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データ可視化

平均的な日本人の体格を外国人と比べた画像

MyDealsのブログ記事から。

「平均的なアメリカ人男性の体格ってどんなだ?」と考え、アメリカ、日本、フランス、オランダの4つの国の男性の平均身長・平均胴囲、平均BMI(肥満度)の統計を元に、各国男性の平均的な体格を3Dモデルで作り、並べています。

All_Countries_Side

All_Countries_Angle

All_Countries_Front

国名 身長(cm) 胴囲(cm) BMI
日本 171.4 82.9 23.7
アメリカ 176.4 99.4 29
フランス 174.4 92.3 25.55
オランダ 183.3 91 25.2

記事の末尾に、データを取ってきた各国統計へのリンクがあります。
フランス以外は30代のみ。フランスは30-54歳のデータということです。

via Average American compared to people in other countries | Ufunk.net

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ネットの事件

4chan創業者、日本のおもちゃ屋の50,000ドルでの買収話を蹴っていた

日本の匿名掲示板文化をアメリカに移植し、先日設立10周年を迎えた、巨大匿名画像掲示板4chan。今では、先祖である2chan/2ch同様に、様々なネットの流行(ミーム)の一つの発生源となっています。

4ch-10th-birthday

その4ちゃんを創業したChris Poole(moot)氏がTumblrで明かしたところによると、2005年の秋に、日本のとある玩具店から、50000ドル(550万円)でのサイト買収オファーを受けていたということです。

その時の断りの返事の一部が公開されています。

Sorry for the delay. As crazy as it may seem, even an offer of that magnitude would not change my mind. The amount of time and money I and others have invested in 4chan makes it very hard to put a price on, and, not only that, but the site continues to grow in popularity immensely each day, month, etc.

遅れてすいません。正気じゃないと思われるかもしれませんが、そのような大金を提示されても気持ちは変わりませんでした。僕と仲間たちが4chanに投入した時間とお金を考えると、それに値段を付けるというのは非常に難しいのです。さらに、それに加えて、サイトは毎月、そして毎日、ものすごく人気を高め続けているものですから。

この時moot氏はなんと17歳です(彼は15歳で4chanを始めています)。サイトを500万円(4万5450ドル)で買い取りたいと言われて、どれだけの高校生がきっぱりと断れるものでしょうね。

moot氏はこのおもちゃショップの名前を明かしていませんが、既にその会社は存在していないということです。

2年目の段階で4chanの成長に気づいて日本から買い付けを試みたというその会社も結構すごいと思うのですが。どこなんでしょうね? そして、もし買収が起こってたら、その後の4chanはどうなっていたんでしょう。Anonymousグループもその抗議活動も生まれてなかった?

I could not be more thankful that I made the right decision. While 4chan hasn’t made me rich, it has become my life’s work and provided me with countless friendships and a decade of entertainment.

And that’s something you can’t put a price on.

その時正しい判断をしたことは、どれだけ感謝してもしきれません。4chanは私をお金持ちにはしませんでしたが、それはライフワークとなり、数え切れない友情と10年間にわたる楽しみを与えてくれました。

それこそが値札をつけられない何かなんです。

10周年関連のイベントで公開されたアニメ動画は、DAICON 4 FILMのパロディです。(9:11頃から)

4chan-twilight-1

4chanは日本のウェブ文化が大きくアメリカへ流れ込んでいるポイントの一つでしょうね。

via 4chan creator Chris Poole turned down a $50,000(550万円) acquisition offer from a Japanese toy company in 2005 – The Next Web

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執筆

ツイッターはなぜ日本でそんなに流行っているのか – Wall Street JournalのJapan Realtimeに寄せたコメントの補足

ウォールストリートジャーナルのオンライン版が、日本のトピックを扱うJapan Realtimeというコーナーを6月上旬から始めています。
このコーナー、日本のいろいろなニュースを英語で書かれていて面白いのですが、そこで1日に出たJapan, Champion At World Cup Tweeting(日本、W杯ツイートでチャンピオン)という記事の中で、コメントをさせていただきました。
記事は、ワールドカップ日本代表に関するツイッターの数が、秒あたりのつぶやき数でこれまでの記録を破ったことを受けて、ツイッターが世界の他の国よりも日本で受け入れられているようだということを伝えています。
今回は「日本の情報技術(IT)業界を英語で海外に紹介するブログAsiajinの代表」ということで質問を受けました。アジアジンの宣伝にもなるのでありがたいことです。
質問の内容は「どうしてツイッターはそんなに日本で流行しているのか?」というもの。
面白みがない回答だと思われたのか記事では取り上げられなかったのですが、僕が思う一番の理由は「日本ではFacebookが弱いから」だと答えました。世界の他の国では、ツイッターをやりそうな人とフェースブックをやりそうな人に分かれている部分で、日本は両方の層がツイッターに殺到したのでは、という意味でです。
最近は考えを少し変えたようですが、フェースブックはアメリカでのツイッターブームで利用者がどんどん増え、テレビ等でもツイッターの話が出てくるようになった頃から、ツイッターのことをかなり脅威と意識しており、ステータス情報の表示やそのデザインなどいろいろな面でツイッターに対抗しようとしてきました。
「Facebookがツイッターに流れそうになったユーザーを取り戻そうといろいろやっていたのに対して、日本では直接ツイッターの対抗になるようなサービスがなかった」「ミクシィを始め、各社マイクロブログを自社サービス内でも揃えているけれど、ツイッター的な機能を全体のメインに据えようとするところはなかった」「そのため、ツイッターのツイッター的なサービスに魅力を感じたユーザーは、他に有力な選択肢もなかった」というのが僕の論旨です。
海外の人、特にヨーロッパ語圏からの人と話す時になかなか分かってもらえないのが、日本ではFacebookが影響力を持ってないことです。アメリカ等では、何をするにしてもFacebookを意識したり、Facebookとの連携機能を入れたりというのを考えるようですが。
その他に理由は考えらえないか、と尋ねられたので、つぶやきは独り言みたいなもので読まなくても返事しなくてもかまわない、という考え方が、ミクシィの足あとに象徴されるソーシャルネットワークの密な関係性に疲れたユーザーを引きつけたのかもしれませんね、と話したら、こちらの説が面白かったようで採用され、しかもミクシィ社にコメントを求められています。ミクシィの方は「サービスの性格が違う」とコメントされたようですが、上で書いたように僕もそれには同意してるんですよ。ミクシィはツイッターに対抗するというより日本のFacebookになろうとしている気がします。それがいいことかどうかはともかく。
あとは、Twitter本家のモバイルサイトがDocomoのケータイ(=日本のケータイの半分)で使えなかったことや、日本の携帯専用のモバイル版が出たこと、モバツイなどサードパーティーの携帯版も活発なこと、なども説明しました。また、フェースブックの話から「フェースブックは日本で伸びるか」ときかれたので、減ることは無いと思うけど大変じゃないかとも回答しました。