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doodle:ai – Wikipediaの項目からAIの描いたイラストを基に、関連する単語を当てるクイズ

doodle:aiは、AIに生成させた画像を使ったクイズゲームです。

毎日一つのお題が出ますが、左側の画像は英語版 Wikipedia のある項目の説明文からAIが作ったものです。

右側には、その説明文に含まれていたキーワードと、含まれていなかった外れのキーワードが列挙されています。これらの多くのキーワードの中から、画像の元になった Wikipedia の項目が何だったか、そしてその説明文にどんな単語が含まれているかを推理し、正しいキーワードを当てるというクイズです。

画像と無関係なキーワードをクリックすると、ヒントとなる画像が増えたり、無関係なキーワードがグレイになって次の選択肢が多少楽になります。

正しいキーワードの数は問題ごとに異なりますが、数が多い場合は全部を的中させなくてもクリアになるそうです。たとえば正しいキーワードが8語ある場合は、その中の4個を当てればクリアとなるそう。

回答結果はtwitterなどでシェアしやすい形でコピーでき、これは Wordle から始まる一連のブラウザ・クイズゲームではおなじみとなった遊び方ですね。

リリースから一週間ほどしか経ってないようですが、archive のリンクから過去のお題についても遊ぶことができます。

via Hacker News

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初代ポケモンNPCの「たんパン…」が翻訳のせいで英語memeになっていた

日本版オリジナルのセリフでは特に引っ掛かることもない普通の会話が、ちょっとした雑な英訳のせいで妙に印象深いセリフとなり、英語圏では“I like Shorts!”(ショーツ大好き!)というmemeになっているそうです。

1996年、ゲームボーイ用に発売されたポケットモンスター赤・緑で出てきたNPC(Non-player character)のセリフは

たんパン うごき やすくって いいぜ! おまえも はけば?

これが、英語版では以下のようになっていたそうです

Hi! I like shorts! They’re comfy and easy to ware!

この英語版の文章を試しにGoogle翻訳してみると、

やあ! ショートパンツが好き! 彼らは快適で着やすいです!

意味の上ではオリジナルの日本語版でそんなに違うことは言ってないと思うのですが、「shorts がコンテキストによっては下着の意味になることもある」「comfortable を崩した comfy というカジュアルな単語を使っている 」ところがネイティブには引っ掛かったそうです。

また、日本語版ではこのNPCの名前は「たんパンこぞう」で、たんパンこぞうという名前のキャラクターがたんパンの良さについて語るのは、まだ文脈としてつながっています。

しかし、英語版ではキャラクターの名前が “Youngster”(子ども/若者) に変わっていて、そのへんの子ども/若者が突然(下着の方かもしれない)ショーツについてくだけた口調で熱心に語ってくる = 頭がおかしいキャラクターに絡まれしまった、という印象を持たせたことで、「なんか変だ」となり、そのおかしさが共有されてネットミームになった、ということらしいです。

英語のネットミーム情報と言えばここ、のKnow Your Meme にも”I like shorts! They're comfy and easy to wear!“の項目があるし、”I like shorts!”で検索するとファンが描いたイラストなどが出てきます。

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英語学習

“where the sun don’t shine” はなんでdoesn’t じゃないのか

なぜTikTokでアナル日光浴が流行っているのか」、たいへんバカバカしい記事(褒めてる)で面白かったんですが、

ここが英語で『太陽があたらない場所(where the sun don’t shine)』と呼ばれる

の英語で “the sun” なのに “don’t” なのなんでだろう、と引っ掛かって理由を探してみました。

FarlexのThe Free Dictionaryでは don’t でも doesn’t でも両方の項目が出てきて、どちらでも同じ意味のよう。今回の「おしりの穴」という意味は2番目の項目で、第一義はやはり言葉通りの「陽の当たらない場所」という意味らしいです。

doesn’t の方には “Don’t” is used as a colloquial way of saying “doesn’t.”(don’t は doesn’t の口語的表現)とあり、話し言葉で使われるということ。

ではなぜ話し言葉で使うのか? Stack Exchangeの英語掲示板での回答を読むと、方言とか階級とかそういったものの違いを表すのに、わざと標準的でない言葉遣いをしているから、という意見が多いです。

そもそもこの Stack Exchange の質問で訊かれたのは “That don’t impress me much”(あまり感心しないね)という歌のタイトルでしたが、他にも6個ほど、曲のタイトルやアルバムのタイトルが「正しくない」don’t を使っている例として挙がっています。

細かなニュアンスはまだわかりませんが、バカな話題を話すのに文法を間違えることで文法を間違えるような人になり切って話したから、ということでしょうか。悪意がないのか見下したような感じなのかまではわからないので、自分で使いこなそうとするのは難しそう。