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ネットの事件

iOSのAmazonアプリアイコンが「あのヒゲに見える」問題で差し換え

iOS 向けのAmazonアプリのアイコンが長年使われていたカートのデザインから最近変更されていたそうなのですが、この新アイコンがあるものに見える、という指摘がいくつか上がり、急遽再変更されたそうです。

アマゾンの段ボールに、ギザギザにカットしたテープを使って梱包したアイコン、アマゾン利用者なら見慣れたアイテムですね。カートよりよほど「アマゾン」という感じがしますし、スマートフォンのホーム画面の中でもわかりやすくアマゾンを示すと思います。

がしかし、

「誰か、口にチョビヒゲはダメダメだとアマゾンに伝えるべき」

「自分にはそんな風には見えない」という反対の声ももちろんあり、指摘しているツイートもそれほど支持されているわけではないのですが、アイコンはチョビヒゲには見えないように再変更されています

これがデザイナーのミスだ、というのはデザイナーに厳しいと思うのですが。ユーザー数が多いサービスでのデザインはたいへんですね。

via The Verge and Creative Bloq

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ネットの事件

ダークウェブ上の麻薬の売人が、世界ヒゲ選手権参加のため渡米して逮捕される

Tor など匿名化技術を使ってアクセスする「ダークウェブ」内のeBayのような売買掲示板 Dream Market においてビットコインと引き換えに麻薬をオンライン販売していたフランス人が、初めてのアメリカ入国を試みて到着した空港で米麻薬取締局(DEA)に捕まった、というニュースが流れてきました。

面白いのは、アメリカに行った理由が「世界ヒゲ選手権(The World Beard and Moustache Championships)」に参加するためだったというところ。

サイトによれば、今月9月の月初めに、テキサス州オースティンでたしかに大会が開催されていたようです。

逮捕の経緯

マイアミヘラルド紙によると、この38歳のフランス人ギャル・ヴァレリウス氏(@vallerius)は、アトランタ空港の入国管理において逮捕され、没収されたPCからは闇掲示板でのユーザー名OxyMonster(管理者権限のあるもの)、Torブラウザ、Dream Marketへのログイン/パスワード情報、そして$500000(5500万円) の価値のあるビットコイン、が見つかったという事。

空港で逮捕できたのは、当局が既にこのヴァレリウス氏を特定できていたからです。OxyMonster によってフランスからアメリカに送られた麻薬の対価として支払われたビットコインのほとんどが、取引所 LocalBitcoins の彼の口座に流れていることを特定し、続いて彼の Twitter や Instagram アカウントを検索、これら表の顔の書き込みと、ダークウェブのフォーラムでの裏の書き込みの文章から、語彙や文の区切り、書き方の癖や時々入ってくるフランス語、など、多くの共通点を発見したと。

アメリカに来るとわかった時点で、逮捕の準備はできていたということですね。

世界ヒゲ選手権

本人がどれぐらい危機感を持っていたのかは、裁判もまだなのでわかりませんが、ガーディアン紙によれば、2年前のオーストリアでの大会にも参加していたということ。ツイッターのプロフィールには、この時の「ヒゲ世界8位」や今年の「ヒゲ欧州5位」が誇らしげに書かれています。

今年の大会主催者によれば、面識はないものの、ヒゲ者としてオンライン上での存在は認識していたそうです。Beard Wars(ヒゲ戦争)というオンラインアプリ上の投票コンテストで、こちらは”Barba”というニックネームで参加していたそうですが、会員同士の投票で決まるランキングで、後から参加したこのユーザーBarbaが、ぐんぐんと得票を伸ばし、1,2位をぶっちぎりで逆転したことがあったそう。この Barba のヒゲ写真と不自然な得票数について良く覚えていた主催者は、逮捕されて大会に来られなかった「コンピューターに詳しいであろう」逮捕者が Barba だとすぐ思い当たったのだということ。Tor まで使ったかどうかはわかりませんが、おそらくダミーアカウントを量産して自分に投票させたのでしょうね。

気になる世界ヒゲチャンピオンですが、こちらが結果ページになります。ヒゲのスタイルによって27ものカテゴリーがあるそうで、

逮捕された彼が参加する予定だった「自然なアゴヒゲ、30.1-45cm部門」の上位者は、こんな人たちでした。

# リンク先ではアニメーションgifで動いているので、もっと面白いですよ

ということで、ダークウェブの犯罪の話から、思いもかけずヒゲの立派さで世界を争う人たちのことを知ってしまいました。27の部門ごとに上位3名のヒゲが見られるのですが、なるほどいろいろな種類のヒゲがあるもんだなあ、と。

via Miami Herald

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ネットのサービス

ヒゲとヒゲ好きのためのコミュニティ Bristlr

Bristlr は、「髭のある人と髭をしごきたい人を結びつける」(Connecting those with beards to those who want to stroke beards)ネットのサービスです。

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イギリス、マンチェスターのフリーランス開発者ジョン・カーショーさん(28)が2014年10月に作った Bristlr は、そもそもネタサイトとして始まったということですが、ラジオやローカルTVなど多くのメディアで取り上げられたこともあり、開始から1年も経ってないのに世界100都市以上からの10万人の登録者を獲得してしまいました。

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(Bristlr上のメディア掲載事例の数々)

登録では「独身か既婚か?」や「探しているのは男性か女性か?」といった良くある分類を一切訊かず、「ヒゲが有るか無いか?」だけを尋ねるシンプルさ。

(credit: Bristlr and Shirlaine Forrest)
(credit: Bristlr and Shirlaine Forrest from: media kit)

Bristlr 上でお互いが相手のことをお気に入りにいれたら、直接メッセージを送ることができます。出会い系としての利用も多いでしょうが、特に異性間の利用に限定しているわけではないということ。ヒゲ自慢やヒゲのお手入れについて語る仲間探しにも使われているのかもしれません。

Bristlr, dating for alt fans

カテゴリ: ソーシャルネットワーキング, エンターテインメント
言語: 英語
価格: 無料
バージョン: 3.0.0

開発者: John Kershaw
公開日: 2014-12-21
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評価(現バージョン):
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スクリーンショット

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[追記 2022] ネタ色が強いサービスですが、今も続いていいますね。話題になったこともあるし実際の需要もあるのかもしれません。

via TheNextWeb