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工作

車をマウスにする

シモーネ・ギエルツさん(Simone Giertz)がウィリアム・オズマンさん(William Osman)さんをサンフランシスコの工房に迎えての今週の工作は、彼女の車をパソコンのマウスに改造するというもの。

ウィリアムさんが作ったコンピューターボードをバンパーに取り付けたところ。

助手席のパソコンではフォトショップを開いておきます。

車の移動にあわせてマウスが動き、クラクションを鳴らすとクリックできます。

広い駐車場を走り回って描きあげた絵がこちら。

「安っぽい車の自画像」と名付けられた作品。Tシャツにしたら売れるかな、と言ってます。

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ネットのサービス

ブルームバーグによる、ブラウザ上のマウスクリックだけで遊べる株式投資体験ゲーム

Bloomberg Business が公開した The Trading Game (売買ゲーム) は、これ以上ないぐらいに単純化された、株式投資を体験できるゲームです。

The Trading Game screenshot – image by Bloomberg Business

真ん中の赤い”Play”ボタンでスタートしたら、一つの株式の価格チャートが表示され、流れていきます。

その株を買いたいときはマウスをクリック&ホールドします。買った株を売りたくなったら、マウスを押すのを止めるだけ。人差し指一本で、仮想の売買を行なえます。

trading-game

要は、安い時に買い、高い時に売れるか。買って持っている間の株がプラスかマイナスかは、線が緑か赤で表示されるので簡単にわかります。

一年が終了したら、売買の成績が表示されます。

株価の変動は過去の実際のデータを使っており、ゲーム終了時にはどの会社の株価だったかが左上に表示されます。

左下には、最初に持っていたお金がどれだけ増減したかが、その会社の株式の一年での増減や、スタンダード・プア(S&P)指数との比較が表示されます。また、同じ株の同じ状況でプレイした他のユーザーと比べての成績も表示されます。

これらはツイッターで共有することもできるため、ツイッターで検索すると出てきます

さて、価格の上下の変動を見るだけで先々がどうなるか「読める」という人はどれぐらいいるでしょうか?

実は Hacker News の方で指摘されていますが、ゲーム中のフレームが先の方の株価の動きに合わせて変化するため、慣れるとある程度予測がついてしまう = 良い結果が出がち、という欠点があるそうです。作者自身もこの欠点については認めていますが、動きの美しさ等を考えた上でこの情報漏れについては解決を諦めたということです。

他にも、

  • 「有名な企業の株(=データ当時から今も存続している)を選んでいるので、始まった瞬間に買って最後まで持っているだけで勝てることが多い(ランダムでエンロンとかジンガとかも出ては来ますが)」
  • 「売買のたびに取られる手数料を削った結果にしないとリアルじゃない」
  • 「全財産を実際に投資していたら、心理的な判断ミスが多発するだろう」
  • 高頻度取引(HFT)の存在についてちょっと勉強したらどうか」

などいろいろツッコミがあって勉強になります。

作者は Toph Tucker さん(@tophtucker)

via FlowingData

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UIデザイン

Motix – キーボードから手を離さずにマウスカーソルを操れる、空中指モーションキャプチャ・デバイス

IBMのノートパソコンのキーボードの中央部に付いていたトラックポイントは、ホームポジションに手を置いたままでマウスカーソルを動かせるということで一部の人にとってはマウスやトラックボールよりも人気のある入力デバイスでした。

ThinkPad X60 pointing stick - Wikipedia

トラックポイントと同じようにキーボードの上に両手を置いたままでカーソルを操るデバイスとして新たに登場したMotix は、ポッチを指で動かす代わりに、キーボードから持ち上げた人差し指の位置や動きをモーションセンサによって読み取ることで、ユーザーの指示を受け取るというものです。

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スペースキーの手前には位置合わせのパッドを貼り、自分の普段の指の場所にあわせた読み取りができるようにします。

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キーボードの奥側にはモーションセンサ。Kinnect の小さいやつ、といった感じでしょうか。これで人差し指一本、あるいは二本同時の動きを読み取るそうです。

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上の動画はMotix 社自身によるデモですが、有名技術ブログ The Verge のブロガーが CES の会場で本日使ってみたという動画がこちら。

いきなり快適に使える、という感じではなく、それなりの練習が必要そうです。

今年の年末出荷予定の購入予約が、ハードウェアとソフトウェアのセットで150ドル(1万6500円)。実際に試さずに買ってしまうのは勇気が要るかなとは思いますが、売り文句どおりに動くのであれば、前述のホームポジション維持と省スペースという2点からは、期待の持てる入力方式かなと思います。

via The Verge