カテゴリー
Uncategorized

Treeware – 作者に植林で返すソフトウェアライセンス

ツリーウェアは、ソフトウェア利用者が木を買うことで感謝を示せるタイプのソフトウェア配布の仕組みです。

Treeware のサイトでは、気候危機に対する対策の一つとしての植林プロジェクトを紹介し、

フリーウェアの作者に対して、感謝の気持ちを植林プロジェクトへの寄付として受け取れるよう、ライセンスの提案やツリーウェア化の呼びかけをしています。

Treewareのサイトでは、Treeware形式で配布しているソフトウェアを検索できます。現時点で130個以上のソフトウェアが登録されているようです。

Treeware であることを示すバッジも用意されていて、このようにGitHub 上のプロジェクトリポジトリに表示されているものもありました。

バッジから辿れるEcologiのサイトでは、寄付金額と、金額に応じて何本の植林がされるかが選べるようになっています。

世界各地での植林や森林を守る活動が紹介され、寄付の時に希望すれば名前を寄付したところに表示してもらうことも可能のようです。

via Hacker News

カテゴリー
Android

Fairphone – 社会にやさしいスマートフォン

フェア(公平な、正しい)電話という名前の新しいスマートフォン Fairphone は、Conflict-Free (衝突・葛藤から自由な)なケータイと名乗っています。

fairphone-top

このFairphone、スペックだけを見ると4.3インチ液晶、クワッドコアCPU、両面カメラの、特に変わったところのない普通のAndroidスマートフォンですが、こだわりはスペックではなく、社会との関わりにあるようです。

fairphone-pitches

  • (紛争地域ではない)コンゴ民主共和国産のスズ・タンタラムを使用
  • 工場従業員の昇給や作業環境改善を意識した中国の工場で生産
  • 売り上げの一部を発展途上国の電子製品ゴミ回収に寄付
  • 将来は古くなったFairphoneの中古買取を計画
  • SIMの二枚挿しが可能 – プロバイダー選択の自由度や、発展途上国での長期利用に貢献
  • バッテリーは自分で取り外して交換可能 – 長期利用やリサイクルにもつながる
  • ルート権限開放 – 好きなOSを入れられる
  • 制作・コストの透明化 – 部品代や部品メーカーの内訳を出来る限り公開

ざっと見た感じ、既存のスマートフォンに対するアンチテーゼとしての存在を目指しているようです。

バッテリー交換をできなくして儲けを増やそうとしたり、発展途上国の劣悪な工場で子供まで働かせて作らせたり、独自の改造OSで他キャリアで使えなくしたり、といった既存の携帯電話の色々な問題点に不満がある人たち向けに、じゃあどんな電話だったらいいのか、というのを考えて組み立てていった製品なんでしょうね。

5000台の注文が入ったら生産を開始する、というクラウドファンディング形式で、既に2000台以上の注文が来ているようですね。社会貢献のところを差し引いても、SIM2枚挿しや最初からroot化されているところは面白いかなと。

価格は325ユーロ(43,000円(391ドル))、6月上旬までの注文で初回の注文を締め切り、この秋に届くそうです。残念ながら初回のはヨーロッパのみで販売ということ。

via Fairphone – Conflict-free Smartphone | FreshnessMag.com