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生産性向上ツール

NopeCHA – ブラウザにCAPTCHAを解かせるブラウザ拡張

NopeCHAは、いろいろなウェブサイトであなたが本当に人間ユーザーか確かめるために出てくる CAPTCHA を自動で解いてくれる Chrome 拡張機能です。

NopeCHA Chrome拡張の配布ページ

Google ReCAPTCHA のデモサイトで試してみた様子が以下の動画です。フォームが ReCAPTCHA を持っていると、この拡張機能が勝手にチャレンジを始め、信号やバスが映った画像をクリックしてくれます。

最も有名でどこででも見る ReCAPTCHA だけでなく、hCaptcha, FunCAPTCHA, AWS CAPTCHA, Text CAPTCHA など他社の同様の CAPTCHA にも対応しているようです。

メニューを見たところ、フリーで毎日一定回数が使えて、それを超えて使いたければ有料プランに入る、というビジネスモデルなのですね。

ウェブサイトへの訪問が人間ユーザーなのか、スクリプト等で回ってくるプログラムなのか、を判別するための CAPTCHA ではありますが、この拡張のようにプログラムで解けてしまうとなると、設置するサイト側も、入力を要求されるユーザー側も、誰も得しない状況になってきていますね。

なお、拡張が「すべてのウェブサイトへのアクセス権限」を要求してくるのが心配。CAPTCHAを解くために本当にそこまで必要なのかな、と。前期のように単体でお金を稼ぐ機能がついているので、お金が稼げている時は何も悪さはしないと思いますけれど。拡張をクリックした時だけデータ読み取りをするように変更することはできますが、その時は各種 CAPTCHA を見つけて勝手に解いてはくれなくなります。

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UIデザイン

ScrollyVideo.js – ブラウザのスクロールと動画ファイルを簡単に同期できるライブラリ

ScrollyVideo.js は、ブラウザの画面効果のためのライブラリで、mp4 で置いた動画ファイルをページのスクロールと連動してくれます。

と、言葉で書いても伝わってる気がしません。ScrollyVideo.js のサイトで見るのが一番わかりやすいと思います。

このデモでは、サンフランシスコのゴールデン・ゲート橋をドローンで空撮した mp4 ファイルが使われています。ページを下にスクロールしていくと、動画が先に進むため、スクロールに合わせてみている自分が前に飛んでいるような感覚が得られます。

デモでは単純なスクロールとの同期だけでなく、スクロールの途中でテキストボックスが流れたりもしていますが、vanilla JavaScript のデモ(ダウンロードしてブラウザで開くだけで動きます)では、非常に短いHTMLのコードで基本的な部分が動くのがわかります。

自分で撮影した mp4 ファイルでももちろん動きましたが、あまりこのライブラリで見栄えのするような動画がなく。

デモのように前後に進む動画がおそらくよく合うんでしょう。部屋を360度ぐるっと回ってみる動画とかを表示してみましたがあまりいいものになりませんでした。

ライブラリはプレーンなJavaScript の他、React, Svelte, Vue からも呼び出せるようになっていて、それぞれのデモファイルがあります。

via FlowingData

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ネットのサービス

隕石衝突シミュレーターで、地球上の任意の場所に隕石を落とす

Neal.fun のAsteroid Launcher(小惑星発射)は、ブラウザ上で遊べる隕石落としシミュレーター。

地図で選んだ好きな場所に、好きなタイプの隕石を落とすことができます。落とす時に選べるパラメーターは

  • 材質 (鉄、石、炭素、彗星、金)
  • 直径
  • 速度
  • 進入角度

新国立競技場に直径1kmの彗星を秒速50km、45度の入射角で落としてみました。

東京に隕石落としてみた

できたクレーターのサイズは直径13km。クレーター内で蒸発した人口とかクレーターの深さとか、穏やかじゃない推定結果が表示されます。

この表示、下にどんどん続いていて、衝突後の火球の影響、衝撃波の到達距離と肺や耳をやられてしまう人口、爆風でつぶれる家屋や木々、起こる地震とそのマグニチュードなど、様々な影響が示されます。

デフォルトの地図の位置がニューヨーク周辺で、日本に持ってくるのにスクロールするしかなかったので、どこまでまじめに被害者数などの推定をしてるのかなと思い、同じ威力の隕石を奥多摩にも一発落としてみたのですが、人の被害は4941人とはるかに少なくなったので、人口データもまじめに取っていて落とす場所の周辺の人口密度を見ているようです。

こんなのが落ちてきたらどうしようもないなと思いますが、せめて落ちてくることが逃げる時間があるぐらい前に予測できるといいな、と。

via Hacker News