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ツール

機械学習で最密充填ピーナッツバナナサンドイッチづくり

バナナをはさんでピーナッツバターを塗ったサンドイッチを作る際に、いかにバナナをぎっしりと敷き詰めることができるか、というのを機械学習によって示すツール EthanRosenthal/nannernest が公開されています。

家にバナナが無かったので買ってきました。

今日は世界一のバナナ輸出国エクアドル産のものが手に入りました。

バナナと、パンの断面がわかる写真を撮ります。台所がが暗くてすいません。

nannernest コマンドにこの画像を与えると、デフォルトの動作ではパンに敷き詰めるだけのバナナが無く、隙間が多数できてしまいました。日本の食パンが大きいのかな? もっと薄くスライスするよう調整した結果がこちら

この結果が正しいかを確かめてみます。

29個の輪切りにするのは結構たいへん。なんとか切り終えたので、画像の指示する番号に従って、スライスを配置していきます。

「なんだか少し窮屈だな」と思いながらも進めていくと、16番を置こうとした際についに限界が。

日本で売っているエクアドル産のバナナの形状が、ツール作者のバナナとは異なるのかもしれません。

コマンドラインオプションで、バナナを何個の輪切りにするか(デフォルトは22個。バナナ層の厚みが変わってきます)、バナナの皮の厚さ、バナナの断面の長軸短軸の比率、など細かな設定もできます。

調整次第では、バナナの詰まったサンドイッチを作ることができるのではないでしょうか。

via Ethan Rosenthal via Geekologie

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ネットのサービス

CRAPPSY – 毎日トイレ(大)の写真を送って健康状態チェックするサービス

CRAPPSY は、15歳の高校生イスカンダル・ハンさん(ハンドル名かもしれないけどすごい名前)による新サービス。ほとんどの人類が毎日のように接するものをテーマにしています。お通じです。

大便の写真を撮影してアップロードすると、その状態を機械学習によって判定し、腸の状態を点数化した Crappsyスコアが表示されます。

スコアは、腸の消化状態を表しているそう。7段階に分類するブリストル便形状スケールがその基本にあるということ。

毎日撮影して送信することで、スコアの変化から自分の胃腸の消化能力を把握できるのではと。

医者に言われて排泄後の便をチェックしているような人もいるでしょうから、写真で記録するのも意味はあるでしょうし、写真から客観的な情報を抽出してくれるのも良さそう。ただこのサービスを使い始めるには心理的な壁もあるように思います。そもそも撮影したいか、という話もあるし、専用サービスとはいえそんな写真をネットの向こうに送り出してしまっていいのか、とかも。

機械学習による判定ということは、最初は既存の大便写真を大量に集めて元データを用意しているわけです。また、サービスにも毎日毎日大便の写真が届き続けることになります。人々の健康のためのサービスで15歳の高校生が起業することもすごいですが、このサービスの開発や運営には独特の苦労がありそう…

食べたものやカロリーを写真で記録するアプリやサービスも色々ありますが、入れたものと出したもので連携したりするのもありかもしれませんね。

iOS版Android 版の両方が存在します。

via Product Hunt

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ネットのサービス

AIでネットミームを生成する This Meme Does Not Exist

英語圏で meme といえば、リチャード・ドーキンス氏が「利己的な遺伝子」で提唱した文化が共有し伝えていく情報というのを越えて、ネットで人づてに流通するキャプションつきの面白画像ということになってしまっています。

This Meme Does Not Exist は、プログラムによる自動生成でこのネットミームを作り出そうという試みです。

サービス上では、ネットで広く流通しているミーム画像のネタ元に対して、その画像についたキャプションを集め、それを学習させたスタイルから新しいキャプションを生成することができます。

ページの上部には有名なミーム画像が並んでいるので、好きなものを選ぶとキャプションが自動生成されて下に新たなミームが提示されます。

生成されたものがいきなりうまく出来ていて面白いなどということはさすがに少なく、何回リロードしてもピンと来るものは僕は来ませんでしたが、閲覧者(人間)が面白いかもというものをレポートし共有することで、多少は意味がありそうなものがこちらには並んでいます。

自動生成と参加ユーザーの共同作業ということですが、濫造の中から偶然良いものが出てくることもあるでしょうね。

via TheNextWeb