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シャープが作ったデジタルまな板

ヨーロッパにあるシャープの研究所が、アイデアコンテストで受賞したコンセプトを実際に作ってしまった、というのが、こちらの全面液晶まな板+秤デバイス Chop-Syc です。

sharp-digital-chopping-board-tomato

ほとんど説明不要かと思いますが、その上で包丁を使っても大丈夫なくらい頑丈な、大きな防水タブレットということですね。

chop-syc-recipe

タブレットでレシピを検索して、それを見ながら料理をする人、というのも最近は増えているのではないかと思いますが、このiまな板なら、タブレットの置き場を作ったり、タブレットに水などが掛からないよう気を配ったりする必要もないわけです。

chop-syc-measure

計量はかりの機能もついているので、まな板で検索したレシピを、料理の人数に合わせてまな板で計算し、その分量で肉や魚などの材料をまな板でカット、と、すべてをこのデジタルまな板の上で完結させることができますね。

こちらは、この丸にあてると、ゆでる必要のあるスパゲッティの量が計れるそうです。

chop-syc-spagetti

このあたりは、いろいろな応用が出てきそうですね。

家にない食材がレシピに載っていれば、当然近くのスーパーマーケットへの誘導、みたいなことも考えられます。

chop-syc-supermarket

それはまあ、普通のタブレットでもできる話ではありますが、まな板であれば他の場所に置き忘れたりすることもないですし、調理のたびに必ず使うとなれば広告などの効果も高そうです。

http://vimeo.com/74730839

発案者でアイデアコンテストの優勝者でもあるシボーン・アンドリューさんは、この受賞で研究所のインターンの資格を得て、そのインターン期間に研究所のバックアップを得て、実際にこのアイデアから実物を作る仕事をしているということです。

シャープといえば液晶の製造で有名ですし、たとえ世界の数割、いや数パーセントでも、まな板が液晶を持つようなことになることがあれば、単純ですが大きな発明とも言えるのではないでしょうか。

iPad をお皿にしてしまった人もいるので、もっと液晶やタブレット内の部品が安くなり、防水機能や強度も上がっていけば、台所やダイニングのいろいろなところが、どんどんデバイスと化していく未来も近いかもしれません。

via DVICE