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boxabl – 配送できて一日で住める家

Boxabl は、一日で設置できるコンパクトな一軒家。

空き地に運ばれてきた直方体の箱が

壁が開いて展開して、

最後は屋根も

中はこんな間取りだそうです。

キッチン・冷蔵庫・オーブン・食洗機・電子レンジ・洗面所・風呂・洗濯機・エアコンは備え付け。設置のあと水道や電気に接続できれば、すぐに住むことができそうですね。

値段は $49,500(544万5000円) 。他に月額$250(2万7500円)のリースプランもあるようです。

動画の中には、2階建てとか4階建てのCGも出てきます。箱の形で出荷して短時間で組み立てるというこの方法で大きな建物までできるようになったらすごいですね。

まずはアメリカに工場を建設中、最初の製品 Casita の予約もアメリカ各州から受けているそうですが、他にも多数の国に展開する計画があるということ。日本は残念ながら計画中の色はついていません。

トレーラーハウスとかキャンピングカーを固定して使うとかでも似てるところはあるのでしょうけれど、地面に固定して設置することを前提に作られている分、空間の使い方とか構造物としての作りはいいのかもしれないなと思います。

via Hacker News

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ネットのサービス

Primer – 壁を塗らなくても、ARでどんな内装になるか再現するアプリ

Primer(下塗り) のサービスは、スマートフォンを通して撮影した部屋の壁を、提供された柄や質感のペンキ・壁紙・タイル等に置き換えて見せるというものです。

この画像では、左手奥の壁に、実際に入手可能な壁紙を貼った状態を見せています。凹凸のあるタイルをいくつも試している動画もあります。

どこがどのように壁になっているのかを知らせるために、家具の存在や壁までの距離等を、まずアプリで撮影しながら動いて測るようですね。

今だと、部屋の壁を塗るのは、やってみないとわからないところはありますよね。改装してから「なんか思っていたのと違う」なんてことも多いでしょう。

こんな風に、塗ったり貼ったりする前に部屋全体がどんな印象になるかわかれば、そういった失敗もかなり減るのではないでしょうか。

技術自身のデモとして iOS アプリがリリースされているのですが、日本からはダウンロードできなかったので試すことはできませんでした。アプリで紹介している壁紙類も日本で買えないものが多いだろうとは思いますが、遊べたら楽しそうなアプリです。

既に多くの壁紙やタイルのベンダーと提携しており、それらブランドから提供された実際の素材を、凹凸なども含めて Primer の中にデータとして再現しているようです。

内装業者等に向けてはこのスマートフォンアプリに搭載されたAR技術を販売し、内装材ベンダーにはデジタル化やそのデータの掲載を売るというビジネスモデルなのでしょう。ARで壁の色を変える、だけだと今時他でも作れそうですが、実際の内装材ブランドと協業できているところが実用的なのではないでしょうか。

公式ブログでは他に、今は少量のサンプルを複数提供して小さく合わせることが多いのに対して、サンプルが不要になる点、遠方にあるクライアントに一々業者が訪問しなくてもブランドや柄の選定がクライアント自身である程度行える点、なども利点だとしています。

https://apps.apple.com/us/app/primer-supply/id1451986109

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データ可視化

カリフォルニア大火災の前後を衛星写真で見比べるサービス

カリフォルニア州サンタ・ロサで発生した大規模な山火事、40人以上の死者を出し、一週間経ってもまだ完全に収束してはいないということです。約10万人が避難し、多くの家が焼けてしまったということで、被害の映像もいろいろと入ってきています。

10月12日、火事の後の衛星写真を使ってRobin Kraftさん(@robinkraft)が作ったのは、この被害地域の衛星写真を火災前と後で一つに並べ、マウス操作でオーバーレイされた二つの画像を見比べることができるサイトです。

左にスライドすると、火事の後の写真が見られます。デフォルトで表示される地域は、地域中の家が燃えて灰となってしまっていますが、画面の左端のあたりでは、延焼が止まって家々が残っています。

赤いところは木々の緑が赤方向にずれているためで、赤外線カメラでの撮影による影響ということです。家が次々と燃えても、家の間の木々は結構残っているものなんですね。

こちらのニュース記事には、山火事が起こった領域が地図に描かれていますが、複数の離れた箇所で発生し、それぞれが大きく燃え広がっていることがわかります。

画像比較スライダー(image comparison slider)などと呼ばれる、比較的新し目のUI、ニュースサイト等でもよく見るようになってきましたが、このような事件で被害の深刻さを見せるには大きな威力を発揮するようです。

via Maps Mania