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アメリカ

米大統領就任式での新ミーム「バーニー・サンダース氏とでっかい手袋」

ジョー・バイデン氏のアメリカ大統領就任式はアメリカ国内だけでなく世界中で報道されましたが、就任式の映像から早速あたらしいネットミームが誕生したようです。

民主党候補者予備選でバイデン氏と争ったバーニー・サンダース氏が寒い中椅子に座っているだけなのですが、やたらに大きな2つの手袋がなぜかネット民に気に入られたようで、この座ったサンダース氏の画像を使った合成画像の公開が大流行中です。#BarnieSanders

仕事の速い人が、もうジェネレータを作っています。任意の住所を入れると、Google Mapsから引っ張ってきた風景の上に手袋サンダース氏を合成してくれます。

就任式当日は正午でも気温一桁台だったらしく、参加者の多くが厚手のコートを着ていましたね。

サンダース氏は氏の公式twitter経由でコメントを出しています。

「(私の選挙区の)バーモント州では良く着込むし、寒さがどういうものかわかっています。ファッション性は気にせず、防寒を大事にします。今日もそうしただけです」

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データ可視化

州境が違ってたらアメリカ大統領選の結果はこう変わっていた? という地図

Random states of Americaは、州単位で代議員数を奪い合うアメリカ大統領選挙の過去のデータを使った思考実験です。

アメリカの大統領選挙は、2大陣営(まれに第3陣営)が争う部分は簡単でわかりやすいものの、州ごとに争って州の代議員を勝った方が総取りするところはわかりにくく、実際に全得票が少ない方が勝ったりすることもありますね。

このインタラクティブ地図では、群の集まりからランダムに新しい州を作り、合衆国をその架空の州で分割しています。州の形が異なると、その州の中での民主党・共和党の強弱も史実とは別の結果になってしまったりして、得られた代議員の数も変わります。

# 州の名前は中に含まれる群の一つを使っているそうです。なお、首都ワシントン特別区・ハワイ・アラスカに関しては、他と孤立しているとしてそのまま使っています。

実際に結果大差がついたドール氏やケリー氏の負けが覆るようなことはありませんが、ランダムな区割りを何度か繰り返すと、アル・ゴア氏やヒラリー・クリントン氏が勝利していたケースが簡単に出てきます。

[追記] と思っていましたが、下のように最近6回とも民主党が勝っていた区割りも生成されました。区割りが選挙結果に与える影響は、かなり大きいんですね。

ただ、実際の選挙運動では、今ある州の中の情勢を見てどこに予算や応援などのリソースを投入するかを選択し、その結果として接戦州が多数出てきているわけで、もし本当にこのような州の再編があったとしても、そこで行われる大統領選の結果はこの地図で予測したようなものにはならないでしょうね。

この地図、群の集合から新しい州分けを提示する、というアイデアのところが面白いですね。日本でも市町村単位で組み替えて同様の県境を表示してみると、いつもの見慣れた列島がなんだか知らない別世界の国に見えたりするかもしれません。

via Maps Mania