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落書きを消しに来た作業員をさらに落書きしたストリート・アーチスト

ロンドンの街角にステンシル印刷で描かれたグラフィティ。ハローキティーとミッフィーをもじったもののようですが、これを描いたストリート・アーチストDSさんは、「悪いミッフィー」を描いたたった8時間後に、誰かが既にこの落書きを消す作業に入っているのに気づきました。

そこでDSさんは、キティーとミッフィーを消してしまったこの男性の写真を撮り、同じ場所にこの男性のグラフィティを描いたのです。

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「悪いキティー」は去年から、ミッフィーを描いたのは5月のことで、その8時間後には消されてしまったわけですが、この男性の絵は未だにそのまま残っているそうです。

アートと見る人もいますが、壁に落書きは良くないことですよね。行為を支持するわけではないんですが、この反撃はちょっと笑わずにいられませんでした。

デイリーメール紙は役所に問い合わせて、役所が消させたものではないことを確認したそうです。役所の回答によると、役所がこの手のグラフィティを消す判断基準は3つあって、侮辱的なもの、役所の所有物件への落書き、所有者が役所に消してほしいと言ってきた時、に消すのだそうです。ということは、私有の建物で持ち主が「アートだ」「悪くない」と思えば残る可能性があるわけで、消されないことがアーチストとしての勝負みたいなところがあるんでしょうね。

via imgur, DS stencil artist: Worker sent to remove graffiti finds image of himself sprayed onto same wall hours later | Mail Online