreddit を読み書きしたいという人がほかにもいれば、今後の改良もあるかもしれませんね。

将来 twitter や Facebook がもし下火になったとしても、その時に出てきた次のサービスを twitter クライアントで楽しむ、みたいなことをする人もいるのかな。

via Hacker News

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Vidrio – 共有画面に話者を重ねて表示するオンライン・プレゼンテーションツール

Vidrio は、スクリーンキャストを「アイアンマン風(作者曰く)」にするツールです。

プログラミング解説などの動画をスクリーンキャストでおこなう際、話している人の表情が見えるといいですよね。従来の手法では上の図の右のように話者の枠を画面のどこかに出すものが多いかと思います。

Vidrio は、ウェブカムからの入力を任意の透明度でスクリーンに重ねて表示することで、スクリーンショット全体に話者の映像を被せての表示ができるようにしています。

映画「アイアンマン」の主人公トニー・スターク氏の使うUIを見て「これがほしい」と思ったのが開発の動機だそうで。映画はいろいろと未来的なUIが出てくるようですが、このあたりの表示の向こうに主人公が見える描写がそれでしょうかね。

画面上に表示しているので、その画面をそのまま中継できるYouTube や Zoom 等でそのまま使えるそうです。

作者のジム・フィッシャーさん自身が必要として作ったツールで、Go言語のガベージコレクションについて解説する動画などで実際にVidrioが使われたプレゼンテーションを見ることができます。

ツールは Mac 用のみ。Windows版は開発中で、リリースまでに数週間はかかりそうということ。

企業向け以外は現在ゼロ円と表示されていて、新型コロナウイルス対策でリモート勤務している人も無料で使えるということです。

顔が見える利点ということでは、リモートのペアプログラミングなどでも役に立つかもしれませんね。

via Product Hunt

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コスプレ写真でGitを学ぶレポジトリ komeiji-satori/Dress

GitHub のkomeiji-satori/Dress は、自分のコスプレ写真をGitで管理し共有するため(A Study and Practice project of git)の学習用レポジトリです。

当プロジェクトで、リポジトリの clone, ブランチの作成, コミットのpush/pull, プルリクエストの作成, の全プロセスを学べます。Git/GitHub の使い方がわかるようになるでしょう。

This project helps you to learn the whole process of cloning a repository, creating a branch, pushing and pulling commits, and making a pull request, thus you can have a good knowledge of Git/GitHub’s usage.

100名近くの contributors が参加していますね。Hacker News で紹介されたことでどっと増えているのかもしれません。

説明が中国語と英語の併記で、必ずしも同じ内容が両方で書かれているようでもないですが、もともとは女装コスプレか異性装コスプレの共有場だったのかもしれません。Contributing.md には「他人の写真を載せない」「可愛いは正義」「性別不問」という参加条件が載っています。

public に全データが公開されていることから、データを利用したウェブサイトが複数作られ、README 中でも紹介されています。

ライセンスはCC 4.0 by-nc-sa とあるため、利用条件に従ってここの写真を再利用する人も出るかもしれませんね。

元々ソースコードの管理や共有のために作られた Git ですが、IT関連の電子書籍の編集などで使っているケースもあります。コードを書けなくても、いろんな人が自分の目的で使える場があれば、世の中の Git 親和性や バージョン管理への理解も高まるのかもしれないなと感じました。もしかしたらすでにあるのかもしれませんが、句会とか水彩画とか、いろいろな趣味の発表場所として使われていくのかも。

via Hacker News