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技術

ThisPersonDoesNotExist.com – 「実在しない人物」の写真を作ってくれるサイト

thispersondoesnotexist.com にアクセスすると、ページいっぱいに一枚の顔写真が出てきます。リロードするとまた別の人の顔が出てきます。

これだけだといったい何のサイトかわかりませんが、実は、この表示された顔写真、実在する人物ではなくプログラムで合成されたものだそうです。

Phillip Wangさんが、NVidia の研究チームがSylte-Based GAN の論文で発表し、オープンソースで実装を公開したStyleGANの利用例として作ったデモです。

リロードすると、たまにアクセサリー周りや肩のあたりなどに変なところが出てきますが、ほとんどは驚くほど自然で、これを例えばアイコンにしても、実在の人物だと信じさせることができてしまうでしょう。

これは、左顎のところに不自然さが出た例

論文紹介の動画はこちら。

複数の特徴量を増減させることで、写真と写真を掛けあわせたような新しい写真、それも自然な写真を作る様子が見られます。

顔写真以外のデータで遊んでみている人も多いようです。

via reddit/technology

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ネットの事件

Wiredの「Facebookが顔写真認証をテスト中」は誤報のような気がする

https://twitter.com/flexlibris/status/935635282564734977

これが発端のツイート、「フェイスブックにログインできなくなってると思ったら自撮り写真のアップロードを要求された」という体験なのですが、これをWired が取り上げて、フェイスブックが顔写真をCaptcha とした本人認証を実験中、みたいに報じ、他メディアもそれを参照する形で追ってるわけです。

しかし、7か月前にredditでまったく同じ体験が公開されていますし、フェイスブックのサポートコミュニティでも顔の映った写真をアップロードしろと出てきましたが、どうしてですか?というFAQ として公開されています。

自分の写真をすでにたくさん上げているユーザーなら、それらと同一人物か判定することも今ならできなくはないでしょうけど、写真をアップロードしたかどうかに関わらずこれは発動している(どちらかというと、二つ目のアカウントを使おうとしたら、とか、家から遠く離れたところでログインしようとしたら、とかの事例が多い)ので、AIで本人確認とかそういう高度な話ではなく、免許証のコピーをアップロードさせるとかと同じく、「スパマーやなりすましなら時間をかけて対応してこないだろう」という、以前からやってる人力確認の話ではないかなと思うんですよね。

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UIデザイン

まさに「面の皮」なスーツケースカバー

空港の荷物受け取りで、コンベアーベルトに乗って出てくる自分のスーツケースを見分けやすくするためにステッカーなどをベタベタ貼ってる人がいますよね。

Firebox が新たに発売した Head Case は、スーツケースの持ち主が瞬時にしてわかるというスーツケースカバー。なぜわかるかというと、こんな図柄だから。

Head Case by Firebox

これはインパクト大きい。

「もう、他の誰も、間違ってあなたのスーツケースを持って行くことはありません」だそうです。

カバーのサイズは大・中・小の3つあり、高解像度の顔写真をアップロードして、できあがったものを20-30ポンドで購入できます。

via Laughing Squid