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Toasteroid – 食パンの焼き色でメッセージや天気予報を受けられるトースター

Kickstarterで寄付募集中のプロジェクトToasteroidは、好きな模様でパンを焼けるトースターです。

toasteroid_breads

模様の焼けるトースターというだけなら、それほど新しいわけではないのですが、Toasteroid はインターネット連携の部分が売りのようです。

toasteroid-how-it-works

スマートフォンで焼き目の模様や焦げの強さを設定すると、次に焼いたときにその通りに焼きあがります。

toasteroid-weather

その日の天気予報を焼いたり

toasteroid-message

遠くに住んでいる友達や恋人に、メッセージを焼いたりすることができます。

実際のトースターが得られる寄付額は、サイズが小さめのミニバージョンで$65(7150円), 普通バージョンで$85(9350円)。市販のあかつきには普通バージョンの予定価格は$169(1万8590円) となるそうです。

# クラウドファンディングのプロジェクトなので、お金を払っても最終的に物ができないリスクはあります。

朝必ずパンを焼いて食べるなら、パンに通知メッセージが書かれるのは良い通知手段かもしれません。食べない日があると、通知が伝わるのが一日以上遅れてしまいますが。

via Digital Trends

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Hack

なんでも自動化するエンジニアが残していったライフハック・スクリプト

元々はロシア語の掲示板に出ていた、職場での小さなことをなんでも自動化していたハッカーの話が英語に翻訳され、Hacker News等で話題になっています。

xxx(ハンドル名): オーケー、ビルド担当エンジニアが転職で辞めちまった。本当にターミナルに住んでるようなやつだった。わかるだろ、Vimが大好きで、.dotファイルで図を描いて、Markdownでwikiに投稿するようなタイプさ… もし何か、そう何でも、90秒以上掛かるようなことがあったら、スクリプトで自動化しちゃうんだ。

xxx: そういうわけで我々はここにいて、彼の、そう、「遺産」を見てるところだ。

xxx: きっと気に入ると思うよ。

xxx: smack-my-bitch-up.sh(アバズレをしばく.sh) – 「遅くなる」というSMSを彼の妻(を指してるのは明らかだろう)に送る。文字列の配列からランダムに理由を選ぶ。cronジョブで動き、そのジョブは夜9時以降にSSHのセッションに彼がログインしていたら発動するんだ。

xxx: kumar-asshole.sh(ろくでなしクマー.sh) – “Kumar”氏(我々の顧客企業のデータベース管理者だ)からのメールを受信箱からスキャンする。「助けて」「問題」「すいませんが」といったキーワードを探し、もしそれらが見つかったら – 顧客サーバにSSHでログインし、運用サーバを直近のバックアップに巻き戻す。そして「大丈夫だ。次は気をつけてくれ」と返事をする。

xxx: hangover.sh(二日酔い.sh) – 特定の日(訳註: コードを見ると平日)にセットされたまた別のcronジョブ. 「気分が優れない/家から働くよ」のようなメールを自動で送る。定義済みの配列からランダムに「理由」を追加する。朝8時45分にサーバ上に有効なセッションがなければ起動するようになっている。

xxx: (優勝はこれだな) fuckingcoffee.sh(*ピー*コーヒー.sh) – きっかり17秒(!)待って、コーヒーマシンにSSHでセッションを開き(コーヒーマシン上でlinuxが走り、ネットに繋がってSSHDが走ってるなんて知らなかったよ)、なんか謎のデータを送る。何かのバイナリだ。どうも、それによってマシンが中サイズのハーフ・カフェ・ラテをカップに淹れるのにそこから24秒(!)かかるんだなこれが。淹れ終わるタイミングは、まさにヤツの机からマシンのところまで歩くのに掛かる時間だったんだよ。

xxx: なんてこった。俺もこのスクリプトを使うぞ。

WTFPLライセンス下での翻訳。(英語記事のリンクはshellスクリプトを指していますが、GitHubにあるファイルでは .sh は空で .rb に実体があるものもあるので、どちらがオリジナルかはわかりません)

shellやRubyで書かれているスクリプトがGitHubに公開されていて、すでにPython移植版を書いて上げているユーザーもいます。ここにいろんな同様のスクリプトが増えていくかもしれないですね。要ウォッチかもしれません。

[追記]

なるほど

そして HTCPCP (Hyper Text Coffee Pot Control Protocol) なんてプロトコルも。

via Business Insider and Venture Beat

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サーバー管理

スマホのメッセージアプリでサーバー管理

Karim Jedda さんがブログで公開したWhatsappでサーバー制御(Control your server using Whatsapp)。Facebook に買収された世界一ユーザーの多いメッセンジャーアプリ(日本でいうLINEみたいなもの) Whatsapp を使って、サーバーにコマンドを送り、結果を受け取れるようにしたそうです。

常時パソコンを持ち歩いているわけではないが、サーバに不具合が起こった時は対応しないといけない、そんな時にスマートフォンから対処できるよう、いつも使っている Whatsapp からサーバーにアクセスできるようにしたんだと。

whatsappcli-hello

サーバー側に持たせたアカウントに Whatsapp で hello と呼びかけると、使える機能を返しています。

whatsappcli-exec

用意された機能だけでなく任意のコマンドも実行できるので、やろうと思えば何でもできますね。

現在のところ認証機能やその他のセキュリティ関連機能は一切無し。

コメント欄の「iPhone や Android にもSSHクライアントアプリあるよ。それ使えば?」というツッコミが全てを表していますが… たぶん「やってみたかった」んでしょうね。

このツール whatsappcli はオープンソースで公開されています。

なお、Whatsapp を bot 等で使う件については、アクセス用のライブラリを公開した人が警告を受けて取り下げたりしているようで、利用規約違反です。

Whatsapp サービスを通るメッセージの秘匿性の問題もあります。コメント欄でも出ているように、Telegram など API も公開されていて(自称ですが)よりセキュアなサービスを使った方が良さそうですけどね。

via Hacker News