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ネットのサービス

Zoom Escaper – ビデオ会議からていよく離脱するためのお助けサービス

Zoom Escaper(=ズームから逃げる)は、やむを得ぬ事情でオンライン会議から抜けたい人のための支援サービスです。

このサービスをフルで使うには、スピーカーの出力をマイク入力につなぐVB-Audioというアプリをインストールする必要がありますが、音を出すだけならそのままでも試すことができます。

デフォルトで用意されている効果は以下の8つ

声が響きすぎるエコーと、音声がブチブチ切れる接続不良の最初の2つについては、VB-Audio やそれ相当のアプリを入れないと、自分のしゃべった声に対して効果が波及しません。

残りの6つ、赤ちゃん・むせび泣く男・風の音・犬の鳴き声・建築現場・放尿、については、チェックして音を聴いてもらえばどんなものかはすぐわかると思います。

これらを一つ、あるいは複数組み合わせてビデオ会議中に流すことで、赤ちゃんが泣き叫び犬が暴れる家庭を再現したり、「あー、あれ? ブチブチ音が切れますね。ちょっと今日は調子悪いので終わりにしますか?」とかいった、ビデオ会議を中止するためのきっかけを作れる、ということでしょう。

ページ最下部にmp3ファイルをドロップしてアップロードすれば、自分のオリジナル効果音を追加することもできます。デフォルトの効果音を含むソースコードもantiboredom/zoom-escaperで公開されています。

via The Verge

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ネットの事件

保護者を馬鹿にしまくった教育委員会のビデオ会議が実は公開状態だった

内輪のつもりのオンライン会議が、実はネットに公開されていたら?

今月2月17日、アメリカ合衆国カリフォルニア州オークリーのオークリー・ユニオン小学校区の教育委員会で、定例の会議がWebExを使ったオンライン会議で開催されていました。

委員たちは会議がプライベートだと思い込んでいたようなのですが、会議の存在は委員会のサイトで告知されていて、URLもパスワードも掲示されていたということ。

告知を見て聴講しようとしたある保護者は、そこで話されている内容があまりにひどいと感じ、録画をし、匿名でYouTube にアップロードしました。

録画から7,8分後に、委員の一人が会議が公開状態だったことに気づいて全員に伝えた瞬間がこちら。

委員長は「オッオー」としか言えず。言葉を失ってます。

会議が公開だったと気づく前にどんなことを話していたか? YouTube で全部聴けますが、NBC局のレポーターが問題箇所をピックアップしてくれています。

保護者から休校が長期間続いていることに対する不満が出ているという議題に、「親たちは状況の背後にあるもの(伝染病予防)を理解せず、ベイビーシッター(=小学校のこと)に戻ってほしいと思っている」「そうだ」「その通り」

「私の兄弟は医療用マリファナを配達してるんだが、うちの小学校の親たちはその常連だった」

学区最高責任者「保護者からのパブリックコメントが長いので、自動で飛ばす仕組みが必要だ」「すばらしいわ」

オンラインで批判してきた保護者について「ビッチ! あんたが批判してくるなら、こっちはf*ckしてやる」「ハッハッハ」

署名サイトで委員会全員の辞任を求める請願が7000名の署名を集め委員の4名が辞任しています。

内輪の会議で冗談が出ることはどこでもあるかと思いますが、度を越しているように思いますね。

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ネットのサービス

Inviterick – Zoom会議にRickroll を招待できるサービス

Invite Rick(リックを招待)は、Zoomミーティングに招待できるRickroll です。

RickRoll は2006-2007頃に英語圏で始まり大ヒットしたインターネットミームで、1987年のRick Astleyのヒット曲 “Never Gonna Give You Up”を無関係なところで突然再生する、リンク先に仕込む、といったイタズラのことを指します。

Zoom の招待リンクを作成し、この Invite Rick に招待リンクを登録しておくと、

サービスの順番が回ってきた時に、そのミーティングにこの Invite Rick がユーザーとして参加し、Rickroll の曲とダンス映像を15秒ほど流します。

利用者が多い時は招待は申し込み順に処理され、あと何分で登場するかがサイト上で確認できます。

作者によれば、Inviterick は作者自身のZoomアカウントを使って運営されていますが、他人の著作物を映していることから Zoom の利用規約違反とされる可能性があり、いつまで運営が続けられるかはわからないということです。

有名なネットミームであり、YouTube や SNS 上に既にRickRoll の動画が多数あることから黙認というか諦められているところもあると思うので、このサービス自体はあまり褒められたものではないかもしれません。ただ、chat ではいろいろ活用されている bot が、ビデオ会議でも動画版の bot としていろいろ出てくる可能性もあるのかな、というのは感じさせられました。