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工作

Incognito – アンチ顔認識アクセサリ

ポーランドのデザインスタジオ Noma の制作によるアート作品 Incognito は、写真から人物の特定をされないようにするためのアクセサリ。

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「公共の場所での自らの外見を、社会監視から守る」目的で制作された Incognito は、様々な形のプロトタイプを、フェイスブックで使われているのと同じ DeepFace アルゴリズムで測定し決定された形状だそうです。

フェイスブックが顔写真からユーザーを識別する能力は、現在のところおでこと両頬の特徴に依存しているのですかね。

面白い社会実験ですが、現在の難点はこの Incognito をつけて歩くことで、顔の特徴よりはるか以前に誰なのか特定されてしまうところでしょうか。顔認識のアルゴリズムがこの先進化しなければ、この Incognito をつけて外出するのが流行したりする可能性も、… ないか。

こちらはジョークとして制作された、顔認識対策をさらに高めたもの。

SONY DSC

これでは知り合いが見ても本人とは特定できなさそうです。

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ネットのマーケティング

Quickfix – インスタグラムやツイッターのフォロワー自販機アート

Quickfix は、Raspberry Pi, Arduino などで制作された、持ち運び可能な自動販売機。売るのはソーシャルネットワークのフォロワーです。

「イイネやフォロワーを即時に購入」

(credit: Driesdepporter)

直観的でわかりやすいですね。

コインを投入し、qwerty キーボードで対象のInstagramユーザー名を入れると、数秒でイイネやフォロワーが増えるということです。

「Quickfix – インフルエンサーも大好き!」

お金を出してフォロワーを購入するのは、もちろんどのサービスでも利用規約違反でしょうし、バレたら問題になるのは必至でしょうけど。あらゆるところにはびこるインチキに対する皮肉で、今の時代を切り取ったアートと言えるかもしれませんね。

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ガジェット

Forever Pizza – ピザアーチストの作るピザの置き物

Forever Pizza(永遠のピザ)がオンラインで一般販売されています。

本物のピザ(ペパロニピザやチーズピザ)をレジンで閉じ込めた $200(2万2000円) の逸品。家族経営のピザ屋育ちというバックグラウンドを持つニューヨーク在住のアーチスト、シュテフ・マンティスさん(Steph Mantis)さんのアート作品で、2012年に「真夜中に突然の侵入者を迎えても防御に使える」というお題に対しマンティスさんが考えたものです。

# レジンのブロックは確かに硬そうで人を殴れば痛そうです

依頼を受けて可能な時に製作されていたようですが、量産の目途がたったのか、オンラインサイトで誰でも注文できるようになったということ。

誰が200ドル(2万2000円)でこれを買うのか、と、アートに詳しくないので思ってしまいますが、今注文しても1月まで発送できない、と販売サイトにあるので、売れてるのかもしれません。

via Geekologie