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ネットの事件

とある心拍数測定アプリ、ピーナッツバターバーの脈を測ってしまう

スマートフォンのカメラに乗せた指から心拍数を測定する、といううたい文句のiPhone アプリに、Reese ブランドの「究極のピーナッツバター愛好者」というお菓子を使って実験をする人

ピーナッツバターバーの心拍数が60前後と出てしまっています。

App Store でのこのアプリの評価は以下のようなものだったそうです。

今はもう、このアプリはストアに存在しないことになっていますが、明らかに今回の炎上を受けてのことであって、それまでは高評価がついて多くの利用者がいたようですね。

販売元のサイトも消えています。消えるまえのサイトはこんな感じ。社員の多くは写真素材サイトからのもの、他のアプリというのもフェイク。

指先の色か何かをみて測定してるからパッケージのオレンジ色でも出る、だけで本当に心拍数を測れるのかもしれませんが、サイトやレビューを掘り下げている人たちの反応を見る限り、短期間でフェイクアプリを作り上げ、そこから無理のある課金への誘導を行って荒稼ぎするという販売者がいるようですね。

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技術

Smart Kegerator – ビールサーバーから誰がどれだけビールをついだかを自動的に記録する工作

アルミの樽からビールなどの飲料を注ぐ機械、英語ではKegerator と言うんですね。

Smart Kegeratorは、名前の通り「かしこい」ビールサーバーです。

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ビールサーバーの奥にディスプレイが。

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ディスプレイは、カメラで撮った注ぎ手の顔を認識し、その名前を表示しています。ビールをついだ分量も表示されます。

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サーバーの台裏に取り付けられたラズベリーPiのモジュール

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ビールの管には、流量センサがつけられており、これがラズベリーPiへ注がれたビールの量を通知するというわけ。

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ディスプレイはタッチパネルを搭載しており、各利用者のサーバー仕様履歴を確認することもできます。

このシステム、顔認識が自動的にされて、個人ごとに記録されていくのがいいですね。ビールを注ぐ時に自己申告で名前を選択、というような仕組みだったら、すぐに誰も守らなくなるのは目に見えています。

家の中にビールサーバーが有って、そのコストを飲んだ分量に合わせて負担する、というのはいったいどういう状況か? ルームシェアで同じ家の中に何人もが住んでいるということのようです。

使われている部品やソースコード(QT, C++, Python)はすべて公開されているため、技能があれば同じものを作ることも可能です。

この作者の今後の予定としては、表示部分のUI改善、注いだグラスを重量計でも測るようにして分量をより正確に測定する、部屋の気温ではなくビール自体の温度を測るようにする、赤外線ライトをつけて顔認識の精度を向上する、などを考えているそうです。

via Smart kegerator can keep track of how much beer your friends drank – The Next Web