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ツール

Triangula – 画像を三角形の集まりに変換するツール

Triangula は、Go言語で書かれたオープンソースの画像変換ツールで、写真などの画像を小さな三角形の集合体に変換するものです。

適当な画像で試してみました。

これが、(変換のごく途中の状態でまだ荒いですが)以下のようなSVGファイルになりました。

ブラウザで動くプレビュー版も公開されていて、簡単に試すことができます。変換の速度はかなり遅いということで、CLI版を手元で動かした方が良いと思いますが。

面白いアート効果として使うとか、写真に映った個人情報等の匿名化をするとか、(画像の内容によっては)ファイルサイズ軽減に使うとか、使い方はアイデア次第でしょうか。

via Hacker News

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ネットの事件

娘のライバル達を追い出すためにディープフェイク動画をコーチに送り付けた母が逮捕される

ペンシルバニア州のチアリーディングチームに娘を通わせる母親が、ディープフェイクの不祥事動画を使ってライバルたちを陥れようとしたことがわかって逮捕されたそうです。罪状は子供へのサイバー・ハラスメント。

供述によれば、この50歳の母親は昨年、チームに所属する少女とコーチに加工された画像とテキストメッセージを匿名で送りつけたのですが、その画像は少女らが裸だったり飲酒やドラッグを吸う様子を表していたそう。動画は(映っていることが本当なら)チームを辞めさせられてもおかしくない内容だったという親の証言もあります。しかも、他の2人の少女についても同様の嫌がらせが行われていたと。

これらの動画を解析した警察は、これらの映像がデジタル的に書き換えられ本物そっくりに見える「ディープフェイク」だと判定したそうです。犯人が電話番号もIPアドレスも何の対策もせず使っていたことから、特定もすぐにされたと。

犯人の娘と少女たちは以前は友達付き合いをしていたそうですが、被害者の少女の両親が「素行の悪い(犯人の)娘とつきあわないよう」にさせたそうで、それがこのハラスメントを引き起こしたのかもしれないと話しているということ。

なお、複数のソースで「ディープフェイク」と言っていますが、これは警察の発表でそう言っているようで、Hacker News の議論ではAIを使った deepfake アルゴリズムを使ったというより、フォトショップ等の旧来の加工をも含めてリアルなニセの画像/動画を作ることを「ディープフェイク」と警察もメディアも呼ぶようになってしまっているのでは、という考察が出ていました。

どのレベルの加工かはわかりませんが、フォトショップの類であっても昔より簡単にうまく加工ができるように進化していますし、deep fake を一般家庭で素人が利用することもすぐに普通となるかもしれません。写真や動画が流れてきたからといってなんでも真に受けてはいけませんね。

via Hacker News

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アメリカ

米大統領就任式での新ミーム「バーニー・サンダース氏とでっかい手袋」

ジョー・バイデン氏のアメリカ大統領就任式はアメリカ国内だけでなく世界中で報道されましたが、就任式の映像から早速あたらしいネットミームが誕生したようです。

民主党候補者予備選でバイデン氏と争ったバーニー・サンダース氏が寒い中椅子に座っているだけなのですが、やたらに大きな2つの手袋がなぜかネット民に気に入られたようで、この座ったサンダース氏の画像を使った合成画像の公開が大流行中です。#BarnieSanders

仕事の速い人が、もうジェネレータを作っています。任意の住所を入れると、Google Mapsから引っ張ってきた風景の上に手袋サンダース氏を合成してくれます。

就任式当日は正午でも気温一桁台だったらしく、参加者の多くが厚手のコートを着ていましたね。

サンダース氏は氏の公式twitter経由でコメントを出しています。

「(私の選挙区の)バーモント州では良く着込むし、寒さがどういうものかわかっています。ファッション性は気にせず、防寒を大事にします。今日もそうしただけです」