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PINTR – 画像をプロッタで描いた風の図形に変換するサービス

PINTR は、プロッタで描いた絵のように画像を変換してくれるというwebサービスです。

4つのスライダーを調整するたびに、プロットをしなおします。SINGLE LINE は一筆書きにするかどうかの選択。

LINE で線の量を多くすると描きこみが多く真っ黒な画像になります。

サンプルの顔写真で見ると、顔の中心部分を最後に描いているため、LINE を減らすほど顔の輪郭が出ない、より抽象画っぽくなりました。

元の画像の選択が難しいですね。

どんな画像でもそれっぽくなるわけではなく、コントラストがはっきりしていることが重要そうです。グレースケールに変換してから処理をしてるとあるので、狭い領域を色で塗分けているような画像ではうまくいきませんでした。

GitHubでソースコード(javierbyte/pintr)も公開されています。GitHub の方では、プロッタで紙に出力する様子の動画も掲載されています。

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プログラミング教育

scratchblocks – Scratch プログラムをテキストファイルから生成

scratchblocksは、教育用プログラミング言語 Scratch の図形を組み合わせたプログラムを、テキストから生成してくれるというwebサービスです。

言語を日本語(Japanese)にすると、日本語での画像を作ってくれますし、英語など他言語で書いたテキストを translate メニューから日本語に翻訳し、それを画像化( png や svg 形式に)することもできます。

ソースコードも公開されていて、これを使って WordPress で表示するプラグイン(作者は日本の方)や Pandoc でドキュメント内に埋め込むライブラリなども紹介されていました。

小学校の自由研究で、提出するといってもパソコンやタブレットを提出するわけにもいかない。作ったものを紙にして出すにはどうするのがいいのかな、と調べたら見つけたものです。

[訂正 2017-09-08]

scratchblocksScratch Blocks の関係性について間違いがあったので、下の内容を撤回します。ご指摘ありがとうございました。

このツールが表示しているのはそもそも GoogleとScratch が HTML5 版の Scratch 3.0 に使うために策定し、また他の Scratch 風プロジェクトでも採用されるべく規定しようとしている Scratch Blocks で、このScratch Blocks を「非公式に」サポートするツールとして作られているようです。

消えゆく Flash Player から HTML5 ベースに移行しようという Scratch 本家に合わせて作っているものですから、描画結果のそれらしさについては間違いのないところでしょうね。

Github の scratchblocks は Scratch 用の”unofficial”なツールを作っている、とGitHub にありますが、これは Scratch Blocks をサポートしているものではないようです。

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技術

なんでも特許文書に置換するジェネレーター

特許書類の文書って、読み進めるのが苦痛な独特の文体ですね。日本語だけの現象かと思っていたら、英語でもやはり特許の文章は独特なようです。

Sam Lavigneさん作成したのは、どんな文章でも特許の申請書のように変換してしまうというコンバーター Patent Generator

http://commons.wikimedia.org/wiki/File:Middlebrook_paperclip_machine_patent2.gif

Python で作成され、GitHub上で公開されているツールは、4つのスクリプトに分かれます。

  • 特許を生成する “machine.py”
  • 元の文章の単語から、口語や上位語などを検索する “search.py”
  • Bing検索から特許の画像を取得する “get_illustrations.py”
  • キーワードを含む特許文を全文検索しダウンロードする “scraper.py”

Patternライブラリを使って、特許文書に特有の文法構造を見つけ出し、お題として与えられた文章からその構造に似た文章を抽出することで、与えられた小説などにある言葉遣いを保ちながら、特許的な文章を作り上げている、ということ。

ツールを使って生成されたサンプルとしては、以下のものなどが公開されています。(図の画像は含まれていません)

例えば、「共産党宣言」というタイトルは、「理解可能で理論的な、歴史的活動のための手法と機器」となり、特許の概要や詳細も同様に自動生成されています。

ジョークツールとしては面白いですが、むしろ反対に、特許のわかりにくい文章を普通の文章に変換してくれるツールこそ、有用かもしれないですね。