カテゴリー
fun

デバッグの6段階 (Six Stages of Debugging)

  1. ありえません
  2. 私のマシンでは再現しません
  3. それは起こるべきじゃありません
  4. なんで起こるのかな?
  5. あー、なるほど
  6. なんで今まで動いてたんだろう?

あるある。サポート担当者として1や2の返答をしてしまうと、あとでバツの悪い思いをしちゃいますね。

少なくとも2003年には流通していた文章を、発掘した人のブログから

via HackerNews

カテゴリー
ネットのマーケティング

[カナダ] ビタミンウォーターの蓋の裏に「このバカ」と印刷して回収騒ぎに

カナダ、アルバータのある家族が、買ってきたVitamin Waterのボトルを開けたところ、フタの裏に”You Retard”(このバカ)と書いてあってショックを受けた、というニュースです。

you-retard-cap

文字に気づいた女性には、脳性まひの妹さんがおり、Retardの単語は家族の中で長年の禁句になっていたこともあり、女性の父が長文の抗議を販売元のコカコーラ社に送ったということ。

最初は、コカコーラの従業員が悪意を持って、あるいは冗談でこのようなフレーズを印字したと思っていたようですが、これは、コカコーラ社が正式に行っていたキャンペーンの結果だとわかりました。英語の単語とフランス語の単語を一文字ずつ、ランダムに組み合わせてフタの裏に印字する、という企画だったそうです。

フランス語の retard は、遅い、遅れた、という意味で、英語のようにバカという意味はないそうなのですが、いくらフランス語系のカナダ人が多い地域があるからといって、説明なしにそれがフランス語だと誰でもわかるはずはないですね。

コカコーラ社は謝罪をし、出荷前のキャップはすべて破棄されたということです。悪意はなかったし、偶然の産物、不幸な事故だ、とも言っているようですが。

記事のコメント欄では、「自分の買ったのには”workplace massacre”(職場虐殺)とあった」という人も出ています。本当かどうかわかりませんが。

ランダムに複数のものを組み合わせるのはコンピューターを使えば簡単ですが、無限で生成される組み合わせが大丈夫なものかをチェックしないと、偶然で問題が起こってしまいますね。今年の3月にも、乱数生成の文面でTシャツ会社が一つ閉鎖に追い込まれています。チェックの手間やチェックをすり抜けたものが起こすリスクを考えると、企画者はもうちょっと慎重になるべきなのかもしれません。

via Family Outraged After Finding "You Retard" Under VitaminWater Cap

カテゴリー
英語学習

オックスフォード・オンライン辞書に追加されたIT関係の英単語

オックスフォード・オンライン辞書(ODO)に今回新たに追加された英語の新語の中から、コンピューター/ネット関連の単語を抽出してみました。

selfie

「自分自身を撮影した写真、通常はスマートフォンやwebカメラで撮り、ソーシャルメディアwebサイトに公開したものを指す。」

片手を長く伸ばしての撮影もありますし、海外ではバスルームの鏡を使っての自分撮りも多いですね。

phablet

「典型的なスマートフォンとタブレットの中間ぐらいの大きさの画面を持つスマートフォン」

(smart)phoneとtabletの中間でファブレット。日本語ではほとんど聞かない言い方です。

buzzworthy

「報道や口コミで広く興味や注目を集めそうな」

emoji

「小さなデジタル画像やアイコンで、電子的なコミュニケーションにおいてアイデアや感情を表すもの」

日本語が語源の新語です。この定義だとLINEのスタンプとかもemojiになるかも。

unlike

「webページやソーシャルメディア上の投稿などに対するLike(いいね)や承認を撤回する」

前置詞や形容詞としての「似てない」というunlikeは昔からありましたが、動詞として初めて辞書に載りました。

bitcoin

「中央銀行を一切持たずに取引を実行できるデジタル通貨」

もうビットコインが辞書に入るんですね。

BYOD

「組織が被雇用者に自身のコンピューター、スマートフォン、その他のデバイスを仕事のために使わせること」

“Bring your own device”ですね。これは日本語でも最近よく聞きます。

hackerspace

「コンピューターや技術に興味のある人たちが集まり、アイデアや道具、知識を共有してプロジェクトを進める場所」

東京にもいくつかありますし、旅行先のハッカースペースを訪ねるのを趣味としてる人もいますね。

Internet of things

「日常的なものがネットワーク接続され、そこからデータが送受信されるようなインターネットの現状」

説明を読んでもいまひとつピンと来ませんが、例文などを見た感じでは「ネット」と訳しても伝わるのかなと。

MOOC

「ネット上で、非常に多くの人々を対象に無料で提供される学習コース」

“Massive Open Online Course”の頭文字で、元々はオンラインゲームを指すMMOGやMMORPGからの連想で作られた単語だそうです。

geek chic

「コンピューターやテクノロジーのマニア風味の衣服や格好やカルチャーが、スタイリッシュでファッショナブルだと目されること」

「シックな」という形容は日本語でも使われますが、ギーク・シックは日本語に入ってくるでしょうか。

srsly

「”seriously”(本当に)の短縮版」

ネットで使われる表記だと思います。

TL;DR

「オンラインでの長文の書き込みに対してそっけない返答を返す際に使う。または、長文の書き込みの短いまとめを披露する」

“Too long; didn’t read” (長すぎる;読んでない)の頭文字を取ったもので、一年前に気になって、個人ブログの方でWikitionaryの定義を調べて説明を書きました

digital detox

「スマートフォンやコンピューターなどの電子デバイスを使わないことで、ストレスを減らしたり現実世界での社会的な交流に力を入れたりする期間のこと」

デジタル・デトックス。デトックスは日本語でもだいぶ通用する外来語になってきたように思いますが、この用語も入ってくるでしょうか? 僕はネット断ちするほうが明らかにストレスが溜まりそうなのでやりませんけど。

click and collect

「客が商品の購入や注文を商店のウェブサイト上で行い、物は近場の支店で受け取ること」

この仕組みを表す英語があったんですね。オンラインで買ったものをコンビニで受け取るとか、注文したピザを配達センターに取りに行くとかも含まれるのかもしれません。