カテゴリー
ツール

Pokémap – Pokemon Goのポケモン・ジム・ポケストップを可視化する勝手ツール

アメリカ人をトリコにし、任天堂の株価を倍に押し上げた位置情報ゲーム「ポケモンGo」、日本での今日のリリースが2ちゃんねる経由マクドナルドからのリークで延期になった、とかいう話も(本当かどうかわかりませんが)流れて来たりと、これから日本でも熱くなりそうなところです。

Pokémapは、Ahmed Almutawaが始めたばかりのツール開発プロジェクトで、ポケモンGo に出てくるポケモン達、アイテムを得られるポケストップ、奪いあうポケジムなどゲームを簡単に進められるようにする重要情報を、Google Mapベースの地図に表示してしまうというPython製ツールです。

pokemap-top

現在のツールはプログラマでないとセットアップがたいへんそうな作りになっていますが、こんなツールで地図が見えてしまうと、一般のユーザーとの競争はかなり簡単になってしまうのではという心配もあります。

各データは Niantec 社のサーバとの通信を見て取得しているようなので、早晩、通信方法が変更されたり、暗号化されたりするのではと思いますが、熱心なユーザー&開発者が2日間で50人近く contributor として集まったそうで、GitHub 上のプロジェクトページでは一時的にプルリクエストを受け付けませんという表示がされています。

via The Verge

カテゴリー
PHP

ワードプレスのインポートツールで警告が消えない問題

WordPress のサーバ再構築をする必要があり、標準のXMLエクスポート形式であるWXRファイルを読み込ませたところ、最新のWordPressを使っているのにも関わらず以下のような警告が出てきます。

( ! ) Strict standards: Declaration of WP_Import::bump_request_timeout() should be compatible with WP_Importer::bump_request_timeout($val) in C:\Users\akky\OneDrive\services\akimotojp\blog\wp-content\plugins\wordpress-importer\wordpress-importer.php on line 38

wordpress-importer-caution

バグ報告もされているのですが、これがなんと2年も前のもの。ずっと直ってないというわけです。

直し方がわかってないわけではなく、現時点のバージョンなら、wp-content/plugins/wordpress-importer/wordpress-importer.php 1110行目の

function bump_request_timeout() {

function bump_request_timeout($unused) {

などとするだけです。

わかってるなら配布してるオリジナルを直してよ、と思うところですが、バグチケットの中でリード開発者により「まれにしか使わないインポートの警告を消すためだけに、500万人の管理者にアップデートさせるのは『アップデート疲れ』(update fatigue)もあるのでやりたくない」という結論が出されていました。

そして、他の重要な修正も入るなら喜んでプラグインの更新を掛けるよ、と、未解決のインポート周りのチケットリストを紹介することで返答を結んでいます。

そんなに気になるなら他の重要なバグ直せば一緒に直るよ、なんていう返しもあるのかあ、と変なところで感心しました。

インポート機能を全員が使うわけではない、というのは確かにその通り。インポート作業をするぐらいの利用者なら警告の意味も読めるし、これが実害のない警告に過ぎないこともちょっと検索すればわかるかもしれません。

しかしそれでも、推奨された最新バージョンを使って、標準で動かして警告が出てしまうのは、それこそ500万ユーザーを誇るならカッコ悪いように思うですが。警告を見た人の多くはそれが何かを調べ、対処するなり無視するなり判断するという時間を取られていますし。

WordPress Importerプラグインの一番新しいバージョンも5ヶ月前に出ており、このチケットが切られた2年前より後に修正を含めるタイミングはあったみたいだし。

# 他にStrict Standardsを外すという解決法もなくはないですが、PHP 7 も見えているこの時期にそんなことをするのは当然オススメできません。

カテゴリー
プライバシー

フェイスブックの友人のアイコンや名前をぼかしつつ共有できるサービス Threadshots.com

Threadshots は、フェイスブック上の投稿をフェイスブック外で共有しやすくするための支援サービスです。

Chromeブラウザの拡張機能として提供されていて、この拡張をインストールしておくとFacebookの各記事に Threadshots ボタンが登場します。(ただしFacebook の言語設定は英語である必要があります。少なくとも今のところは)

threadshots-installed

拡張インストール直後のフェイスブック。

threadshots-button

各スレッドに上のようなボタンがついています。ボタンを押すと Threadshots.com 上に見ているコメント/リプライが取り込まれて、

threadshots-covered-full

アイコンや氏名のところを完全に隠したり、

threadshots-blurred

ぼやかしたりすることができます。

この匿名化したスクリーンショットのリンクを、ツイッターやタンブラー、レディットなどに貼り付ければ、「誰が言ったかは言えないけどどうしても共有したいやりとり」みたいなものが、ある程度は身元がバレないよう配慮しながら公開できるというわけ。

上の例では完全公開のスレッドを使いましたが、実際に隠してまで公開するとなると、友達内での限定公開のスレッドに対して使うことが多いかもしれないですね。

[追記 2022-10-07] デモ動画が公開されていたので追加しておきます。動いているのを見るのが一番わかりやすい。

アイコンや名前を隠しても、コメント本文に発言者やそのスレッドのコミュニティを特定するような情報が入っていればダメなんで、過信は禁物だと思います。元の発言者が限定にしているものを勝手に画像で転載するのも一般的には良くないマナーだとは思いますが、ネットに完全公開、ではなく、別の非公開のコミュニティに対して紹介する、だと実態としてはたくさん起こっているのかもしれません。そんな共有を頻繁にする人には便利なサービスといえるかもしれません。

(credit methodshop .com )
(credit methodshop .com )

via TNW