カテゴリー
ネットのサービス

BrightPath – 明るい道を案内してくれる地図サービス

BrightPath は、明るくて安全な歩行用の道を提案してくれるwebサービスです。

使い方はとても簡単。地図上で開始(Start)と終了(End)の2点を順番にクリックするだけ。最短距離ではなく、明るい道を示してくれるそうです。

「Google Mapsは時々、危険なルートを提案してくることがある」、特に、その街に観光や引っ越しで来たばかりの人ほど、ネットの地図の案内に依存してしまい、危険なエリアに迷い込んでしまう恐れがある、という問題意識から開発されたということ。

明るい道、のデータはどこから

イギリス政府のデータ公開サイトで“Street Lights”で検索すると、都市や街ごとに800件以上のオープンデータが出てきました。BrightPath はこの中からロンドンのデータを持ってきて使っているのでしょう。

日本では

GitHub でソースコードも公開されているので、地図と街路灯のデータがあれば東京版とかも作れそうです。

明るい場所を教えてくれる、というサービス、2014年にオープンデータ利用のコンテストがあって明石工業高等専門学校がNGY Night Street Advisorというサービスを作り、受賞しているようなのですが、サービスとしては継続運営はしてないようで、見つかりませんでした。

この時は名古屋市から提供を受けた10万灯の街路灯データを使ったそうですが、このデータもこのコンテスト用に一部に公開されたもののよう。

こういったデータを継続的に公開していると、ロンドンのように続くサービスも出てくると思うのですけど。

[追記] 名古屋ではなく静岡市を扱ったSIZ Night Street Advisorというサイトは動いてました。

カテゴリー
データ

イギリス中の自転車事故などを地図上で一望できるwebサービス

Bikedata は、イギリスにおける自転車に関するデータを地図上にプロットした、インタラクティブな情報地図です。

この画面では、道路のどの場所で自転車事故が発生したことがあるか、が、ピンクのマーカーで示されています。

通勤やツーリングの計画を立てる時に、事故が頻発するところを知って避ける、といった使い方もできるでしょうね。スマートフォンアプリなどで、事故の多い場所に近づいたら注意をうながす、みたいなものを作ったりもできるかもしれません。

サイトでは、事故の他にも、交通量、自転車の盗難、駐輪場、サイクルレーンの写真、など、様々な自転車に関するデータを表示することができます。

さらに、このサイトのソースはGPLv3 で公開されています。

元データは国によるもの

イギリス政府のデータ公開サイトに、道路の安全データ(Rode Safety Data)というのがあり、ここではSTATS19 という書類で報告された2005年から2014年までの事故のデータが公開されているようです。

100Mぐらいあるデータを見てみたら、こんな感じで緯度経度や日時、事故の状況を表すフラグを持つレコードが大量にあるCSVファイルでした。

こういったデータが公にされているのはいいですね。このデータを API 化して自転車事故について Cyclestreets.net が提供し、それを Google Maps APIなどを使って可視化したのが今回のサービス、ということになります。

via Maps Mania

カテゴリー
ネットのマーケティング

Google/Facebook等の政府盗聴疑惑で流出したNSAのプレゼンファイルに添削が入る

大手ネットサービスの利用者がアメリカ政府によって多数監視されているのではないか、という米国家安全保障局(NSA)のPRISM計画のニュースが連日続いていますが、英ガーディアンと米ワシントンポストが疑惑の証拠として出してきたNSAのパワーポイントの出来があまりにhideous(趣味が悪い)と、改良版を作った人が出てきました。

たとえばオリジナルのこれ。

prism-timeline-original

2013と入ってるから今年の制作なんでしょうが、年や最近のwebサービスのロゴが入ってなければ、1990年代のスライドと言われても不思議じゃないですね。

こんな風にしたらどうか、と提案しています。

prism-timeline

流行のフラットデザインですね。

prism-pentagram-original

これも、

prism-pentagram

こんな風にしては、と。

Dear NSA, let me take care of your slides. from Emiland

どこの国でも、政府が作る資料って昔風のものが多くなるんでしょうかね。

「政府の機関でなくても、次はちゃんとしたプレゼンテーション資料を作りたいと思う人がいたら相談してください」だそうです。Slideshareに公開した履歴書プレゼンで転職を成功させたこともあるらしいEmilandさんの他のプレゼンテーションは、彼のサイトで見ることができます。

via @Pogue