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シボレーが初の「シートベルトしないと出発できない」機能を実装。まずは10代ドライバーから

GM参加のシボレーが発表した Buckle to Drive は、シートベルトを締めないとシフトレバーが動かせなくなるという機能です。

(Photo by John F. Martin for Chevrolet)

シートベルトが締まっていないと、上のようなメッセージがダッシュボードに表示されて、シフトを動かすことができません。

この機能、2015年にシボレー マリブに搭載された「10代ドライバー」(Teen Driver)機能に追加する形で登場したということで、現在は保護者が利用を設定したティーンエージャーが対象だそうです。

アメリカでのシートベルト非装着者の割合は、十代ドライバーが他の世代よりもかなり低いそうで、事故率の高さにもつながっています。「10代ドライバー」機能はそのような状態を改善することを狙っているのでしょう。子供の無謀な運転を減らすことができるとすれば、車を買い与えたり貸したりする保護者が搭載車を選ぶインセンティブにもなります。

実際のところは、警告を無視して20秒待つとシフトレバーが動かせるようになるそうで、これは運転者の自由意志や、ベルトをできない特殊なケースを考えると仕方がないところなのかもしれません。でも、20秒待つぐらいならベルトしようかとなる若者も多いのではないでしょうか。

GMの担当者は、将来の計画については話せないとしながらも、「このベルトを強制する機能を大人向けにも広げていくことを検討はしている」と言うことです。

運転免許証を挿さないとエンジンが掛からないとか、ドライバー席でアルコールを検知したら梃でも動かないとか、自動車の悲惨な事故が起こるたびに言われるアイデアではありますが、このような予防装置・安全装置がこれからもいろいろ追加されていくのでしょうね。いいと思いました。