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カリフォルニア大火災の前後を衛星写真で見比べるサービス

カリフォルニア州サンタ・ロサで発生した大規模な山火事、40人以上の死者を出し、一週間経ってもまだ完全に収束してはいないということです。約10万人が避難し、多くの家が焼けてしまったということで、被害の映像もいろいろと入ってきています。

10月12日、火事の後の衛星写真を使ってRobin Kraftさん(@robinkraft)が作ったのは、この被害地域の衛星写真を火災前と後で一つに並べ、マウス操作でオーバーレイされた二つの画像を見比べることができるサイトです。

左にスライドすると、火事の後の写真が見られます。デフォルトで表示される地域は、地域中の家が燃えて灰となってしまっていますが、画面の左端のあたりでは、延焼が止まって家々が残っています。

赤いところは木々の緑が赤方向にずれているためで、赤外線カメラでの撮影による影響ということです。家が次々と燃えても、家の間の木々は結構残っているものなんですね。

こちらのニュース記事には、山火事が起こった領域が地図に描かれていますが、複数の離れた箇所で発生し、それぞれが大きく燃え広がっていることがわかります。

画像比較スライダー(image comparison slider)などと呼ばれる、比較的新し目のUI、ニュースサイト等でもよく見るようになってきましたが、このような事件で被害の深刻さを見せるには大きな威力を発揮するようです。

via Maps Mania