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ネットの事件

オンラインでケンカ相手を探すアプリ Rumblr はウソだった

おとといご紹介した、オンラインで近くのケンカ相手を見つける Rumblrですが、トップ画像やアプリのスクリーンショットが消え、サブドメインのURLに転送されるようになっています。

getrumblr

ITブログ大手の Mashable が中の人を探し出して電話インタビューをしたところ、Rumblr はこの人たちが立ち上げる、とあるコンサルティング企業の宣伝として作られたニセサービスだということを認めたそうです。

月曜のリリースのあと、CBS など多くのメディアに対して回答していたため、多くの英語メディアで取り上げられました()が、Rumblr アプリ自体はデモができる程度のものを作っただけで、リリースするつもりはない、ということです。

「このアプリは『危険』で、本当に作っても世界に対してネガティブな影響しか与えない」と言われると、そりゃそうでしょうね、と言うしかないのですが。

Mashable のブロガーは、サイトにあった登録メールに登録しようとして、その先で自動応答のスクリプトとやりとりしているうちに、そのコンサル企業のサイトに連れていかれたことで冒頭の中の人に連絡ができたそうです。

# 嘘のアプリで宣伝する会社が増えると困るので、リンクはしません。はてなブックマークで記録だけしておきます。

rumblr-after-form-submission

自分でも使ってみたいサービスならメール登録していたかもしれませんが、特に東京の街角で知らない人とケンカしたいとは思わなかったので自分で発見できませんでした。ごめんなさい。

Mashable のブロガーの「もしどこかのベンチャーキャピタリストがやってきて、1億ドル(110億円)出資するから Rumblr を本当に出さないか、と訊かれたらどうします?」という質問に、このコンサルタントは「たぶんノーと言いますよ」と答えたそうです。