カテゴリー
英語学習

あなたの英語がどの方言かを判定してくれるサイト WhichEnglish

WhichEnglish?(どの英語?)は、いくつかの英語の質問に答えていくことで、あなたの英語がどの国・地方の英語なのかを判定してくれるというウェブサイトです。ウェブサイトを使った研究をしているGamesWithWords.orgプロジェクトによるものです。

最初のページで書いているように、”Throw me down the stairs my shoes”という文章は、カナダのニューファンドランド地方では文法的にまったく正しい英語なんだそうです。全然正しい英語に見えませんが、「靴を階段の下にいる私に放ってくれ」という意味なんでしょうかね。

そのような地域ごとの英文法の違いを、クイズに答えさせることで当てる、というのがこのクイズ。

まずは性別、年齢、難読症などの経験、最終学歴などを入力すると、クイズが始まります。

which-english-quiz

英文が表していると思う方の絵や図を選んだり、

which-english-quiz-2

自分が自然だと思う方の英文を選んだり、

which-english-quiz-3

文法的に正しいと思う英文をすべてチェックしたり。

20問ぐらいですかね。結構たいへんですが、どれが正解、というわけでもない、ということなので、感じたままに選んでいきます。

すべて答え終わると、あなたが使っている英語がどこの英語か、また、あなたの母国語が何か、も推測してくれます。

which-english-akky-result

僕の場合、ありそうな順に、アメリカ黒人の英語、シンガポールの英語、ニュージーランドの英語、という判定が出ました。また、母国語はポルトガル語では?、という判定でした。まあ外れているのですが、3つ出てきた判定に日本語はありませんでした。

僕の身に付けた英語が変なのか、このプロジェクトに日本人の英語の特徴がまだ十分集まっていないのかは不明です。時間があって英語のテストが嫌じゃない読者の方にも、ぜひ試してみてほしいと思います。

関連

出身地鑑定!! 方言チャートたぶん完成版

カテゴリー
ネットのサービス 英語学習

Text Teaser – 長い英文を短くまとめてくれるサービス

長い英文を読むのは、特にネイティブではない我々にとってはたいへんな作業です。ウェブサービスText Teaserは、そんな長い英語の文章を、箇条書きで(みたところ5項目以内で)まとめてくれるというサービスです。

使い方は、英文のあるwebページのURLを渡すか、タイトル・本文のテキストをフォームに貼り付けるかで、要約させたい文章を与えます。

英文のサンプルとしては、ジャパンタイムズで連載している自分のコラムを喰わせてみました。(自分の書いたものなので、要約が合ってるか確認しやすそうということで)

ちなみに、元記事は、アルバイトがチェーン店の職場で遊んだ写真をソーシャルネットワークに投稿したことによる炎上が続いている、という、日本語のwebでは相当話題となった一連の事件を解説したものです。

textteaser-1

混み具合によっても時間は変わるでしょうが、10秒そこらでこのような要約を表示してくれました。生成された要約は、以下のようにサイトに埋め込むこともできます。

要約、といっても、文章の中身はほとんどいじられていません。元の文中にある文章がそのまま切り出されている場合が多いです。多数の文章の中から、重要なことを言っている文を抜き出す、という形の要約なのでしょう。

元の記事の結びに関しては、要約に出てきていません。他にもいくつか要約してみましたが、何かを主張する一文は、必ずしも要約には出てこないようです。

それでは使えないか、というとそうでもなく、単にランダムに5つの文を抜きだしているようでもないですね。それなりに、文章の大意がつかめそうなところを抜き出してくれているようなので、多数の英文を斜め読みするような時には、助けになるかもしれないなと感じました。

大きなニュースであれば、数時間から数日のうちには国内のメディアがプロの人力翻訳で伝えてくれますので、日本でこのような英文要約のニーズがあるとすれば、誰も翻訳していないうちにいち早く新しいニュースを流し読みしたいとか、ニュースではなく、個人間のメールのやりとりとか論文読みとかで英語の長文を急いで読む必要がある人とかでしょうかね。

APIもMashape経由で提供されていて、月間1000回までなら無料で使えます。

via ProgrammableWeb and TechCrunch