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セキュリティ

ロシアのタクシー配車サービスがハックされ、近隣の空車が一か所に大集合

「Yandexタクシーが何者かにハックされ、モスクワのクツゾフスキー大通りに空きタクシーが集結した」というtweet

動画だけでも数十台はいますね。この動画を撮った人もタクシードライバーかな。後半に出てくるスマートフォンのアプリが Yandex Taxi のアプリなのかもしれません。

Yandex といえばロシアにおける Yahoo! Japan のような検索サービス最大手で、タクシー配車の Yandex Go もそのグループの中の一サービスなのでしょう。

タクシーが集められたのは地図の赤点のあたり。モスクワ中心部からみて西側ですね。クツゾフスキー大通りの名前はナポレオン一世を焦土戦術で撃退したクツーゾフ将軍にちなむもののようです。

こちらのニュース記事(Коммерсантъ)によると(機械翻訳で読んでいますが)、Yandex Go が「悪質な攻撃」によるものだと認め、その後問題は解消されたそうです。

記事中のセキュリティの専門家の解説では、アプリで多数のアカウントを新規登録してこのようなイタズラを行うのはたいへん(電話番号が要るし、クレジットカードの登録も要る)だし、他サービスからリークしたパスワードで既存のユーザーのアカウントを多数乗っ取って配車依頼をするのも簡単ではない、と。Yandex Go の認証等にバグがある可能性もあると語っています。

ロシアの新聞ですし、戦争状態にあるウクライナの攻撃、といった可能性については書かれていません。がしかし、配車アプリを多数ハックできるならもっと他の攻撃をするのではという気もしますね。

via Hacker News

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ネットの事件

上空からしか見えない。芝に描いたヘイトレター

ワシントン州のスクイムという小さな町で、芝を刈り取って文字を作ることでひそかに隣の家の人を侮辱していた、というのが、Google Maps上で見つかったというニュースです。

“A-Hole”(くそったれ)の文字の下、矢印が隣の家の方向を指しています。デイリーメール紙によれば、2009年あたりから壁を紫に塗ったアパートを建てたことで、近隣の住人達が「景観をそこなう」と抗議活動をされていたのだとか。

スクイムは人口4000人ぐらいの小さな街だそうです。小さいといっても広さは十分ですが、苦労して問題の家を探しました。ここです

北が上だと文字はさかさまに見えますね。二つの家の間に道路はないので、ストリートビューでこの家の紫のペイントがどんななのかはわかりませんでした。デイリーメールの記事には家の写真があります。

The Sun紙によると、この文字は今年の初めごろに発見者が reddit で披露していたそうです。今週に入ってソーシャルメディア上で大きく広がったのだと。

空からしか見えない悪口なら、「景観を損ねる」と抗議している人にとっては問題ないのかもしれませんが、されてる方は気分のいいものではないでしょうね。それにしても、Google地図でわかるほど大きな文字を何年も放置しておける土地があるのはうらやましいかぎり。

via The Sun