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ゲーム

mappuzzle.xyz – 世界地図や日本地図のジグゾーパズル

MapPuzzle.xyz は、国や州、都道府県などをパーツのように白地図の正しい場所に置くことを競うブラウザゲームです。

アルファベット順にならんだ国のピースを、好きなものから正しい場所へドロップして解いていきます。190個以上ありますからね、かなり難しい。

これらの国で、行政区分をピースとしたパズルができます。日本の都道府県版はこちら

via Maps Mania

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データ可視化

Direct Train Connections – ヨーロッパの「直通」列車を調べられる地図

🇪🇺 Zug-Direktverbindungen(Direct Train Connections) は、ヨーロッパにある駅を指定すると、その駅から直通電車で行ける駅を全部地図上に表示してくれるwebサービスです。

direct train from Munich

ミュンヘン駅を基点に表示してみた地図。ドイツ国内の各所への直通列車があるようです。オーストリアやイタリア北部へも多数。ハンガリーやクロアチア、オランダなどへ行く列車もあるようです。

終着駅は所要時間に応じた色でプロットされていて、10時間以上かかる列車も。

こちらはミラノ中央駅からのプロット。イタリア国内とは言えシチリア島のシラクサまで20時間弱の列車が表示されたので、「橋なんてあったっけ?」と思って検索したら、メッシーナ海峡では切り離した車両をフェリーに積んで先へ進む列車があるんですね。

陸で国境がつながっているヨーロッパらしい結果かと思いましたが、いろいろと見てみると国境を越える列車はそこまで多くなく、国によっては首都からのほとんどの列車が国内止まりなところもありました。国境近くの駅から国境をまたぐ列車も当然あろうとは思いますが。

スペインの首都マドリッドからは、すべて国内行き。

ベラルーシの首都ミンスクからの地図。ほとんどの隣国には直通列車の終点はありませんが、ロシア国内向けには北極圏のムンマルスク行きや黒海沿岸のアドレル行きなど超長距離列車が。どちらも40時間越えの乗車時間です。

ヨーロッパの駅は一つの都市に方面ごとに別の駅があることが多く、駅単位で表示させても「その都市から直通で行ける駅のすべて」が一度に表示されないこともあるのは注意が必要です。

国境線や鉄道路線図だけではわからない都市と都市との結びつきや、隣国との関係性なども遊んでいると浮き上がってくるような気がして、面白いサービスだなと思いました。

ソースコードはGitHubで公開されています。データはドイツ鉄道のAPI経由で取得しているそうですが、ヨーロッパ中のすべての鉄道データを、特に小さな鉄道会社のデータまでは網羅してるとは言い切れないそうです。

via Maps Mania

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ネットのサービス

[冬至・夏至] あなたの近所のストーンヘンジ的道路がわかる地図

Solstice Streets (冬至・夏至の通り) は、夏至や冬至の日に太陽が昇ったり沈んだりする方角に向いた道路を見つけるための、特殊な地図です。

イギリスの古代遺跡ストーンヘンジでは、夏至の日や冬至の日にたくさんの人が集まるお祭りがあるそうです。

Stonehenge Sunrise
Mark Grant – Creative Commons Attribution 2.5 Generic

これは一年のうち夏至の日にだけ、ストーンヘンジの北東から中心部にかけて日の出の光が差し込む様子を見るためのお祭りということ。

ストーンヘンジ以外のスコットランドやアイルランドの古代遺跡にも、方角に関して同様の配置が見られるそう。昔の人たちが、昼の長さの変化が逆転する冬至や夏至の日とその時の太陽の方角に何らかの特別な意味を見出していた証拠かもしれません。

Solstice Streets の作者 Demeter Sztanko さんは、その方角という痕跡を、道路にもあるのではという仮説のもと作成した地図になります。

世界の主要都市について、Open Street Maps を使って、冬至と夏至に日の出・日没が見られる方角を向いた道路を表示させることができます。

東京版の地図がこちら

夏至の日の出・冬至の日の入りとなる方角を向いている道路は赤い線、冬至の日の出・夏至の日の入りとなる方角を向いています。

画面左側の分布チャートを見る限りでは、東京の道路は東西や南北に走るものが他より多く、ストーンヘンジ的な方向の道路は特に多くは無いようです。オレンジ色に引かれた道路の中に明治神宮の表参道があったので、Google Earth で冬至の日の日の出が本当にこの方向で出てくるのかを確認してみました。

方角は確かにあっているようですね。明日の冬至の日の出も、表参道では通りの奥に実際に見えるのでしょう。

夏至の日の入りを同じ表参道から表示するとこんな感じに。

東京が比較的新しい街だからかと思い、京都(大阪)版も見てみましたが、

考えてみれば京都こそ東西南北の方角ばかりの碁盤目状の街でしたね。

西大橋という橋が赤い線の向きでしたが、これはたまたまそういう向きなだけかもしれません。

日本の主要都市ということで14か所が見られるようになっています。札幌熊本に方角が揃っている道路が固まっている場所はあったのですが、それも本数がそれ以外の方角に比べて多いというわけでもないので、建設時に偶然そうなっただけなのかなと思います。まあ、イギリス周辺の古墳にある特徴というだけなので、日本の都市にそんな仕掛けがあったら驚きでしょう。

日本では古代のロマン的発見はなさそうですが、近所に「偶然ストーンヘンジ的な方角の道路」があれば、冬至の日に散歩にでも行って日の出・日の入りを見てみるのもいいかもしれません。

via Maps Mania