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イノベーションを阻害する10の方法

via del.icio.us/popular

ソフトウェア開発プロセスに関するブログTyner Blainの記事Top ten tips for preventing innovationより、どうやったら革新的な発明をさせないことができるか、というアンチパターン集。

  • イノベーターを面接でうっかり採用してしまう
  • 部下が指示通り動かずイノベーションを起こしてしまう
  • そこそこの表彰や報酬ではなく、イノベーションに対価を与えてしまう
  • うっかりイノベーションのための機会を作ってしまい、社員をそこへ殺到させてしまう

といった失敗が多い、悩みのある企業に効く処方箋だ。

  1. 生活の安定を得ることを目標にしている人を雇う
  2. 無能な人を雇う。無能な人が雇えないときでも、一分野に特化した専門性の高い人を雇う
  3. 給与レベルは市場の75%以下におさえる。給与を上げるとイノベーターをひきつけてしまう
  4. イノベーションの達人!―発想する会社をつくる10の人材を読み、本で薦められているような人材を面接で落とす
  5. 社員をゴミのように扱う。怒鳴りつけ、深夜に、週末に、働かせる
  6. 保守的な成功、小さな成功をどんどん評価する
  7. マイクロマネージメントを行なう。自分がやりたいことを逐一指示して部下に行なわせる
  8. ユーザが望む機能だけをどんどん追加する
  9. 成果はわかりやすい数値で出させて評価する
  10. 部門を王国にする。情報を隠し権力を集める

さてみなさんの会社はイノベーションをちゃんと阻害できているだろうか。

[追記] 2.の誤字修正。4の説明を追加した。4の意図はogijunさんのコメントの通り。

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やりすぎな感じの「楽しいオフィス」

サイボウズ・ラボのオフィスにも、ローラーコースターやフェラーリのラジコンぐらいはあるけど…

デザイン会社のInvention Landでは、自由な発想が生まれる職場ということで、かなりかわったオフィスを持ってるようだ。

Flickrによるギャラリー

海賊船とか、お城とか、ミニカーのサーキットに囲まれたオフィスとかあるみたいだけど、これ社員は楽しんでるんだろうかね?

社長による紹介動画

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サイボウズ・ラボは好きな言語を使える会社

今週は人と会うことが多く、そのたびに誰かに「でも、サイボウズ・ラボはPHPですよね?」と言われてしまったので、この誤解は根深いのかも。たとえばJapanizeはPerl+Javascriptだ。

サイボウズ・ラボでの仕事は、自分が一番得意な言語を使うことになる。まずは個人や少人数でコンセプトモデルやアルファ版を作ることになるだろうから、それに向いた言語や自分の手に馴染んだ言語を使うだろうし、もしそれがヒットして手助けが必要になれば、他のメンバーはその言語を覚えて手伝うことになるだろう。他の言語が必要になったときに覚えられないようなメンバーはラボには居ないはず。もし、どうしても他の言語が嫌なら、自分の得意な言語で自分がいいものを作ればいいということだ。

募集要項にあるような言語でもいいし、その他の言語でも、それが目的を達するのに一番使えるならそれでいい。LispでもSmalltalkでも。

ついでに本社の方も書いておくけど、僕が聞いて知ってるだけでも、C++, PHP, Javaでやっているし、Pythonも研究しているようだ。フラッグシップのグループウェアはたしかにPHP製だけど、PHP以外のプログラマにスルーされると悲しい。

僕がPHPの本を書いた(テーマ的にPHPで望まれている==売れるという判断で依頼されたというだけで、Javaでだって書けるよ)ことで、さらに誤解が深まると困るのでここで明記しておく。