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Kids without God – 神様を信じられない子供を助けるキャンペーン

無宗教が人口の半数を占める日本、世界でも無宗教がキリスト教、イスラム教に続く第三位に、というニュースが最近出ていました。

「ごはんを食べる時に手を合わせるから日本人は無宗教じゃない」みたいな話もありますが、宗教の会合に定期的に出席したり、聖職者の話を聴いたり、という活動みたいなのに無縁な人が日本に多いのは確かだと思います。

今の日本に居ると、神様を信じなさい、宗教を持ちなさいというプレッシャーが低いので忘れがちですが、世界には周囲の人がほぼみんな、何かの宗教(それもみんなが同じ系統のことも多そう)の信者だ、という場所も多いのでしょうね。

そんな環境の違いを感じさせられたのが、今回見つけたこのサイト。

Kids without Godは、アメリカのヒューマニスト協会が新たに立ち上げた子供向けのキャンペーンで、「たまたま、どうしても神様の存在を信じることができない子供たち」を支援するものだということです。

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犬のダーウィンを主人公にした絵本や、宗教の教えの代わりとなるような7つの約束、といったコンテンツで構成されています。

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7つの約束は、「ただ単にそれが善いことだから、他の人に親切にします」「他人に何か言ったりしたりする時は、相手がそれを自分に言ったりしたとしたらどう思うか考えてみます」といったもの。善悪の判断に神様とかを持ち出さなくても、自分で考えて判断することができるんですよ、という無宗教な先輩からの教えという形を取っています。

同じドメイン内のteen(10代)向けのサイトでは、「無神論者のセレブリティ20人」という特集なども。結構な有名俳優とかもリストに載ってますね。

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周囲の大人や友達がみんな信じているものを、どうしても納得して信じることができない、そんな悩みもあるのだと。宗教を信じられないことに悩む青少年、という発想が出てこなかったのですが、所変われば常識も変わるということですね。

[追記] 昨年のクリスマスに書いた後に、「日本じゃ誰も気にしなさそうだなあ」と放置していた記事なのですが、匿名ブログで信仰が無いことを悩んでいる告白が話題を呼んでいたので、参考までに公開します。

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via Kids without God Campaign Launched | Ads of the World™