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落書きを消しに来た作業員をさらに落書きしたストリート・アーチスト

ロンドンの街角にステンシル印刷で描かれたグラフィティ。ハローキティーとミッフィーをもじったもののようですが、これを描いたストリート・アーチストDSさんは、「悪いミッフィー」を描いたたった8時間後に、誰かが既にこの落書きを消す作業に入っているのに気づきました。

そこでDSさんは、キティーとミッフィーを消してしまったこの男性の写真を撮り、同じ場所にこの男性のグラフィティを描いたのです。

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「悪いキティー」は去年から、ミッフィーを描いたのは5月のことで、その8時間後には消されてしまったわけですが、この男性の絵は未だにそのまま残っているそうです。

アートと見る人もいますが、壁に落書きは良くないことですよね。行為を支持するわけではないんですが、この反撃はちょっと笑わずにいられませんでした。

デイリーメール紙は役所に問い合わせて、役所が消させたものではないことを確認したそうです。役所の回答によると、役所がこの手のグラフィティを消す判断基準は3つあって、侮辱的なもの、役所の所有物件への落書き、所有者が役所に消してほしいと言ってきた時、に消すのだそうです。ということは、私有の建物で持ち主が「アートだ」「悪くない」と思えば残る可能性があるわけで、消されないことがアーチストとしての勝負みたいなところがあるんでしょうね。

via imgur, DS stencil artist: Worker sent to remove graffiti finds image of himself sprayed onto same wall hours later | Mail Online

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ネットのサービス

街中の街灯、ポスト、電柱、バス停などに振られた番号を使って遊ぶ、イギリス・ブリストルの Hello Lamp Post プロジェクト

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イギリス西部の大都市ブリストルで、ケータイのショートメッセージと都市全体を組み合わせた実験プロジェクト Hello Lamp Post (こんにちは電灯)が7月15日から始まりました。

街のいたるところには、電灯、ポスト、電柱、バス停、橋、配電盤、パーキングメーターなどの、市や公共サービスが管理する設備があります。これらの設備には、管理のためにユニークな番号が振ってあるということなのですが、一般市民がそんな番号のことを気にすることはまずないでしょう。

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このプロジェクトでは、街中のそれらの設備に対して、「何か一言」を残すことができます。実際には、プロジェクトの番号に対してSMSのメッセージを送ります。

ハロー 設備の名前 #設備のどこかにある管理番号

と送ることで、その設備との会話(!)が始まります。その郵便ポストが、「調子はどう?」とか「どこに住んでもいいと言われたら世界のどこに住みたい?」とか「あなたのことが見えないな。どこに立ってます?」とか「門限は何時意?」とか、ランダムな質問をSMSで返してきて、回答することで会話を続けられます。

SMSの向こうに人工無脳的なプログラムが居て、会話することでローカルな住人のメッセージを集めるわけですね。

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同じ郵便ポストに対して以前に答えた人の回答が紹介されたりと、場所や設備を通じた他の住民とのインタラクションもあります。

サイトのトップページでは、実際に参加した住民との質問・回答のセットがランダムに表示されています。「他の質問(Fine me a new question)」、「他の回答(give me another answer)」をクリックすると、別の質問・回答を読むことができます。

こちらは、これまでに「語りかけられた」設備のランキング。電灯、郵便ポスト、バス停が人気のようです。

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追加アプリ等不要で誰でも参加できる

アプリを作って配って、ということをすれば、もっと気の利いたゲームを展開することも可能なんだろうとは思いますが、この仕組みであればSMSが使える携帯電話を持っている人なら誰でも、すぐに参加することができますね。プロジェクトの存在と、SMSを送る電話番号については告知しないといけませんが。

街中に既にたくさんある、管理用の番号を使う、というのもアイデアで、昔流行したバーコードバトラー(食品のパッケージなどにたくさんついているバーコードを、ゲームのタネに流用した)を思い出しました。ゲームのセットアップにまったくコストが掛かりませんし、ブリストル市に限らず世界中の街で同様のゲームを開始することも簡単にできますね。

SMSの送受信については、APIでSMSへの応答がコントロールできるTwilioが利用されているようです。Twilioの利用料金は掛かりますが、市全域という広い場所で、市民全員を相手に動かすサービスとしては、たぶんかなり低予算でできているのではと。

単に人工無脳とチャットするだけでは面白さがいまひとつという気がするので、この仕組みの上にさらに面白くて中毒者が出るようなゲーム性を付加できれば、街起こし的な何かも作れるのではないかな、という気がします。

via Ushering in the age of the living city | DVICE

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ネットのマーケティング

客に飲酒運転の恐怖を叩き込む、イギリスのパブのトイレ

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イギリス交通省による飲酒運転の怖さを伝えるためのキャンペーン Think!の動画です。パブのトイレにある仕掛けを設置して、気持ちよく酔っている客を脅かしています。

いくら目的が良くても、このイタズラはひどい。詳細不明ですが、客も俳優ですよねたぶん。これを普通の一般客に仕掛けたら、驚きのあまり怪我をしたり、後で訴えられたりしそう。

via Creativity via Design Taxi