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ネットの事件

Instagram、TikTokなど他社サービスからの流入動画を出にくくする施策を実施

インスタグラムで動画を共有する際、インスタグラム自体で撮影・共有した動画がリコメンドされやすくなるということです。

公式の案内がこちら

インスタグラムでの Reels タブで動画をオススメする際に、解像度が低かったり他のサービスからコピーされた動画に「不満を持つユーザーがいるので」、そういった動画を推薦しないように改善しました、ということです。

インスタグラムが望んだわけじゃなくて、ユーザーが望んだ、というていなのですね。

結果として、インスタグラムにアップロードした動画の中に TikTok 等他サービスのロゴが入ってるとオススメされにくくなるということ。

TikTok から持ってきたら解像度が低いとは限らないと思うんですが、本音のところは自社サービスのユーザー優遇と、競合からユーザーを奪うことが目的なんでしょうね。

これらの動画サイトにプロモーション動画等を上げている企業も、一つ上げて共有ではなくプラットフォーム毎にアップロードしたほうが広まりやすくなっていくのかもしれませんが、面倒なことですね。

via The Verge

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教育

IDEA – イケアのマニュアル風にアルゴリズムを説明

IKEA の組み立て家具の説明書のような形式で、言葉を使わずにコンピューターの各種アルゴリズムを説明しようというサイト IDEA です。

もともとサンドル・フェケトさん(Sándor P. Fekete)が作っていたものに、セバスチャン・ムーアさん(Sebastian Morr)とセバスチャン・スティラーさん(Sebastian Stiller)が参加し、教師や学生、その他興味のある人が使えるように公開するようになったということです。

マージソート、クイックソート、ボゴソート、二分探索、平衡二分木、公開鍵暗号、一筆書き、グラフ探索、の8種類が、言葉を使わずに絵だけで説明されています。

元のアルゴリズムについて一度は学んでいないと、図だけで何のことかわからない、というものもあるとは思いますが、なんとか簡単に図でおさめようと努力された工夫が見て取れ、面白いものとなっています。

これらの図は、クリエイティブ・コモンズ4.0 by-nc-sa の条件の下で、改変したり配ったりして大丈夫だそうです。

via Kottke

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ネットの事件

GoogleのChromebook宣伝動画、YouTube にスパムとしてはねられる

ツイッターにおけるヘイトスピーチ投稿の規制や、プログラムによる自動的なスパム判定がニュースとなっていますね。

そんな中、同じくスパム投稿や違法コピー投稿がなかなかなくならない YouTube で、有名企業によるプロモーション動画が誤判定でスパム扱いされた、と TheNextWeb が伝えています

今回、スパム判定されてしまったのは、新しい Chromebook の宣伝動画(おそらく Pixelbook )、作ったのは Google 社です。YouTube を運営している会社ですね。自社サービスに自社動画がブロックされてしまったと。

スパム判定された状態の動画はすぐに撤回されてしまったようですが、消される前に Android 上の YouTube アプリで撮影された証拠動画というのがこちら

https://www.youtube.com/watch?v=iCWADyHh2-U

この動画はユーチューブのスパム・不正・詐欺行為に関するポリシーに違反したため削除されました

“This video has been removed for violating YouTube’s policy on spam, deceptive practices, and scams,”

ユーザー投稿がスパムや不正なものでないか、プログラムで機械的に判定するのがいかに困難か、という証拠のようにも思えます。

僕としては、「自社のアカウントは絶対スパム判定されないよう、特別扱いでホワイトリストに入っている」といった管理をしてないのはむしろ好感を持ちましたし、疑陽性で止められる経験によって機械学習等によるより正確なスパム判定をできるようにしなきゃ、と中の人も思ってるのではないかと思いました。

via TheNextWeb