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データ可視化

もし携帯電話の電波が目に見えたら?

ケータイで電話を掛けたりネットにつないだりできるのは、今の小さな携帯電話が街のそこここに配置された基地局との間で通信をするからですね。ということは、使っている携帯電話と基地局の間では始終電波が飛んでいるということになります。

そんな携帯電話の電波を、私たちが普段、青や赤の光を見ているのと同じように目で見ることができたとしたら、というのが、Nickolay Lamm さんの制作したこれらのイメージ写真です。

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仮想的に六角形に区切られた街に、基地局が多数配置されています。上はシカゴ、下はニューヨークだそうです。

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一つの基地局は複数台の携帯電話との通信を行なえますが、相手ごとに違うチャンネルを使って通信しているのを、赤や黄色の違う色で表現しています。

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ハリウッドの丘

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同じLammさんの過去の作品には、無線LANの電波に色をつけたものもあります。

via visualizations of american cities with invisible cellphone signals

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ネットのサービス

nixカラーセンサー – 実世界の色を取るスポイトツール

nix color sensorは、Photoshopのeyedropper(スポイトツール)を現実世界で使えるようにした、といった感じのガジェットです。

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街中で見かけたスーパーマンのポスターのシャツの色がいいな、と思ったら、nixをあてると、

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nix と連動させているスマートフォンに、その色の情報が表示されます。RGBの値も表示されていますね。

もし、この色で家を壁を塗り替えたい、と思った時は、壁を塗るという目的やペンキのブランド名を選んでいくと、

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近場の買える店を教えてくれます。

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デモ動画はこちら

iPhoneのカメラで色を取り込むアプリもあるそうですが、専用機であるnixは取得した色の正確さがとても高いのだそうです。色をスポイトする時にセンサーの周りが対象の地点をカバーで覆い隠すので、周囲の明るさや色に影響されることなく色が調べられるのも利点だということ。

クラウドファンディングのKickstarterで募集が掛けられており、目標35000カナダドル(335万円(3万451ドル))の半分以上は既に集まっているようです。nixを一台入手するには99カナダドル(9500円(86ドル))+送料の出資が必要。

via Nix Color Sensor Copies Colors from Physical Objects: Real Life Eyedropper Tool

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UIデザイン

時間で色が変わるシャワーヘッド Uji で、節水や時間節約

パソコンやスマートフォンをずっと使ってる生活だと、そこにいつも時計があることは多いかと思います。シャワー中は、日常で数少ない、はっきり時間がわからなくなる時だという人も多いのではないでしょうか。僕は遅刻しそうと言ってるルームメイトがシャワーをなかなか終えないので心配したことがよくありました(結果遅刻してた)。

Ujiシャワーヘッドは、時間が経つ事で色が変化するというシャワーヘッドです。最初は青色ですが、

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途中から色が変わり、

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最後は赤色になります。

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この商品は、人々のシャワータイムがもっと省エネルギーなものになるための助けになりますよ、とは発明家の弁。6ヶ月の実験結果では、このシャワーヘッドをつけてもらうことでシャワーの時間が平均で12%短くなったということです。

現在は7分で赤色になる設定ですが、この時間についてはまだ研究中で、将来変更されたり、あるいはユーザーが時間をカスタマイズできるようにすることも検討中なのだとか。

10年もすれば、シャワーヘッドか鏡か何かが遅刻しそうなら喋って教えてくれるようになるとは思いますが、シャワーが長くなりがちな人にとっては手軽で効果のあるアイデア商品かもしれませんね。

via Shower head shames you into taking shorter showers | DVICE