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Net Work Days – 見積もりに土日を入れる? 週7日と週5日で日数を数えるアプリ

Net Work Days は、開始日と終了日の二つを入力すると、その二つの間の日数を数えてくれるという単機能の Android アプリです。

この単純なアプリの特徴であり最大の差別化要素は、一週間を7日として日数を数える「普通のモード」と、一週間を5日として数える、「週末はちゃんと休むモード」の二通りで計算してくれるところ。

仕事を引き受ける時に、「週末までやってと言われたら、月曜の朝一までが締め切り」みたいなことを言う人もいますが、自分の時間を大事にしないと長続きしませんよね。

スマホアプリである必要はあまりなくて、コマンドラインやブラウザで計算できれば十分な気もするんですが。

via (58) LinkedIn

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Amazonが「全員が時短勤務のエンジニアチームを作る」実験を開始

シアトルのテレビ局King5の報道によると、シアトル発の巨大IT企業アマゾンが、新たに週30時間勤務の社員だけで構成した「時短チーム」を作る計画を進めているということです。

この特別チームは、エンジニア、他の技術職、そしてマネージャーまで含めた全員が、週30時間働く時短社員となります。月曜~木曜の午前10時から午後2時までがコアタイムとなり、それ以外の勤務時間は各自が決めるフレックスタイム。

給与は30時間に合わせて減りますが、保険等のベネフィットは週40時間勤務のフルタイム社員とまったく同じものが得られます。

このプロジェクトにあわせた新規採用の募集イベントも開催されているので、採用の一環としての実験といえるでしょう。既にアマゾンで働いている社員がどれぐらいこのチームに移籍したりするのかはわかりません。

この実験には、優秀なソフトウェアエンジニアをIT企業が争って採用しているというアメリカの状況が背景にあるでしょう。フルタイムは働きたくない/働けないという優秀な人材をどうやって惹きつけるか、活用するか、ということでしょう。アマゾンの担当者は、特に「子供が学校に通っている労働者にアピールするでしょう」とコメントしています。

アマゾンはちょうど一年前の2015年8月に、ニューヨークタイムズに現役社員や元社員の「ブラック企業体質」の証言を集めた記事(日本語による説明)を書かれ、そのワークライフバランスの悪さが糾弾されたような企業でもあります。

チーム内の個人個人が違う勤務時間でも回るならもっと良いとは思いますが、チーム全員が同じ時間の時短勤務、というのも、チーム内で自分の勤務時間が短いことに気を使ったりしてしまうような人にとっては一つの解決法かもしれませんね。

King5によればアマゾンの全従業員数は27万人弱。30時間で働きたい人が一チーム作れるぐらい存在していても特に問題となるとは思えません。この実験が上手くいけば、アマゾンと採用を争う他のIT企業でも時短勤務チームというコンセプトが広まるかもしれませんね。

週30時間勤務

僕自身も週30時間、月・水・金の週三日勤務で働いて8年目になります。元々は自分のプロジェクトや副業をやるために会社と取り決めたものでしたが、その後子供を持つことになり、育児のもろもろについてもこの時短勤務を大きく活用させてもらってきました。

調査やブログという独立性の高い仕事をしているからこそできている面もあるので、ホワイトカラーといっても仕事の内容によっては時短でいろいろと難しくなることもあるでしょう。チームの全員が時短、というのは、チーム内の不均衡に起因する問題を減らせる可能性はありそうです。

そんなわけで、時短社員の自分にとっても、この実験の行く末は非常に気になるところです。

(image credit: Richard Stephenson CC BY 2.0)