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ポータブル3DプリンターPortabeeが6万円を切る価格で登場

なんだか3Dプリンターの話題が熱いようですね。

3Dプリンターはすごいけど、まだまだ進化の初期段階のもので、どんなものでも作れる、みたいな事を言ってるならそれは誇大宣伝で、「3Dプリンタが革命を起こすのは10年以上…贔屓目に見ても5年以上先」ということらしいですが、その未成熟な分野で、据え置きの3Dプリンターだってまだまだ安くもならず普及もしていないというのに、ポータブル型を出してきた企業が現れました。

Portabeeは、「世界初のポータブル3Dプリンター」であることを売りにした3Dプリンターで、最大12センチ四方の立体をプリントすることができます。

「なぜポータブルだといいのか?」という疑問に対しては、「デザイナーが出先で、クライアントからの意見を聞いて手直しした試作品をすぐに打ち出せる」「学校が生徒に宿題作成用に貸し出せる」「芸術家がお気に入りのカフェでチーズケーキとお茶を楽しんでいる時に突然やってきたクリエイティブなムードにも、ラップトップとPortabeeを取り出してすぐに対応できる」といった利点が述べられています。

価格は$680(7万4800円)(56,000円(509ドル))、自分で組み立てるキットなら$480(5万2800円)(39,000円(355ドル))で買えるようです。

このPortabee本体中の部品も、Portabee自身で作成している(!)そうで、今注文すると3週間ぐらいかかりますが、3つの色から好きな色を選んで作らせることができるということ。

via ニュースリリース受信

3Dプリンター銃 – 家で成型したAR-15ライフルで実際に弾を撃った男

3Dプリンターを使ってライフルの本体を成型し、実際に200発の銃弾を撃った、という個人のレポートがあるフォーラムに上がっています
3dprintedar15
実際に3Dプリンターで作られたのは、lower(台座)の部分のようですね。
3dprintedar15lower
ABS樹脂でプリンターから打ち出された台座は、オリジナルのメタル製の設計図から、プラスチック&3Dプリンターで作る場合の理に適うように変更が加えられて作られたそうです。
ライフルのlower部分は、それだけでも銃器と認識され、アメリカでも売ったり配ったりすれば違法だそうですが、作るだけなら法には触れないということ。
今回の銃はStratasys社の古い3Dプリンターで作ったそうで、3Dプリンター側の技術の進化で実現した、というわけではなさそうです。どちらかというと、道具はずっとあったけれど誰もやってみた人がいなかった、ということになるのでしょうか。
パソコンから好きな形の物体を成型できる3Dプリンター、価格も下がってきて工作好きな人なら家庭にも導入という人も増えていると思います。銃弾やネジ等は3Dプリンターじゃ作れないだろうと思いますが、それらのパーツだけ持っていれば、あとは3Dプリンターで大きな部品を作り、製造番号も入手経路も不明な銃が突然どこかの家に現れる、という時代も近いのかもしれないですね。そうなったら取り締まる方もたいへんそうです。
via First working 3D-printed firearm built

太陽光と砂漠を3Dプリンターに変えてガラス状の立体物を作るSolar Sinter

Solarsinterglassbowl
マーカス・カイザーさんがサハラ砂漠で実験してみせたのは、太陽光を使って砂漠の砂を焼結させ、ガラス状の器を作るSolar Sinter(sinter = 焼結)
エネルギー供給への不安と原材料不足という二つの問題に対する回答となるこのプロジェクトでは、その両方がふんだんに存在する砂漠で、砂という原材料と太陽光というエネルギーを使って、三次元のガラス状の物体を作るというのを実演してみせています。
この機械の台の上に砂を巻き、その上をレンズで集められた太陽光が動いていくと、その部分が固まります。
Solarsinsterworking
さらに砂を重ねて、別の層を別の形に固めます。これを繰り返して、最後に固まっていない砂を取り除くと、オブジェクトが出来上がっています。
Solarsinsterworking2
機械を設置したり、砂を撒いたり取り去ったり、できあがった器を別の場所に移したりというのは、今回はカイザーさんが人力でやっているわけですけれども、ここのところをロボットで(もちろん太陽光発電で)動かすことができ、装置も大きくできるなら、いずれは砂漠の中で勝手に増殖していく建造物も作れたりするのではないでしょうか。
さすがにこれで人が住むような家やビルは作れないかもしれませんが、テトラポット的なものが作れて、日陰や水分が溜まるところなんかも作れるなら、ただ砂漠のままというよりは緑化等もしやすいのではと思ったりもします。
以下動画です。ちょっと長いですが砂から物体が浮かび上がってくるのはなんとも驚きますね。

Markus Kayser – Solar Sinter Project from Markus Kayser on Vimeo.

via Solar Sinter by Markus Kayser « MakerBot Industries

N12 bikini – 世界初の3Dプリンターで打ち出されたビキニ

これが、世界ではじめて、立体物を印刷できる3Dプリンターを使って作られて市販されるビキニの水着だそうです。
N123dprintedbikini1
ナイロン12という素材を使って3Dプリンターで打ち出したこの水着は、一番薄い部分で7ミリメートル。バネのような部分や糸のような部分を作ることもできて、縫い合わせる必要もなく一体成型されています。
N123dprintedbikini2
これまでも実験的なものはあったそうですが、着心地も考慮されて、複数のサイズも用意された上で市販するのはこれが最初だとか。
N123dprintedbikini3
小さな円形を組み合わせて大きな水着を作る設計図。
N123dprintedbikini4
将来的には、着る人の体型をスキャンして、その体型にぴったりとフィットする形の衣類をその場で計算し、3Dプリンターで作成するということまで考えているそうです。
こちらが解説ビデオ。ビキニのいろんなところを折り曲げたりしてみせてくれます。3Dプリンターで作ったにしては柔軟に曲がりますね。

N12.bikini – Intro Video from Continuum Fashion on Vimeo.

一つ一つのパーツをどのように隣のパーツとつなげるかで、曲がりやすいところ、曲がりにくいところを作っているということ。
この技術が進んでいけば、新しいデザインの服を作っても、それを配送する必要が無くなりますね。3Dプリンターのあるところに設計図を送るだけで、世界のどこでもその服が手に入るわけです。プリンターのインクにあたる原料さえ補充すれば、同じものを複数出したり、色違いを出したりも。家庭用3Dプリンターが実用的な値段で買えるようになったら、店舗に行く必要すらありません。
via Continuum Fashion : N12 and N12 3D Printed Bikini via Gizmag