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ネットのサービス

eBayアプリの出品機能に「ARで梱包段ボールのサイズを計る」機能が登場

米オークションサイトの eBay が、Android アプリにAR(拡張現実)技術を使った新機能を投入しました。

梱包して発送したい商品に対して、適切な大きさの箱を選ぶのを、現実世界の上に仮想の箱を重ねて表示することでおこなわせるというものです。

対象を撮影しながらスマートフォンを動かすと、まず置いてある場所(テーブル)の表面を認識します。

USPS(アメリカの郵便局)で売っている段ボールのリストから一つ選ぶと、その段ボールのサイズがリアルの上に重ねて表示されるので、荷物がその箱に収まるかどうかがわかる、ということ。

オークションサービスで、出品の手間が減るほどユーザーやユーザーの出品数が増えるだろうことは想像に難くありません。梱包箱選び一つをとっても、こんな風に直観的に支援してくれる機能があることで eBay へのロイヤリティが高まるのかもしれないですね。

アプリはeBayが開催した昨夏の Hack Week でのアイデアを、Google の ARCore SDK を使って実装したということです。

実際に試してみようと手元のAndroid機にアプリを入れてみたのですが、Shipping のメニューに出てきません。なんでだろうとアプリの説明文を見に行ったところ、現在このAR機能が使えるのは米国内のみ、ということでした。

via release via VentureBeat

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ネットのマーケティング

親が乗り心地を体験(test ride)できる巨大ベビーカー

ベビーカーーのContours(コントゥアーズ)社広告会社FCBが作ったのは、自社製品をそっくりそのまま、大人が乗れるサイズにしたレプリカ。

contours-stroller-test-ride

6人が4週間、1300人時をかけて制作した350ポンド(159kg)の大人用ストローラーは、子供向けのストローラーとまったく同じ形で、座った大人は赤ちゃんが本物に乗った時と同じ体験ができるといいます。

「ストローラー購入の問題点は、赤ちゃんにはどこが気に入ったのかを伝えることができないところにあります」ということ。動画では赤ちゃんに「エルゴノミクスはどうですか?」と訊ねたりもしています(笑)

giant-baby-stroller-smile

そして大人には、乗せたまま道やお店の中を走らせたり、赤ちゃんにするようなことをしてみたり。

大人たちがいい笑顔で「赤ちゃん体験」を楽しんでいる動画が印象的です。

他社の巨大ベビーカーも作らないと、本当に乗り心地を比較することはできませんが、サイズを大きくして購入者に乗り心地を体験してもらっても大丈夫だ、という製品への自信も見せることができており、よいプロモーションではないかと思います。

via Bored Panda

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データ可視化

任意の二つの国の大きさ比較をブラウザ上でできる Which is bigger: Africa or North America

[追記 2023-01] サイトが不通になっていました。ソースコードはまだアクセスできますが、動くかどうかわからないですね。

同様の国と国のサイズを比較する他のサービスをいくつか探しました。

単純なアイデアですが、比較したい国の選びかたや世界地図上の見せ方などで違いが出せるものですね。

[追記おわり]

Is Africa bigger than North America (アフリカは北米より大きい?)は、世界地図上の好きな2点を自由に重ね合わせて、国や大陸の大きさを簡単に比較できるweb上のツールです。

compare-countries-on-globe-tool

左側の二つの地球をマウスで回して、比べたい2地点を決めると、右側で二つの地図が重なって見えます。

madagascar-and-japan
(マダガスカル島と日本)

よく使われるメルカトル図法の世界地図では、南北の極地に近づくほど地図上の面積が実際の面積より大きく見えてしまいます。グリーンランドやカナダが大きく見えたり、アフリカが小さく見えたりするので、メルカトル図法の地図に慣れていると直感的には国や大陸の大きさ比較がうまくできません。

地球全体を一度に描こうとしなければ面積のずれは発生しにくくなるわけで、表示できる縮尺を限定して好きな位置を中心に2枚の地図をオーバーレイすることで、大きさの比較だけをやりやすくしています。

D3.jsを使ったソースコードも公開されています

via Flowing Data