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ネットのサービス

Good2Go – カフェなどの鍵の掛かったトイレにスマホで並び、借りるサービス

Good2Goは、カフェや店舗にあるトイレを借りるための新しいiPhoneアプリ/サービスです。

サンフランシスコで既に始まっているというこのサービスでは、Good2Goに参加してトイレを提供している店舗のトイレを借りて使うことができます。

黄色いのが既に使えるトイレで、白いのが近日中に開設されるものということ。

実際に街中でこのGoo2Go 対応トイレを見つけた人のツイート「このトイレを使うにはアプリか印刷したQRコードが必要だって」

https://twitter.com/onebrightlight/status/927287245953892352

サービス利用の流れ

  1. アプリ上の地図から近くのトイレを探し、
  2. 近くに来たらアプリ上で並びます (トイレのドアの前に並ぶ必要はありません)
  3. トイレが空いて順番が来たら、スマートフォンに通知が来ます
  4. ドアの前で、スマートフォンからドアを開錠
  5. 用を足した後は、そのトイレについてレビューを残すこともできます

店員が鍵となるQRコードを印字して渡すこともできるので、アプリじゃないとまったく使えないというわけではありません。

ビジネスモデル、店舗側の利益

海外の観光地などで、ショッピングセンターやオフィスビルなどのトイレでも鍵が掛かっていて入れないことがありますよね。近くの店舗の人に頼んで鍵を開けてもらったりしないといけないのですが面倒です。トイレを完全に開放するとトラブルが起こりやすいのでやってるのだと思いますが。

鍵の開け閉めや管理は周りの店の店員にとっても負担なわけで、こういったアプリとサービスで自動管理できるのは助かるのではないでしょうか。スマートフォンでユーザー登録して使うことから、トイレの悪用とかひどく汚したりとかする人を特定したり、利用禁止にしたりするのもできそうです。

トイレの前に列を作らなくてもいい、とか、席で他のことをしてても空いたらすぐわかる、とかは、飛行機のトイレとか日本のファミリーレストランとかでも役に立つかもしれません。

アプリをダウンロードさせる、ということで、このGood2Goのサービスやトイレを提供する加盟店では顧客を追跡できるという利点も生まれそうです。

参加する店にとっては、良く管理されてある程度の綺麗さや安全さが保証されたトイレを餌に、コーヒーや食事、商品の売り上げ増につなげるというインセンティブがありそうです。

アプリやトイレの利用料は「一定期間は」無料、ということ。iPhone アプリのみリリース済で、Android版は近日公開。他の都市への展開も考えているということです。

via Boing Boing

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ネットのマーケティング

ユニコーンの七色ウンコを食べる、西洋人に和式スタイルを薦める商品 Squatty Potty のCM

イギリス訛りで喋る王子とユニコーン。西洋らしい題材のCMですね。しかしたった3分間の動画に狂気が含まれてます。

squatty-potty-unicorn

このCMで売ろうとしてるのは、「洋式トイレで踏ん張れるようにするためのアタッチメント」 Squatty Potty

小さな足台によって、和式トイレでやっているようなスクワットスタイルを取ることができる。これが体にいいんだ、という売主の主張が説明されているのですが…

架空の動物ユニコーンを出したり、ウンコを七色にしたりするのは、排泄に関する製品を売る汚さをカバーするアイデアだと思うんですよ。オムツのCMのオシッコがなぜかマリンブルー、みたいなのと同じで。しかしなぜ食べる!?

squatty-potty-prince

「うーん、スムーズ」とか王子ドヤ顔です。短い動画中に何回も「オレうまい事言った!」的な決めを作るのもなんともいえず。

王子! 子供に上げちゃダメ。そして口を拭くのになぜトイレットペーパーを使う!

動画には「頭おかしい」「史上最高のCMだ」「いったい私は何を見たんだ」といったコメントが1000個以上つき、再生数は300万回を超えています。製品を広く知ってもらうというCM本来の目的は達していますね。

なお、この Squatty Potty、今年の春には「マネーの虎」アメリカ版であるShark Tank にも登場していたようです。

日本では「和式は体力がいるしつらい」みたいなことでどんどん洋式になっているのに、西洋で「スクワットスタイルがいいんじゃないか」という商品が出てきてるのも興味深いですね。もしこのSquatty Potty が欲しい方が居たら、一個25ドル(2750円)ということです。

via Ufunk

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データ可視化

トイレは空いているか? Raspberry Pi でトイレの利用状況をネット表示

“Is the toilet free?”(トイレは空いているか?)という直球なドメインにアクセスすると、”yes”か”no”のどちらかの文字だけが画面に大写しされます。

isthetoiletfree-com

ソフトウェア企業Made by Manyが社内プロジェクトとして開発したのが、トイレの空き情報をRaspberry Piで監視する Is The Toilet Free 。トイレのドアの開閉を、Raspberry Piをベースとした機器で収集し、その結果を冒頭のwebサイトで公開したり、その他の方法で共有させています。

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Prototyping continues

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データ分析

3週間分のデータをSQLで引いてわかるようになったのは、以下のような項目です。

  • トイレが空いているか?
  • 総ビジター数
  • ビジター間の最短時間
  • ビジター間の最長時間
  • 平均ビジター間経過時間
  • 時間ごとの総ビジター数
  • 日ごとの総ビジター数

これらから類推される結果として、以下のようなことも判明しました

  • 最も好まれているトイレはどれか
  • ピークタイム
  • オフピークタイム
  • 予測待ち時間

MacOSのメニューバーにトイレの空き状況を表示するツールも、別の社員によって開発されています。

is-the-toilet-free-mac-os-menu-bar

社内の壁には、トイレの空きを緑で、満員を赤で表示するディスプレイも備え付けられました。

2014-05-02_1029

Rapsberry Piとウェブカメラを使った別の人のトイレ監視工作もあるようですが、今回のドアの開閉だけをセンスするものに比べると、トイレにカメラというのは利用者を心配させてしまうような気がします。

回路図やソースコード、トイレからのデータ取得ということでプロジェクトのプライバシーポリシー、など制作に必要な情報はGitHub等ですべて公開されているので、同じものを作ったり、自分たちように改造することもできるでしょう。

[追記 2015-06-16] 同様のものがいろいろ出てきています。何センサーで使用中と判定するかや、状態の表示方法などで異なるアイデアが出てますね。

ヘブンズ・ドア 〜私が行ったら空いてるトイレ〜

社内トイレ問題をIoTで楽しく解決! – mizunoq's blog