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Melgeek Pixel – レゴブロックで自由にカスタマイズできるキーボード

MelGeek Pixelは、ブロックで自由にキートップやキーボード本体をカスタマイズできるPCキーボードです。

Melgeek Bricks で作られたカスタムキーボードの一例 (image by Melgeek)

ブロックというのはLEGOブロックのようです。compatible(互換)とあるのははめられるブロックのサイズが同じということなのでしょうね。

もちろんLEGO社とは無関係にやっているよう。このへん、商標は一応避けているようです。ただ本文や写真内には出ているので大丈夫なのかなという気も。レゴブロックがハマるサイズにすること自体は髭剃りや互換インクみたいなもので止められないだろうと思いますけど。

# 最近も JSONVisio という JSON整形サービスがバズったと思ったら JSON Crack にリブランドしていました。

キーのキャップにはアルファベットや記号などが印字されているので、レゴブロックをはめた上にキーキャップをさらにはめるようです。キャップの場所を変えればある程度の配列カスタマイズ(Dvorakとかも)はできそうですが、日本語キーボードとかにはできなさそう。

Melgeek Pixel キーボードの配列デザインを行えるオンライン・エディタ

キーボードをLEGOで組む前にデザインできるブラウザ上で動くオンラインエディタも提供されています。購入前にデザインしてみて、自分用の楽しいキーボードが作れるか確認してもいいでしょうね。

価格は早期注文の割引(Early Bird)で$199(2万1890円) 。通常価格は$269(2万9590円) のようです。PCキーボードとしては有線/無線の両対応。

キートップのカバーにちょうど2×2のLEGOブロックが入るというのは、キーボードの形状がPCキーボードとして人間工学的にどうか、といったことはまったく度外視しているのではという気もします。まあ常用するキーボードに使う人はそんなにいないかもしれませんけれど。

Melgeek Pixel : MechanicalKeyboards

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技術

マルコフ連鎖キーボード – 入力結果でキー配列が動的に変わる

markovkeyboard は、キーボード配列の新しい提案です。なんと、一字タイプする事にキー配列が変化します。

ツール本体は emacs lisp のコードで、emacs の IME として読ませて起動します。

一文字タイプすると、これまでの文字列から次に来そうな文字をより打ちやすい箇所に配置した「新配列」にキーボードが変わります。

ドキュメントによれば、”the”をたくさんタイプする人なら、ホームキーで’t’を打つと、同じキーが次に’h’に変わり、次は’e’になるだろう、ということ。なるほど。予測がうまくはまる文章を打つなら、ホーム付近のキーだけで文章が書けるようになったりするのかもしれませんね。

ガイド無しに打てるとは到底思えないので、下半分に「現在の」キー配列を表示して使ってみました。…これは苦しい。自分の環境のせいかもしれませんが、一文字打ってガイドのキー配列が切り替わるのにも数秒掛かることがあり、これで楽々と文章が入力できるようになるには時間が掛かりそうです。

# この markovkeyboard を試すために、ひさしぶりに Emacs を起動しましたが(というか、インストールから始めました)、昔あんなに使ってたのにほとんどのコマンドを忘れててたいへんでした。

既存の文章を使ってマルコフ連鎖データを用意するツールも同梱されているので、自分の過去の文章を食わせれば、より正確な予測がされるということです。

個人的には初めてT-Code方式を見た時を超える衝撃でした。機械に人間はどこまで寄り添えるのかというチャレンジ精神を感じます。

キートップが液晶やeインクになってて表示を切り替えられるキーボードも今はありますし、キーボード上で直接キーを確認できたら、ちょっとは使い物になりますかね?

via Hacker News

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工作

ヘルカウチ – マルチプレイヤーゲーム内蔵ソファ

今年のGDC(ゲーム開発者カンファレンス)で展示されていたという Hellcouch 、カウチ型のゲーム機です。

カウチの中に囚われた小悪魔を、3つの場所に座ることで解放するというゲーム内容。座った場所に応じて、底のLEDが光ったり音が出たりするので、それをヒントに解法のための「聖なる尻の儀式」を探す必要があります。

制作者たちは紹介動画の中で「尻を入力デバイスにしたゲームはそう多くはない」と言っていますが、確かに多くなさそうです。

カウチという、人が集まるところに置いてあるのが普通の家具で、座るだけというわかりやすい入力手段を持たせると、見知らぬ人たちが集まった時のアイスブレイク用などに使えるゲームというのも考えられるかもしれませんね。

via VentureBeat