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ThisAbles – イケア家具のアクセシビリティを上げる公式3Dプリンタデータ

イスラエルIKEAの公開した ThisAbles では、IKEA の家具と組み合わせて使える補助器具の提案をしています。しかも、器具は3Dプリンターのデータの形でダウンロードできるため、IKEA の家具を持っていて 3Dプリンターを使える人はすぐに試してみることができます。

たとえば、RANARPシリーズの卓上ランプ

に、ThisAbles の Mega Switch を3Dプリントして組み合わせると、

手や目の機能に障碍のある人でも、スイッチのオン・オフがしやすくなるそうです。

カーテンを持ちやすくする Curtain Gripper

ベッド脇に杖を掛けられる CANE BY ME

など、13種類もの小物とその3Dプリンター用データが提供されています。

IKEA の商品は全世界で同じ規格のものが多いでしょうから、サイトはヘブライ語/英語ですが日本でも使えますね。

大量生産の家具はどうしてもマジョリティを対象とした設計になると思いますが、3Dプリンタのおかげで必要な人のためのちょっとした補助器具を提供するというアイデアはいいですね。

歳を取ったり怪我や病気で日常の動作にちょっとした困難が出てきた、という場合にも役立ちそうです。

3Dプリンターの印字はまだまだコスト的に高価だということですが、大きな本体をIKEAで買い、小さくても効果のある追加部品を3Dプリンターで印字するという組み合わせは、コスト的にも理に叶っていると思います。

大量に同じ家具を売っているIKEAだからこそ、それと組み合わせて使えるこれらの3Dデータは活きるし、そのようなサポートが使えると思えば、IKEA自身のイメージも上がりますね。

via The Verge

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変形してテーブルにもなるドイツの棚

ドイツの German Smart LivingSWING Schwarz/Wildeicheは、棚⇔テーブルの変形家具。

普段は棚として飾りを置き、必要になったらテーブルにする、といった2通りの使い方ができます。棚に物を満載してしまうと変形もできなさそうなので、あくまで余裕のあるオシャレな使い方が必要そうではありますが。

狭い日本の家でこそ活用されそう。値段は599ユーロで、3種類の色があるようですね。

via DudeIWantThat.com via Geekologie

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Ori – 狭いリビングを用途ごとに変化させるハイテク移動家具

壁に沿って移動することで、一つの小さなスペースが寝室、ラウンジ、クローセット、作業机、ソファ(Queen版のみ)などに変化する、というコンセプトの家具が Ori です。

使わない時の家具を片付けておく、ということで、使う側を広く使うことができます。これだけの大きさのものを手で動かすのはたいへんそうですが、電動で動くので毎日でもできる、というわけ。

今風、ということでは、横についている操作パネル以外に、iPhoneやAndroid で動かしたり、Amazon Alexa への声の命令で動かしたりできるようになっているそうです。

僕は一時期、跳ね上げ式のベッドのある部屋に住んでいたことがあり、ベッドを片付けて部屋を広く使えて良かった記憶があります。

FAQによると、現在は北米の一部の都市に向けて、ディベロッパーだけに販売するフェーズということですが、東京の狭い住宅でこそ活きてきそうな家具ですね。

[追記 2019-06-07] IKEAがOri社と提携してこの家具をRognan という名前でロボット家具として販売するというリリースが出ました。

via The Verge