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データ可視化

Commute Time Map – 一定時間内にたどり着ける範囲を示せる地図サービス

「ピカデリーサーカスから電車で20分」と「ブリクストンから車で10分」の2つを指定した地図。すべての条件が成り立つ領域だけを表示させたりすることもできます。

いわゆる「等時間地図(isochrone map)」と呼ばれるタイプの地図で、地図上の地点間の所要時間を大量に集めないと描けないものです。

徒歩で指定した時は、時間内で行ける範囲は円形に近い形となります。

「東京駅から電車で30分」、絶対にこれは違いますね。電車利用は線路沿い、自動車は高速道路沿いにそって大きく伸びそうなものですが、時間を伸ばしても思ったほど距離が伸びてないような気もします。

「ロンドン中心部から電車で30分」だともう少しそれっぽい範囲が出てくるので、このサービスが使っているIsoline APIが日本の電車に未対応なのでしょう。残念。

ある一か所から一定時間内でどこまでいけるかだけでなく、複数地点からの到達を条件にできることで、どんな使い方が考えられるでしょうか?

別々の会社で働く3人の友人が、徒歩・徒歩・自転車でランチを食べに集まるとして、全員が同じぐらいの時間がたどり着けるのはどこか、みたいなのを可視化することができるかもしれません。

また、同棲カップルがお互いの職場からの時間ができるだけ短くなるところをみつける、みたいなのに使えるかもしれませんね。通勤時間が同じになる場所をみつけて、そこで賃貸物件を探す、とか。

電車での速い移動がもっと正確にでるようになれば、日常的に使える便利サービスになるような気がします。

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ガジェット

HoverGlide – 「衝撃を8割以上抑える」という謳い文句の、サスペンションつきバックパック

Kickstarter のクラウドファンディングで出ている HoverGlide は、歩行に伴う荷物の上下動をサスペンションで抑えることができるというバックパックです。

via GIPHY

背負っている人が歩いたリ走ったりすると、体は数センチ上下してるのですが、この時に背負った荷物も上下し、体の上下と荷物の上下が逆向きになった瞬間、衝撃が3倍の大きさになっているのだということ。体が上下しても荷物が連動しないような機構をバックパックに持たせることで、この衝撃の変化を平準化することができる、というのがこの HoverGlide の売りだそうです。

スライドする機構部分の重量も増えてしまいますし、「通勤用」の小さいパックでこの仕組みがどれぐらい有用かはちょっとわからないなと個人的には思いますが、大きなバックパックで何日も動き回るような登山・キャンプ等では、衝撃が均されることでより快適になったりするのかもしれないですね。

当初は早期プランで$349(3万8390円) から予約できたようですが、既に$499(5万4890円) 以上のプランしか残っていないようです。クラウドファンディングの商品なのでまだ確実なことは言えませんが、これだけ高価でも使ってみたいと思った人が多かったバックパックということになりますね。

via Geekologie

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工作

金魚が運転する自走水槽

米カーネギーメロン大で毎年開催される電子工作フェスティバルBuild18で先週公開されたのが、水槽の中の魚が行き先を決める車

魚が水槽の中央からどれぐらい離れているか、に応じて、進む方向と速度が決まるように作られているそうです。

普通の車輪4つなので、真横への移動は実際にはできません。下のようなオムニホイールを使うには予算が足りなかったのだとか。

ただ、インテルがもっと良い機材を支援してくれて新しいのを作る計画がある、と投稿者がredditでコメントしています。

自由に移動できるようになった金魚は、どんな散歩をしたいと思うんでしょうかね?