カテゴリー
ネットのサービス

yare.io – JavaScript で艦隊を動かし戦わせるゲーム

yare.io は、Javascriptプログラムを書いて宇宙戦を戦わせるwebサービスです。

ゲームは一対一の戦い、スピリット(spirit)というユニットを操作して、自分の基地を守りつつ敵の基地を破壊することが勝利条件です。

操作して、と言いましたがマウスなどで直接操作するわけではなく、JavaScript でスピリットがどのように振舞うかをプログラミングし、フィールドに投入して戦わせます。

チュートリアルがあるので、通しでやってみました。

基地の最寄りの恒星でエネルギーを補給させ、それを基地へと持ち帰らせます。

エネルギーをある程度運びこむと、基地から新しいユニット(スピリット)が誕生するので、自分のすべてのユニットを配列で回し、使えるユニットを増やしていきます。

自給ができるようになったら、一定範囲を索敵し、攻めてきた敵のスピリッツからエネルギーを奪うことで撃破します。チュートリアルではここまで。

この後は実際の戦闘フィールドに参加します。他のユーザーを待つこともできますが、相手が見つからない時や練習用に bot のプレイヤーも用意されています。

試しに増やした艦隊の半分を敵の基地へ送るプログラムを書き投入してみたのですが、待ち受ける敵の艦隊に各個撃破されてしまい散々でした。チュートリアルから実戦に行くには、もう少し凝ったプログラムを作らないといけなさそうです。

ゲームシステムはまだまだ荒く、スピリットの種類やルール、使える関数もこれから増えていくそうです。Discord チャンネルで作者や他プレイヤーと雑談することができ、現在の制限事項や今後の予定などについて知ることができます。

カテゴリー
ネットのサービス

ブラウザゲーム – スエズ運河を大型船で進め

CNN によるSteer through the Suez Canal(スエズ運河を進め)は、スエズ運河で座礁して運河を何日も止めているエバーギブン号の事件を題材にしたシミュレーションゲームです。

# 3本連続でエバーギブン号事件についての記事となりました。

あなたは、スエズ運河の入り口の地図に配置された大型船を、前後進の出力調整と左右のかじ取りによってコントロールし、画面上端まで座礁せずに導かなければいけません。

船はキーボードのカーソルキーでも制御できます。

舵を切ったままにしておくとどんどん方向が変わっていくのを体験できます。またスピードが出ていると途中でまずいと思っても取り返しが効かなくなりますね。

最初はスエズ運河を通りきるまで遊べるのかと思いましたが、ゲーム画面は最初の地図の範囲だけでした。実際にスエズ運河の端から端まで通過するのは10時間以上かかるそうで、リアルなゲームにするとゲームというより、ただただつらい作業になるかもしれませんね。

via Maps Mania

カテゴリー
ネットのサービス

ブルームバーグによる、ブラウザ上のマウスクリックだけで遊べる株式投資体験ゲーム

Bloomberg Business が公開した The Trading Game (売買ゲーム) は、これ以上ないぐらいに単純化された、株式投資を体験できるゲームです。

The Trading Game screenshot – image by Bloomberg Business

真ん中の赤い”Play”ボタンでスタートしたら、一つの株式の価格チャートが表示され、流れていきます。

その株を買いたいときはマウスをクリック&ホールドします。買った株を売りたくなったら、マウスを押すのを止めるだけ。人差し指一本で、仮想の売買を行なえます。

trading-game

要は、安い時に買い、高い時に売れるか。買って持っている間の株がプラスかマイナスかは、線が緑か赤で表示されるので簡単にわかります。

一年が終了したら、売買の成績が表示されます。

株価の変動は過去の実際のデータを使っており、ゲーム終了時にはどの会社の株価だったかが左上に表示されます。

左下には、最初に持っていたお金がどれだけ増減したかが、その会社の株式の一年での増減や、スタンダード・プア(S&P)指数との比較が表示されます。また、同じ株の同じ状況でプレイした他のユーザーと比べての成績も表示されます。

これらはツイッターで共有することもできるため、ツイッターで検索すると出てきます

さて、価格の上下の変動を見るだけで先々がどうなるか「読める」という人はどれぐらいいるでしょうか?

実は Hacker News の方で指摘されていますが、ゲーム中のフレームが先の方の株価の動きに合わせて変化するため、慣れるとある程度予測がついてしまう = 良い結果が出がち、という欠点があるそうです。作者自身もこの欠点については認めていますが、動きの美しさ等を考えた上でこの情報漏れについては解決を諦めたということです。

他にも、

  • 「有名な企業の株(=データ当時から今も存続している)を選んでいるので、始まった瞬間に買って最後まで持っているだけで勝てることが多い(ランダムでエンロンとかジンガとかも出ては来ますが)」
  • 「売買のたびに取られる手数料を削った結果にしないとリアルじゃない」
  • 「全財産を実際に投資していたら、心理的な判断ミスが多発するだろう」
  • 高頻度取引(HFT)の存在についてちょっと勉強したらどうか」

などいろいろツッコミがあって勉強になります。

作者は Toph Tucker さん(@tophtucker)

via FlowingData